加湿器の電気代はいくら?タイプ別の相場と節約のコツを解説

2021年06月30日

この記事では、加湿器にかかる電気代をタイプ別にご紹介します。さらに電気代を節約するコツも解説しますので、ぜひ実践して加湿器をおトクに活用してください。

加湿器の種類には4タイプある

加湿器は大きく分けると以下の4つのタイプがあります。

  • 超音波式
  • スチーム式
  • 気化式
  • ハイブリッド式

それぞれの特徴を見ていきましょう。

超音波式

超音波式加湿器は、超音波で霧を発生させる仕組みの加湿器です。

超音波の振動を水面に伝えて水面の一部を隆起させることで、細かな霧を発生させます。

その発生した霧にファンで風を当てて空気中に拡散させて、部屋を加湿します。

超音波式加湿器のメリットは、ヒーターを使わないので本体が熱くならず、室内の温度を上げる心配がないことです。

また本体価格が比較的安く、電気代もあまりかかりません。

一方、水蒸気を出す方式に比べて水の粒子が大きくなるため、壁紙やカーテンなどを湿らせたり、傷めたりする場合がある点などがデメリットです。

スチーム式(加熱式)

スチーム式加湿器は、ヒーターで水を加熱して蒸発させた水蒸気(湯気)を、ファンの風で室内に送る仕組みの加湿器です。

スチーム式加湿器のメリットは、水を沸騰させて加湿するため雑菌が繁殖しにくい点です。

またヒーターで高温の水蒸気を作るので、室温が上がります。寒い冬には重宝するでしょう。

デメリットは、ヒーターで加熱するため、電気料金が高くなりやすいことです。

また、吹き出し口が熱くなるため、火傷をするリスクがあります。

気化式

気化式の加湿器は、フィルターに水を含ませて、そこにファンで風を送って気化した水蒸気を発生させます。

この方式のメリットは、水の粒子が小さくて雑菌の放出が少ないことや、ヒーターが搭載されていないので電気代が抑えられる点などがあります。

一方、モデルによっては、送風する際に発生するモーターやファンの音がうるさく感じることがあります。

ハイブリッド式(加熱気化式)

ハイブリッド式の加湿器は、気化式と同じように水を含んだフィルターに風を当てて加湿します。

気化式と違うのは、ファンだけでなくヒーターも使う点です。ファンとヒーターで温風を当てることで水分を気化します。

温風を使うため、素早く加湿できるのがハイブリッド式の特徴です。

しかしヒーターを使う分、気化式よりも大きな消費電力が必要になるため、電気代が多くかかるというデメリットがあります。

加湿器にかかる電気代

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乾燥する時期に活躍する加湿器ですが、長時間使っていると電気代が気になります。

ここでは種類別に加湿器の電気代をご紹介します。

※各製品はプレハブ8畳(木造の場合は5~6畳)対応機種です。
※消費電力(W)÷ 1,000 × 電気代単価(円/kWh) = 1時間あたりの電気代(円)で計算
※各電気代は、1日8時間、月に30日使用した場合を想定
※電気代単価は目安単価の31円/kWhを使用

超音波式加湿器の電気代

まずは超音波式加湿器の電気代を見てみましょう。

ここでは、『アイリスオーヤマ』、『ドウシシャ』、『プラスマイナスゼロ』の製品をピックアップしました。

製品 消費電力(最大) 1ヵ月にかかる電気代
【アイリスオーヤマ】
UHM-280S-W
22W 164
【ドウシシャ】
KMWV-301C
24W 179
【プラスマイナスゼロ】
XQE-C011
30W 223

上記機種の場合、超音波式加湿器にかかる電気代は1ヵ月で164~223円という結果になりました。

スチーム式加湿器の電気代

続いてスチーム式加湿器です。

ここでは、『日本ゼネラル・アプラィアンス』、『テクノス』の製品を例にしています。

製品 消費電力(最大) 1ヵ月にかかる電気代
【日本ゼネラル・アプラィアンス】
VWM845J
250W 1,860
【日本ゼネラル・アプラィアンス】
V750
260W 1,934
【テクノス】
EL-S051
270W 2,009

上記機種のスチーム式加湿器にかかる電気代は、1,860~2,009円です。

超音波式加湿器に比べて、電気代が高くなることがわかります。

気化式加湿器の電気代

気化式加湿器は、『SHARP』、『TOSHIBA』、『日本ゼネラル・アプラィアンス』の製品を使って電気代を計算しました。

製品 消費電力(最大) 1ヵ月にかかる電気代
【SHARP】
HV-L30
9W 67円
【TOSHIBA】
KA-P30X
20W 149円
【日本ゼネラル・アプラィアンス】
V3700
32W 238円

上記機種の場合、気化式加湿器にかかる1ヵ月の電気代は67~238円です。

ハイブリッド式加湿器の電気代

最後にハイブリッド式加湿器の電気代を確認しましょう。

『モダンデコ』、『ダイニチ』、『アイリスオーヤマ』の製品を選びました。

製品 消費電力(最大) 1ヵ月にかかる電気代
【モダンデコ】
AND・DECO
13W 97円
【ダイニチ】
HD-3019
98W 729円

【アイリスオーヤマ】
TMD-AK02

100W 744円

上記機種のハイブリッド式加湿器にかかる電気代は、1ヶ月あたり97~744円という結果になりました。

加湿器を使いながら電気代を節約するコツ

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先ほどご紹介した通り、加湿器の電気代は1ヶ月あたり約70円〜約2,000円ほどかかります。

「加湿器は使いたいけど、電気代は節約したい」という方も少なくないでしょう。

ここでは加湿器に関連する電気代節約のコツをご紹介します。

部屋の大きさにあった加湿器を選ぶ

加湿器は、加湿したい部屋の広さや範囲に合った機種を選ぶことが大切です。

適用畳数が部屋の大きさよりも小さいものを選んでしまうと、加湿器が常にフル稼働して電気代が多くかかってしまう可能性があり、またしっかり加湿できないことも考えられます。

なお、実際の部屋の広さよりも、適用畳数が1クラス上の加湿器を使う方が電気代が抑えられるかもしれません。

加湿能力が低い機種をフル稼働させるよりも、能力の高いものを余裕を持って動かした方が省エネだからです。

電気代を抑えたいなら、部屋の大きさに対して加湿能力が低いものは選ばないようにしましょう。

エアコンの設定温度を下げる

エアコンの電気代は設定温度と大きく関係しており、暖房の設定温度を下げれば電気代も下がります。

しかし寒い冬はできるだけ暖かく過ごしたいため、なかなか設定温度を下げられないという人も多いのではないでしょうか。

そこで活用したいのが加湿器です。

人は乾燥している状態に比べて、湿度が高い状態の方が暖かさを感じます。

つまり加湿をすれば体感温度が上がり、エアコンの設定温度を少し下げられるのです。

エアコンの暖房を使う際は、加湿器を併用して電気代を削減しましょう。

契約している電力会社やプランを見直す

加湿器の使い方を工夫することで電気代を抑えることできますが、電力会社の見直しも電気代節約に効果的です。

2016年4月からスタートした電力自由化により、私たちは好きな電力会社を自分で選べるようになりました。

今ではさまざまな企業が電力事業に参入しており、それぞれが特色のある魅力的なプランを提供しています。

自分のライフスタイルに合った電力会社やプランを選べば、加湿器だけでなく、家全体の電気代削減になる可能性があります。

まずは複数の電力会社を比較してみて、自分に合う会社を探してみてください。

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電気代を抑えながら加湿器を使って乾燥対策をしよう!

加湿器は便利なアイテムですが、電化製品なので当然ながら電気代がかかります。

この記事で紹介した電気代節約のコツを参考にして、少しでも電気代を節約しましょう。

また電力会社を見直すことで、ご家庭の電気代全体を節約することも可能です。

電気代が気になっている方は、ぜひこの機会に電力会社の切り替えを検討してみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典:Panasonic|加湿機の種類は4タイプ。それぞれの違いと正しい選び方を紹介! )
(出典:Panasonic|ちょうどいい温度調整のコツ、教えて!)
(出典:アイリスオーヤマ|UHM-280S-W)
(出典:アイリスオーヤマ|TMD-AK02)
(出典:ドウシシャ|KMWV-301C)
(出典:プラスマイナスゼロ|XQE-C011)
(出典:日本ゼネラル・アプラィアンス|VWM845J)
(出典:日本ゼネラル・アプラィアンス|V750)
(出典:日本ゼネラル・アプラィアンス|V3700)
(出典:テクノス|EL-S051)
(出典:SHARP|HV-L30)
(出典:TOSHIBA|KA-P30X)
(出典:モダンデコ|AND・DECO ハイブリッド加湿器)
(出典:ダイニチ|HD-3019)
(出典:ダイニチ工業株式会社|加湿器の大きさで迷うなら…?)

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