【2025年最新版】マイニング電気代はいくら?仮想通貨マイニングの電気料金を徹底解説

ビジネス関連
2023年6月27日

ビットコインなどの仮想通貨をマイニングする際に、最も気になるのが電気代です。マイニングを実施もしくは検討している方にとって、電気代のコストは収益性を左右する重要な要素です。今回は、マイニングの電気代の計算方法や、コスト削減のポイントなどについてお伝えします。

目次

【目次】

マイニングは電気代がかかる

マイニングが電気代で赤字にならないためには

電気代や環境に優しいマイニングの方法とは

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※この記事は、2023年6月27日に公開した記事ですが、2025年6月1日に文言やデータ、その他の部分を追記‧更新しました。

マイニング電気代とは?

仮想通貨のマイニングと電気代の関係は 

マイニングとは、簡単に言えばビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を新規に発行することを指します。

仮想通貨は、分散型台帳と言われるブロックチェーンの技術が使われています。データはブロックごとに記録され、改ざんに対する耐性を持つブロックを、チェーンのようにつないで蓄積する仕組みです。

取引データを承認したのちに、データをブロックチェーンのブロックに保存し、その一連の作業に対する報酬として仮想通貨を獲得する行為がマイニングになります。

マイニングの名称は、そのプロセスが鉱山から鉱夫が金を掘る(マイニング)に似ていることから名付けられました。

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ビットコインのマイニング電気代と世界の総電力消費量は

マイニングをするには高度な処理能力を持つコンピューターが必要になります。専用のコンピューターを24時間稼働することが多いため、電気代が高くなる可能性があります。

世界的に見ると、ビットコインのマイニングによって消費されている電力が膨大になっていることが指摘されています。

ケンブリッジ大学では、ビットコインの電力消費指数を公開しています。20235月時点での、ビットコインのマイニングによって消費される年間の推定電力量は141.89TWh(テラワットアワー)となっています。

日本の年間電力消費量は、2021年が916TWhでした。つまり、ビットコインの年間消費電力量は、日本が1年間に消費する電力量の約15%に相当することになります。もちろん、多くの国の年間電力消費量を上回っています。マイニングには膨大な電力が費やされているのです。

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マイニング電気代の計算方法とは

マイニング電気代の計算方法と計算サイト

では、個人や企業でマイニングをする場合に、どれくらいの電気代がかかるのでしょうか。

マイニングの電気代は、消費電力量(kWh×電力量料金(円/kWh)×稼働時間×稼働日数で求められます。公益財団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が、2025年5月現在で「新電力料金目安単価」として示しているのは、1kWhあたり税込み31円です。

つまり、24時間マイニングを続けた場合の1か月(30日間)の電気代は、消費電力量(kWh×31×24時間×30日間で求められます。

仮想通貨のマイニングには、マイニングマシンを使用します。「CPU」「GPU」「ASIC」といった種類の計算処理装置が使われたマシンが主流になっています。

CPU」を搭載した一般的なパソコンの消費電力は約100W。この場合、1か月稼働させた場合の電気代は、100W÷1000×31×24×302232円になります。

GPU」を搭載したマシンは、350W程度のものから、750Wといった消費電力が大きいものもあります。350Wの場合、同様に計算すると7812円です。

ASIC」は、マイニングに特化した、高い計算能力を持っているマシンです。1時間あたりにマイニングできる通貨の量が多い一方で、消費電力は大きいもので2000Wになるものもあります。2000Wで計算すると、電気代は4万4640円と高額になります。

これらはあくまで目安です。ただ、マシンの種類によって、電気代にも大きな差が出ることがわかります。

マイニング電気代やマイニングの収益性について目安を調べたい場合は、簡単に計算ができるサイトなどもあります。参考にしてみてはいかがでしょうか。

マイニングの電気代は経費になる?

このように、仮想通貨のマイニングをするために専用のマシンを24時間連続して稼働すると、それなりに電気代がかかります。もちろん、事業としてマイニングを行う場合は、マイニングにかかる電気代は経費として認められます。

ただ、自宅などでマイニングを行う個人事業主の場合は、マイニング以外にも電気代がかかっています。マイニングにかかる分と、自家用の消費による分を按分して、電気代を計算する必要があります。

マイニングに関しては、マシンの購入費用も経費になります。その一方で、運用する際のランニングコストでは、最も大きいのが電気代です。

マイニングによって赤字にならないためには、まずマイニングにかかる電気代をしっかり把握する必要があります。もしもマイニングの収益よりも電気代が上回ってしまった場合には、電気代の節約を検討しましょう。

マイニング電気代で赤字にならないためには

マイニング電気代が少なくて済むマシンを使う

電気代を節約しようと考えた場合には、消費電力が小さいマイニングマシンを使う方法があります。その際に見る数値がハッシュレートです。

ハッシュレートは、マイニング動作において、1秒あたりの計算力や採掘速度を表す数値です。ハッシュレートあたりの消費電力が小さいマシンであれば、同じ消費電力でも高いパフォーマンスを得ることができますし、消費電力を抑えて電気代を抑えることもできます。

このように、ハッシュレートと消費電力のバランスは、マイニングマシンを選ぶ際の重要なポイントになります。

マイニング電気代を再エネ電力で節約する

効率の良いマイニングマシンを選ぶ以外に考えられる電気代の節約方法としては、再生可能エネルギーによって生み出した電力を使う方法があります。

自宅の屋根などに太陽光発電設備を設置すれば、発電した電力をマイニングに使うことができます。もちろん、マイニング以外の用途にも電力が使えるほか、余剰分の電力を電力会社に売電することも可能です。

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