ブレーカーの色にはどんな意味があるの?契約アンペア数の確認方法や選び方も詳しく解説

2021年05月06日

ご家庭に設置されているブレーカーには、赤や緑などの色が付いていることがあります。「この色にはどんな意味があるのだろう?」と気になったことはないでしょうか?この記事では、ブレーカーの色の意味と、その色に深く関係する契約アンペア数について解説します。

ブレーカーの色は契約アンペア数を表す

玄関や脱衣所の壁に設置されているブレーカーの色を見て、「この色にはどんな意味があるのだろう?」と思われたことはありませんか?

ブレーカーの色は、赤や青、緑など、各家庭によって異なります。

実はこれらの色は、「契約アンペア数」を表しています。

アンペアとは、電流(電気が流れる量)の単位です。アンペア数が大きくなるほど、たくさんの電気が同時に流れます。

家全体で使えるアンペア数は、各家庭が電力会社と契約する際に決まります。その契約したアンペア数を「契約アンペア数」というのです。

しかし、電力会社によってアンペア契約ではない料金体系のプランもあります。関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・沖縄電力エリアは最低料金が定められている「最低料金制」のプランが多いです。

アンペア契約をされている方は、ご家庭の契約アンペア数を、ブレーカーを見ることで確認できます。

数字で「30A」や「40A」などと書いてあったり、先ほど触れた通り、赤や緑などの色で表現されています。

色の意味は電力会社ごとに異なっており、以下が一例です。

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契約アンペア数は検針票でも確認できる

アンペア契約をされている方は、契約アンペア数は毎月届く「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」や、ホームページで見られる「Web検針票」でも確認することができます。

「ご契約」などの欄に、「〇〇A」と記載されているので確認してみてください。

契約アンペア数はどのくらい必要?

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契約アンペア数を超える電気を使うと、ブレーカーが落ちてしまいます。そのため契約アンペア数が小さすぎる場合、日々の生活に支障をきたします。

また一般的に、契約アンペア数が大きいほど基本料金が高くなるため、必要以上に大きなアンペア数で契約すると、無駄な費用を支払うことになるのです。

つまり、ご家庭にあった最適なアンペア数を知ることが大切になってきます。

ここでは契約アンペア数の選び方を、電化製品のアンペア数から計算する方法と、世帯人数を目安に選択する方法の2つご紹介します。

電化製品のアンペア数から計算する

契約アンペア数の選び方の基本は、同時に使う電化製品のアンペア数を合計した数値から判断することです。

先ほど説明した通り、電化製品の合計アンペア数が契約アンペア数を超えたときにブレーカーが落ちます。

そのため、日々の生活の中で同じタイミングで使用する電化製品のアンペア数を確認し、その合計値を基準にすることで、必要な契約アンペア数がわかるということです。

アンペア数は電化製品ごとに異なります。例えば、以下の通りです。

  • エアコン:6A
  • テレビ:5A
  • 照明:2A
  • 冷蔵庫:3A
  • 電子レンジ:15A
  • 炊飯器:12A

※100W=1Aで計算した、目安のアンペア数

上記の電化製品をすべて同時に使うと、合計で43Aです。つまりこの場合、契約アンペア数が40Aだと足りず、50Aが目安の契約アンペア数になります。

世帯人数から計算する

必要な契約アンペア数は、同時に使用する電化製品の合計アンペア数から判断できますが、「一つひとつ計算するのは面倒くさい」という人もいると思います。

そんな場合は、世帯人数から大まかに選びましょう。当然ながら使用する電化製品は各家庭それぞれですが、家族の人数ごとに契約アンペア数の目安があります。

以下のとおりです。

  • 1~2人:20A~30A
  • 3人:40A
  • 4人:50A
  • 5人以上:60A

上記はあくまで目安になります。今アンペア契約をされている方は、これらの数字を参考に、もし過不足があれば契約アンペア数の変更を検討しましょう。

契約アンペア数を下げれば電気料金も安くなる?

電気料金プランにはいくつかタイプがありますが、その一つが下のような形です。

基本料金 + 電力量料金 = 電気代

※厳密には燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金も電気代に含まれますが、ここではわかりやすくするために割愛しています。

「基本料金」は電気の使用量に関わらず、毎月固定でかかる料金です。

「電力量料金」は、電気の使用量によって増減する料金となっています。

基本料金は契約アンペア数によって異なり、一般的には契約アンペア数が大きくなるほど、高く設定されています。

以下は一例です。

  • 10A契約:284.29円
  • 15A契約:426.44円
  • 20A契約:568.58円
  • 30A契約:852.87円
  • 40A契約:1,137.16円
  • 50A契約:1,421.45円
  • 60A契約:1,705.74円

ご覧の通り、小さなアンペア数になればなるほど基本料金は下がるため、不必要に大きなアンペア数を選ばないことがポイントです。

しかし、実際に生活する上で必要なアンペア数よりも契約アンペア数が小さいと、頻繁に停電が起きてしまいます。コストは下がるかもしれませんが、同時に利便性も落ちてしまうでしょう。

そのため、ただ小さなアンペア数を選ぶだけでなく、同時に複数の電化製品を使わないようにするなど工夫が必要です。

また、電気代は基本料金に加えて、電力量料金によっても大きく左右されます。電気の使用量が増えれば当然その分コストは上がるので、トータルで考える必要があるでしょう。

基本料金が気になるなら電力会社の切り替えも検討

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基本料金は契約アンペア数で変わりますが、その金額は電力会社によっても異なります。そのため、電気代を安くしたいなら電力会社の切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。

2016年に電力自由化がスタートして、現在では大手電力会社以外にも、さまざまな業種の企業が電気の販売に参入しています。電気をおトクに利用できるプランもたくさんあるので、複数の電力会社を比較するのがおすすめです。

電力会社を切り替えるのは難しいイメージがありますが、実は簡単なので、ぜひこの機会に切り替えを検討してみてください。

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ライフスタイルに合った適切な契約アンペア数を選ぼう!

契約アンペア数が小さくなるほど基本料金も下がりますが、小さすぎると思うように電化製品が使えないことがあります。また契約アンペア数が大きすぎると、余分な電気代を払っていることになります。

つまりライフスタイルに合った最適な契約アンペア数を選ぶことが大切です。まずは、現在契約しているアンペア数を確認して、適切かどうかを見直してみてください。

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