二季とは?日本の四季が二季化する原因と私たちの暮らしへの影響をわかりやすく解説

ライフスタイル
2026年6月26日

「二季」とは、長く暑い夏と寒い冬が中心となり、春と秋がごく短くなった季節のあり方を指す言葉です。この記事では、二季という言葉の意味や四季が二季化する原因、私たちの暮らしへの影響をわかりやすく解説します。

目次

二季とは?言葉の意味と注目される背景

近年、「日本の四季が二季になりつつある」という言葉を耳にする機会が増えました。まずは、二季がどのような季節のあり方を指すのか、その意味と注目される背景を整理していきましょう。

「二季」が示す季節のあり方

二季とは、長く暑い夏と寒い冬が1年の大半を占め、春と秋がごく短くなった季節のあり方を指す言葉です。

これまでの日本は、春・夏・秋・冬の4つの季節がバランスよく巡り、四季折々の変化を楽しめるのが特徴でした。

ところが、近年では「寒さが和らいできたかと思えば一気に暑さが増し、涼しさを感じる間もなく冬が訪れる」と感じる方が増えています。こうした「春と秋が感じられにくくなった気候」を表す言葉として、二季が使われるようになりました。

四季との違いと「二季化」

四季と二季の大きな違いは、季節の数とそれぞれの長さのバランスにあります。

四季では春・夏・秋・冬がそれぞれまとまった期間続きますが、二季では夏と冬が長くなり、春と秋が極端に短くなります。こうして四季のバランスが崩れ、二季に近づいていく変化「二季化」と呼ばれています。

二季や二季化という言葉は、気候の変化を身近に感じる表現として、ニュースやメディアでも広く取り上げられるようになりました。

日本で二季化が進んでいる現状

夏の街中でハンディファンを使う女性。夏が長く厳しくなっていることを表す写真。

季節が二季化しているという変化は、感覚的なものにとどまらず、実際の気温や季節の長さのデータとしても表れ始めています。

ここでは、日本で実際にどのような変化が起きているのかを見ていきましょう。

夏が長くなり春・秋が短くなっている

二季化の現状を示すものとして、三重大学の研究グループが行った季節の長さの分析が注目されています。

この研究によると、1982年〜2023年までの約42年間で、日本の夏の期間は約3週間長くなっています。一方、冬の期間はほとんど変わらず、その分春と秋が短くなっていたことが報告されました。

夏が前後に広がることで、春から夏、夏から秋への移り変わりがあいまいになり、結果として春と秋を感じにくくなっているのが現状です。

植物などの生き物に表れている変化

二季化は、季節を映し出す植物など生き物の様子にも表れています。なかでもわかりやすいのが、春の訪れを告げる桜(ソメイヨシノ)の開花です。

環境省によると、桜の開花は地球温暖化の影響で年々早まっています。東京では1960年代に3月30日頃だった開花が、2000年代以降は3月22日頃が平均となり、2021年には観測史上もっとも早い3月14日に開花しました。

東京の3月最高気温平均と桜の開花日平均の年代別推移を示すグラフ。気温の上昇とともに、1960年代に3月30日頃だった開花日が2000年代以降は3月22日頃まで早まっている。

出典:環境省「デコ活」

一方で、鹿児島県のような暖かい地域では、今のところ開花日に大きな変動は見られていません。ただし、将来的には、暖地では冬の寒さが足りずに花芽が目覚めにくくなり、かえって開花が遅れる可能性があることが懸念されています。

こうした変化は、暦の上の季節と実際の気候とのずれが広がっていることを示しており、二季化を身近に感じさせる現象のひとつです。

四季が二季化する主な原因

温度計と右肩上がりの折れ線グラフ。気温の上昇と「二季化」の進行を表すイメージ。

なぜ日本の四季は二季へと近づいているのでしょうか。その背景には、深刻化する地球温暖化の影響と、日本周辺の海の変化が深く関わっています。

地球温暖化による気温の上昇

二季化のもっとも大きな原因と考えられているのが、地球温暖化による気温上昇です。気象庁によると、日本の年平均気温は100年あたり約1.44℃の割合で上昇しています。

日本の年平均気温偏差の経年変化(1890年代〜2020年代)を示す気象庁のグラフ。100年あたり約1.44℃の割合で上昇しており、近年は高温の年が目立つ。

※細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均値、直線(赤):長期変化傾向
※基準値は1991〜2020年の30年平均値

日本の年平均気温偏差(出典:気象庁

特に、1990年代以降は高温の年が目立つようになりました。さらに、2025年の夏は平年を2.36℃上回り、1898年の統計開始以降もっとも暑い夏を記録しています。

このように、気温全体が底上げされると、夏の暑さが早く始まり、なかなか終わらなくなります。本来なら春や秋だった時期まで夏に飲み込まれ、過ごしやすい季節が押し縮められる形になり、二季化が進みやすくなります。

日本周辺の海面水温の上昇

気温だけでなく、日本周辺の海面水温の上昇も二季化を後押しする重要な要因です。

気象庁によると、日本近海の海面水温は100年あたり約1.36℃の割合で上昇しており、これは世界全体の平均(約0.63℃)の2倍以上のペースです。

日本近海の平均海面水温(年平均)の平年差の推移を示す気象庁のグラフ。100年あたり約1.36℃の割合で上昇している。

※青丸:各年の平年差、実線(青):5年移動平均値、実線(赤):長期変化傾向
※平年値は1991年〜2020年の30年間の平均値

日本近海の全海域平均海面水温(年平均)の平年差の推移(出典:気象庁

海は温まりにくく冷めにくいという性質があり、いったん海面水温が高くなると、その状態が長く続きます。

海面水温が高い状態だと、大陸からの暖かい空気が日本近海で冷やされることなくそのまま運ばれてくるため、夏の到来が早まるとともに、暑い時期が長く続く一因になります。

三重大学の研究グループも、海面水温の上昇が夏の長期化や二季化に関わっていると指摘しています。

二季化が私たちの暮らしにおよぼす影響

炎天下の路上で日傘をさし、額の汗をぬぐう女性。猛暑による体への負担を表す写真。

二季化は、私たちの健康や食、毎日の暮らしにもさまざまな影響をおよぼします。ここでは、その代表的な例を見ていきましょう。

二季化による健康面への影響

二季化によって暑い時期が長期化すると、まず心配されるのが健康への影響です。

2025年の夏は、全国のアメダスで観測された猛暑日(最高気温35℃以上)の地点数が9,385地点にのぼり、過去最多を記録しました。暑い時期が長く続けば、それだけ熱中症のリスクが高まる期間も延びます。

全国のアメダス地点で観測された猛暑日の地点数の積算を年ごとに比較した気象庁のグラフ。2025年は9,385地点に達し、過去最多を記録した。

全国のアメダス地点で観測された猛暑日の地点数の積算(出典:気象庁

さらに、夜になっても気温が下がりにくい日が増えると、睡眠の質が落ちて体に疲れがたまりやすくなり、体調を崩す原因にもなります。

また、春や秋が短くなることで、私たちの身体は急激な気温変化にさらされることになります。季節の移り変わりに慣れる間もなく寒暖差にさらされると、体調管理が難しくなるため注意が必要です。

農業や食、暮らしへの影響

二季化は、私たちの食卓を支える農業や、季節を楽しむ暮らしにも影響をおよぼします。

実際に、農林水産省の調査では、高温によってお米の品質が落ちる「白未熟粒(しろみじゅくりゅう)」が西日本の50%〜60%の地域で発生したほか、りんごの着果不良ぶどうの着色不良みかんの日焼け果など、全国の産地で高温による影響が報告されています。

また、暮らしの中にも変化は表れています。学校現場では、熱中症を防ぐために秋の運動会を11月に延期したり、屋内で実施したりと、行事のあり方の見直しが進んでいます

二季化によって桜の開花時期がずれ込むことで、お花見などの季節ならではのレジャーにも影響が出るでしょう。

二季化の進行を和らげるためにできること

緑豊かな自然を背景に、両手のひらに乗せた電球と地球。地球温暖化対策と再生可能エネルギーを表すイメージ。

二季化の背景には地球温暖化があります。地球規模で対策すべき大きな問題ではありますが、私たち一人ひとりが個人レベルで取り組めることもあります。

それが、家庭で使う電気を再生可能エネルギー由来のものに切り替えることです。

地球温暖化の進行を抑制するために重要なのが、温暖化の原因であるCO₂排出量を削減することです。実は、家庭からのCO₂排出量のうち、約半分は電気の使用に由来しています。

太陽光や風力などの再生可能エネルギーでつくられた電気は、従来の火力発電とは異なり、発電の過程でCO₂を排出しません

家庭から排出されるCO₂のうち、もっとも大きな割合を占める電気を再生可能エネルギー由来のものに切り替えることで、CO₂排出量の大幅な削減につながります。

エバーグリーンの再生可能エネルギー100%の電気で暮らしから脱炭素を

苔の上で温かく光る電球。環境にやさしい電気・再生可能エネルギーを表すイメージ写真。

最近では、再生可能エネルギーを積極的に扱う電力会社も増えています。ここでは、再生可能エネルギー100%の電気を提供する新電力『エバーグリーン』をご紹介します。

切り替えるだけで家庭のCO₂排出量が実質ゼロに

エバーグリーンは、国内有数のバイオマス発電事業者であるイーレックスと、東京電力エナジーパートナーの共同出資により設立された電力会社です。

すべてのプランで再生可能エネルギー100%のエコな電気を提供しており、切り替えるだけでご家庭の電気の使用で発生するCO₂排出量を実質ゼロにできます。

具体的には、一般的なファミリー世帯がエバーグリーンに切り替えた場合、1ヶ月あたり約127kgものCO₂排出量を削減できます。これは、杉の木およそ9本分の植林効果に相当します。

※CO₂排出量は令和5年度全国平均係数(0.423kg-CO₂/kWh)をもとに計算
※植林効果は「森林の二酸化炭素吸収力」(関東森林管理局/林野庁)をもとに、杉の木1本当たりの年間CO₂吸収量を14kgとして計算

電力会社をエバーグリーンに切り替えるだけで、暮らしから無理なく脱炭素に取り組めるのが魅力です。

基本料金0円のおトクな「スマートゼロプラン」

夏が長くなり冷房を使う期間が延びると、電気代が気になる方も多いでしょう。

エバーグリーンが提供する『スマートゼロプラン』は、再生可能エネルギー100%の電気を使いながら、よりシンプルでおトクな料金体系で電気を利用できるプランです。

  • 基本料金が0円
    スマートゼロプランは毎月の基本料金が0円のため、旅行などで長期間不在にする場合も無駄な固定費がかかりません
  • 料金単価が一律
    一般的なプランは電気を使用するほど料金単価が上がる仕組みですが、スマートゼロプランならどれだけ使っても料金単価が変わりません。エアコンを長時間使用する夏・冬でも、単価の変動を気にせず安心して電気をご利用いただけます

さらに、Webからの新規お申し込みで、Amazonギフトカード5,000円分がもらえるキャンペーンも実施中です。

切り替えの手続きはWebから約5分で完了し、今お使いの電力会社への解約連絡も不要です。ぜひこの機会に、エバーグリーンへの切り替えを検討してみましょう。

※Amazonギフトカード提供の適用条件はエバーグリーン公式サイトをご確認ください

二季化を知り、できることから始めよう

日本で二季化が進んでいる背景には、地球温暖化による高温と海面水温の上昇があります。二季化は健康や食、季節を楽しむ暮らしにも影響をおよぼす身近な課題です。

暮らしに欠かせない電気を再生可能エネルギー由来のものに切り替えることは、家庭で無理なくできる効果的な温暖化対策のひとつです。

ぜひエバーグリーンのスマートゼロプランで、暮らしから手軽に脱炭素を始めてみましょう。

二季についてのよくある質問(Q&A)

Q. 二季とはどういう意味ですか?

二季とは、長く暑い夏と寒い冬が1年の大半を占め、春と秋がごく短くなった季節のあり方を指す言葉です。四季のバランスが崩れ、夏と冬の二つの季節が中心になっていく変化は「二季化」と呼ばれています。

Q. 日本はいつから二季化していると言われていますか?

明確に「この年から」と区切れるものではありませんが、三重大学の研究では、1982年~2023年までの約42年間で夏の期間が約3週間長くなり、春と秋が短くなったと報告されています。近年になるほど高温の年が目立ち、二季化を感じる人が増えています。

Q. 四季が二季化する原因は何ですか?

主な原因は、地球温暖化による気温の上昇です。気温が高くなると夏が早く始まって長く続き、春と秋が押し縮められます。あわせて、日本周辺の海面水温の上昇も、暖かい空気を運んで夏を長引かせる要因と考えられています。

Q. 二季化は私たちの生活にどんな影響をおよぼしますか?

夏が長くなることで熱中症のリスクが高まる期間が延びたり、寒暖差で体調管理が難しくなったりすることが心配されます。また、農作物の質が低下したり、桜の見頃がずれ込んだりするなど、農業や季節を楽しむ暮らしにも影響がおよびます。

Q. 家庭でできる二季化への対策はありますか?

家庭で使う電気を再生可能エネルギー由来のものに切り替えると、二季化の背景にある温暖化を和らげることにつながります。エバーグリーンでは再生可能エネルギー100%の電気をすべてのプランで提供しているため、切り替えるだけで無理なく温暖化対策ができます。

エバーグリーンは
環境に配慮した電気を
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皆さまの暮らしを支えます

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