SDGsとは?意味や17の目標をわかりやすく解説

2021年09月30日

最近ニュースなどで耳にすることが増えた「SDGs」ですが、どのような意味を持つ言葉なのかご存知ですか?この記事では、SDGsとは何か、17の目標、日本で行われている取り組みなどについてご紹介します。

環境に優しい、エバーグリーンの「CO₂フリープラン」

『エバーグリーン』は、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力です。

エバーグリーンの「CO₂フリープラン」に加入すると、電気を使用したときのCO₂排出量が実質ゼロになります。

CO₂フリープランの詳細はこちらからご覧いただけます。

SDGsとは?

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことです。

2015年9月に行われた国際サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が全会一致で採択され、そのアジェンダの中にSDGsが記載されています。

17のゴール(目標)と169のターゲットから構成されており、先進国や途上国を問わず、参加するすべての国の方が対象です。

地球上の「誰一人取り残さない」ことを原則に、日本をはじめ世界各国が目標達成を目指しています。

SDGsの達成のために国や企業がさまざまな取り組みを行っていますが、それだけで達成するのは厳しいのが現状です。

2030年までの達成に向けて、私たち個人もSDGsの意味を理解し、できることから積極的に行うことが重要となります。

SDGsができた背景

世界中ではこれまでに、貧困や感染症、気候変動、戦争など数多くの課題がありました。

現状のままでは、地球上で安定して暮らし続けるのは難しいと心配されています。

これらの危機感から、世界中のさまざまな人々が話し合いをして、課題を整理した上で、解決方法を考えて具体的な目標を立てたのがSDGsです。

前身のMDGsとの違い

SDGsが採決された以前に、2015年までに達成すべき8つの目標を掲げたMDGs(ミレニアム開発目標)がありました。

MDGsは2000年9月に国連ミレニアム・サミットで採択され、目標としていた2015年までに一定の成果を挙げています。

MDGsで掲げられた内容は、持続可能な開発のための2030アジェンダに引き継がれています。

MDGsの達成を目指す中で浮き彫りになった問題や、達成できなかった課題への取り組みを進めるために、新たに作られたのがSDGsなのです。

SDGsの掲げる17の目標

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先ほどもご紹介した通り、SDGsは17のゴール(目標)で構成されています。

具体的にどのような目標があるのか見ていきましょう。

目標1. 貧困をなくそう あらゆる場所あらゆる形態の貧困を終わらせる
目標2. 飢餓をゼロに 飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養の改善を実現し、持続可能な農業を促進する
目標3. すべての人に健康と福祉を あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
目標4. 質の高い教育をみんなに すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する
目標5. ジェンダー平等を実現しよう ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う
目標6. 安全な水とトイレを世界中に すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
目標7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
目標8. 働きがいも経済成長も 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の安全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
目標9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの促進を図る
目標10. 人や国の不平等をなくそう 国内及び各国家間の不平等を是正する
目標11. 住み続けられるまちづくりを 包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
目標12. つくる責任 つかう責任 持続可能な消費生産形態を確保する
目標13. 気候変動に具体的な対策を 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
目標14. 海の豊かさを守ろう 持続可能な開発のために、海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
目標15. 陸の豊かさも守ろう 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の促進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様化の損失を阻止する
目標16. 平和と公正をすべての人に 持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
目標17. パートナーシップで目標を達成しよう 持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

これら17のゴールの下には細かいターゲットが存在します。

ターゲットの数は、合計で169個です。

SDGsの達成状況は?

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SDGsが採択されてから、2022年7月現在で6年以上が経ちましたが、どのくらい達成されているのでしょうか。

最新のSDGsの達成・進捗状況を報告した『Sustainable Development Report 2022』において、各国の状況を確認することができます。

SDGsの17の目標すべてを対象にした世界ランキングの上位20位は、以下のとおりです。(括弧の中の数字は達成スコア)

  • 1位:フィンランド(86.51)
  • 2位:デンマーク(85.63)
  • 3位:スウェーデン(85.19)
  • 4位:ノルウェー(82.35)
  • 5位:オーストリア(82.32)
  • 6位:ドイツ(82.18)
  • 7位:フランス(81.24)
  • 8位:スイス(80.79)
  • 9位:アイルランド(80.66)
  • 10位:エストニア(80.62)
  • 11位:英国(80.55)
  • 12位:ポーランド(80.54)
  • 13位:チェコ共和国(80.47)
  • 14位:ラトビア(80.28)
  • 15位:スロベニア(79.95)
  • 16位:スペイン(79.90)
  • 17位:オランダ(79.85)
  • 18位:ベルギー(79.69)
  • 19位:日本(79.58)
  • 20位:ポルトガル(79.23)

2022年の世界ランキングでは、日本は165ヵ国中19位で、達成スコアは79.58点でした。

さらに日本の状況を細かく見ると、17の目標の中で、達成できているのは以下の3つです。

  • 目標4 質の高い教育をみんなに
  • 目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 目標16 平和と公正をすべての人に

達成できていない目標の中でも、特に改善が必要とされているのは下記の5つになります。

  • 目標5. ジェンダー平等を実現しよう
  • 目標12. つくる責任 つかう責任
  • 目標13. 気候変動に具体的な対策を
  • 目標14. 海の豊かさを守ろう
  • 目標15. 陸の豊かさも守ろう
  • 目標17. パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsを達成するための日本の取り組みは?

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SDGsを達成するために、世界各国がさまざまな取り組みを行っていますが、ここでは日本の取り組みを見てみましょう。

SDGs推進本部の設立

日本政府は2016年5月に、「SDGs推進本部」を設置しました。

SDGsに関わる施策の実施をする際に、関係行政機関と密に連携して効果的に進めていくことが設置の目的です。

内閣総理大臣が本部長、内閣官房長官と外務大臣が副本部長、そしてその他の全国務大臣が本部員となっています。

同年12月にはSDGs推進本部において、「SDGs実施指針」が決定されました。

「SDGs実施指針」では、2030アジェンダに掲げられている5つのP(People, Prosperity, Planet, Peace, Partnership)に対応して、8つの優先課題が掲げられています。

その8つの優先課題は、以下の通りです。

People(人間)
1. あらゆる人々の活躍の推進
2. 健康・長寿の達成

Prosperity(繁栄)
3. 成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション
4. 持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの設備

Planet(地球)
5. 省・再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会
6. 生物多様性、森林、海洋等の環境の保全

Peace(平和)
7. 平和と安全・安心社会の実現

Partnership(パートナーシップ)
8. SDGs実施推進の体制と手段

ジャパンSDGsアワード

ジャパンSDGsアワードは、2017年6月の第3回SDGs推進本部で創設が決定し、2017年に第一回が行われ、そこから毎年続いています。

このアワードでは、SDGsを達成するために優れた取り組みを行っている企業や団体などに賞が贈られます。

分野別の取り組み

日本では分野別でさまざまな取り組みが行われています。

下記が一例です。

【防災の取り組み】

  • 防災の主流化や、「世界津波の日」の普及・啓発を推進
  • 「仙台防災協課イニシアティブ」の成果を公表し、後継策を打ち出す

【保健の取り組み】

  • 基礎的医療サービスの供給、国内予算の保険への配分向上等、保健システムの強化
  • 健康長寿や認知症施策の推進

【教育の取り組み】

  • 基礎学力の保障、学びの改善など
  • 産業、特に科学技術イノベーションを担う人材育成

【女性のエンパワーメントの取り組み】

  • 途上国での女性・女児の経済的・社会的エンパワーメントに向けた女子教育の推進
  • 女性が将来の職に備え、職業選択における平等な参加を実現する上で、STEM(科学、技術、工学、数学)関連の訓練及び職業へのアクセスを確保・向上

【気候変動・エネルギーの取り組み】

  • 環境と成長の好循環に向けて、グリーン・ファイナンスの活性化、ビジネス主導の国際展開、イノベーションの促進
  • 日本の幅広い低炭素・脱炭素技術を世界に提案し、エネルギー転換を推進

【海洋プラスチックごみの取り組み】

  • 3Rや廃棄物処理に係る制度構築及びインフラ整備への支援、民間投資や官民連携の推進
  • 代替素材等に関するイノベーション

【関連記事】3Rってなに?日本における施策や私たちにできる取り組みを解説

エバーグリーンの「CO₂フリープラン」でSDGs目標達成に貢献

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SDGsの17の目標を達成するためには、私たち一人ひとりの取り組みが重要です。

SDGs達成に貢献できる方法はたくさんありますが、そのひとつが地球に優しいエコな電気を使うことです。

エコな電気とは、太陽光やバイオマスなどの再生可能エネルギーを使った電力のことで、CO₂を排出せず(もしくは増やさず)、また化石燃料への依存度を下げる効果も期待できます。

もしエコな電気を選びたいという方は、新電力『エバーグリーン』「CO₂フリープラン」を候補に入れてみませんか?

エバーグリーンは、東証プライム市場上場で国内トップクラスのバイオマス事業者である『イーレックスグループ』の一員です。

電力事業20年以上の実績があり、電気契約数は20万件を超えました。

エバーグリーンにはさまざまなプランがありますが、なかでも注目いただきたいのが、「CO₂フリープラン」です。

CO₂の排出量が実質ゼロに

エバーグリーンの「CO₂フリープラン」に加入すると、家庭の電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになります。

年間で削減できるCO₂排出量は、一般的な家庭で1785kg-CO₂/年です。

これは、約130本の杉の木が年間で吸収するCO₂量に相当します。

※300kWh/月×12か月×0.496kg-CO₂/kWh(平成29年度全国平均係数)より算出
※杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

CO₂フリープランについてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ一度エバーグリーンの公式ホームページをご覧ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

SDGs達成のために自分ができることで貢献しよう

SDGsとは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことです。

SDGsを達成するため、国や企業がさまざまな取り組みを行っていますが、私たち一人ひとりの行動も鍵を握っています。

SDGs達成に貢献できる方法はたくさんありますが、何からはじめれば良いかわからないという方は、エコな電気を使うことからスタートしませんか?

『エバーグリーン』「CO₂フリープラン」なら、地球温暖化防止に貢献でき、しかも電気代が今よりおトクになるかもしれません。

ぜひこの機会に、CO₂フリープランへの切り替えを検討してみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典:外務省|SDGsとは?)
(出典:外務省|ミレニアム開発目標(MDGs))
(出典:外務省|「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択する国連サミット)
(出典:外務省|持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組)
(出典:外務省|日本 持続可能な開発目標(SDGs)実施指針)
(出典:外務省|ジャパンSDGsアワード)
(出典:外務省|SDGs達成に向けた日本政府の取組)
(出典:Sustainable Development Report|Rankings)
(出典:Sustainable Development Report|Japan)
(出典:首相官邸|持続可能な開発目標(SDGs)推進本部)

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