引越しで冷蔵庫を運ぶには?事前準備から運搬方法まで解説

ライフスタイル
2021年6月30日

引越しではさまざまな荷物を運ぶ必要がありますが、中でも冷蔵庫は大きくて重いので、どうやって運べば良いか気になるところです。また運ぶ際に何か注意点がないか知りたいという方も多いのではないでしょうか。この記事では、引越しで冷蔵庫を運搬する方法や必要な準備、自分で運ぶ際の注意点などを詳しく解説します。

目次

引越しの際に冷蔵庫を運搬する方法には、主に以下の3つがあります。

  • 引越し業者に依頼する
  • 宅配業者に依頼する
  • 自分で運搬する

それぞれの特徴を見ていきましょう。

引越し業者に依頼する

冷蔵庫のみならず、新居へ運ぶ他の荷物もまとめて引越し業者に運搬してもらう方法です。

引越しの際はこの方法を選ぶ人が一番多いでしょう。

また引越し業者の中には、一部の家具や家電だけを運んでくれるサービスを提供しているところもあります。

知人から譲ってもらうなど、冷蔵庫だけを運搬する必要がある場合はそのようなサービスを利用すると良いでしょう。

(出典:アーク引越センター|大物限定プラン)

宅配業者に依頼する

宅配業者に冷蔵庫の運搬を依頼することもできます。

たとえばヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」なら、梱包から設置まで行ってもらえるので便利です。

冷蔵庫も含めて、家具や家電の運搬を1個単位で依頼できます。

(出典:ヤマトホームコンビニエンス|家具家電配送・らくらく家財宅急便)

自分で運搬する

冷蔵庫を自分で運搬するという選択肢もあります。

移動距離などにもよりますが、軽トラックを借りたり、自分の車に乗せたりして運べば、コストを抑えて引越し先に運搬できる可能性があるでしょう。

ただし、冷蔵庫は大きくて重いため、自力で運搬するのは簡単ではありません。

家や冷蔵庫を傷つけないように気を付ける必要があったり、万が一手を滑らせてケガをする恐れもあります。

どうしても自分で運びたい場合は、1人ではなく、家族や友人などに手伝ってもらうのが安心です。

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引越しで冷蔵庫を運搬する際の大まかな手順は、以下の通りです。

【引越し前日までに行うこと】

  • 冷蔵庫の中身を整理する、または使い切る
  • 霜取りと水抜きを行う
  • 冷蔵庫内を綺麗に掃除する

【引越し当日に行うこと】

  • 冷蔵庫を運搬する
  • 冷蔵庫を新居に設置する

それぞれの手順の中身を詳しく見ていきましょう。

引越し前日までに行うこと

まずは引越し前日までに行うことを確認しましょう。

冷蔵庫を運搬するためには、引越し前日までに以下の3つの準備が必要です。

  • 冷蔵庫の中身を整理する、または使い切る
  • 霜取りと水抜きを行う
  • 冷蔵庫内を綺麗に掃除する

冷蔵庫の中身を整理する、または使い切る

冷蔵庫に食材や飲み物が残っている場合は、中身を整理しましょう。

食材が残らないように、引越しの1週間ほど前から献立や買い物を調整して計画的に使い切ることをおすすめします。

それでも食材が残ってしまった場合は、クーラーボックスに保冷剤や氷を入れて食材を運搬することもできます。

ただし、生鮮食品や冷凍食品などは冷蔵・冷凍状態を保てない場合があるので注意しましょう。

霜取りと水抜きを行う

冷蔵庫を運搬する際は、「霜取り」と「水抜き」を行う必要があります。

この2つを行わないと、冷蔵庫を運ぶ際に水が溢れてしまう可能性があります。

冷蔵庫が運転しているときは、冷却器など内部に霜が付いています。

これを取る作業が「霜取り」です。

冷蔵庫の電源プラグを抜くと、温度が次第に上がり、霜が溶けていきます。

ただしすぐにすべての霜が溶けるわけではなく、場合によっては15時間以上かかることもあるので、引越し前日から準備する必要があるのです。

霜が溶けると、冷蔵庫本体の下に付いている「蒸発皿」に水が溜まります。

この水を捨てることが「水抜き」です。

霜取りを開始する時間によっては、引越し当日に水抜きしなければいけないこともあるので、運搬前に確認しましょう。

また、製氷室に氷が残っている場合は忘れずに捨ててください。

給水タンクや製氷皿に水が残っていないかも合わせてチェックしましょう。

(出典:Panasonic|【冷蔵庫】引越しなどで冷蔵庫を運搬/移動する際の注意点は?)

冷蔵庫内を綺麗に掃除する

引越しの際は冷蔵庫の中身を空っぽにするため、庫内を綺麗に掃除する貴重なチャンスです。

冷蔵庫の掃除は、以下のような手順で進めましょう。

  • 1.
    冷蔵庫の中身を空にする
  • 2.
    冷蔵庫の電源を抜く
  • 3.
    棚や製氷機などの取り外せるパーツをすべて外す
  • 4.
    漂白剤溶液に浸したふきんを軽く絞り、庫内を拭く
  • 5.
    パッキンのカビは、カビ取り剤を綿棒などで塗って10分ほど放置し、そのあと水拭きする。
  • 6.
    モップや掃除機で冷蔵庫の外側のホコリを取る。
  • 7.
    冷蔵庫の外側をふきんで水拭きする。
  • 8.
    掃除が終わったらパーツを取り付け直す

(出典:ダスキン|冷蔵庫の掃除方法 冷蔵庫は簡単にキレイにできる!)

引越し当日に行うこと

次に、引越し当日に行うことを確認しましょう。

引越し当日に行うことは、下記の2つです。

  • 冷蔵庫を運搬する
  • 冷蔵庫を新居に設置する

冷蔵庫を運搬する

中身を空にして霜取りや水抜きを済ませたら、引越し当日に冷蔵庫を運び出しましょう。

引越し業者や宅配業者に依頼する場合は、基本的に作業をお任せできます。

後で詳しく解説しますが、自分で運搬する際は注意点を押さえて慎重に運ばなければなりません。

冷蔵庫を新居に設置する

新居まで冷蔵庫を運搬したら、適切な場所に設置しましょう。

冷蔵庫はどこでも自由に置けば良いというわけではなく、放熱やドア開閉に支障がないよう設置しなければなりません。

冷蔵庫は放熱をするために、本体の周囲を少し空けて置く必要があります。

放熱に必要なスペースは機種によって異なりますが、たとえばパナソニックの冷蔵庫「NR-F554HPX」の場合は、左右5mm以上、上50mm以上、壁から15mm以上空けたスペースが必要になります。

自宅の冷蔵庫はどのくらいの設置スペースが必要なのか、あらかじめ取扱説明書を読んで確認しておきましょう。

電源は設置してすぐに入れても問題ありません。

ただ、庫内が冷えるまでに4~24時間、場合によってはそれ以上かかるので注意が必要です。

特に冷凍食品などは庫内が冷えてから入れましょう。

(出典:Panasonic|【冷蔵庫】冷蔵庫の設置について(放熱スペース))

(出典:Panasonic|【冷蔵庫】設置直後の冷蔵庫はどれくらいで使用できますか?)

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冷蔵庫の運搬を引越し業者や宅配業者に依頼する場合は、プロに任せられるので安心です。

一方、自分で冷蔵庫を運ぶ場合には、冷蔵庫や家を傷つけないようにしたり、ケガに気をつけるなど注意が必要です。

ここでは自分で運ぶ際の3つの注意点を解説します。

参考にして、冷蔵庫を慎重かつ確実に運んでください。

冷蔵庫を毛布や梱包材で包む

冷蔵庫を壁にぶつけたり床に落としてしまうと、家を傷つける可能性があります。

傷の程度によっては、修繕費用がかかってしまうので注意が必要です。

また冷蔵庫が故障するリスクもあるので、傷や故障を防ぐために毛布や梱包材で冷蔵庫を包みましょう。

毛布や梱包材がしっかり固定できていないと、冷蔵庫が滑り落ちてしまうかもしれません

固定できているかを確認してから運搬を始めてください。

冷蔵庫を立てたまま運搬する

冷蔵庫は必ず立てたまま運搬しましょう。

横にすると、コンプレッサー内にあるオイルが冷却システムに流れ込み、故障する可能性があります。

階段を降りる際は、下側を持つ人が重みを感じやすいので、決して無理せずゆっくり慎重に運びましょう。

軽トラックや車で運ぶ際は、移動中に傾かないようにロープなどで立てたまましっかり固定するのがポイントです。

(出典:Panasonic|いつまでに荷造りすればいい?~大型家電の引越し準備のコツ)

一人で運搬しない

冷蔵庫は重くてサイズが大きいので、1人で運搬するのは非常に危険です。

1人での作業は避け、家族や友人などに声をかけて、複数人で運搬しましょう

手伝ってもらえる人が見つからない場合は、自分1人で何とかしようとせず、業者に依頼することをおすすめします。

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引越しのタイミングで新しい冷蔵庫に買い替え、古い冷蔵庫を処分するという家庭もあるでしょう。

家電量販店で買い替える場合は、古い冷蔵庫を回収してもらえます。

リサイクル料金と運搬料金がかかるので、確認した上で依頼しましょう。

家電のリサイクル料金については、こちらの「家電リサイクル料金を品目ごとに紹介!リサイクル方法も解説」で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

また、リサイクルショップで売ることもできます。

状態によって買取価格に幅がありますが、古い冷蔵庫を処分しつつ買取金を得られるのがメリットです。

できるだけ引越し費用を抑えたい人や新しい冷蔵庫の購入費用を捻出したい人は、売却を検討しましょう。

自治体に処分を依頼する方法もあります。

冷蔵庫は家電リサイクル法により、粗大ごみとして捨てることはできません。

自治体の指定した運搬業者に回収してもらうか、もしくは指定の引取場所に持ち込むことも可能です。

処理方法は自治体によって異なるので、詳しくはホームページなどで確認してください。

(出典:ヨドバシ.com|商品の設置・リサイクル回収)

(出典:オフハウス|家電)

(出典:経済産業省|家電4品目の「正しい処分」早わかり!)

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引越しは電力会社を見直すチャンスでもあります。

これまで住んだ家の電気契約を解約するタイミングで、他の電力会社に乗り換える選択肢について考えてみましょう。

電力会社を見直して今よりも良いプランが見つかれば、冷蔵庫はもちろん、家全体の電気代を節約できるかもしれません。

さまざまな電力会社がありますが、ここでおすすめしたいのが『エバーグリーン』です。

エバーグリーンは東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の豊富な実績を持っています。

またエバーグリーンには、シンプルな通常プランに加えて、下記のようなユニークなプランがあります。

エバーグリーンについてもう少し詳しく知りたいという方は、ぜひ公式ホームページをご覧ください。

電気代のシミュレーションもできます。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

引越しで冷蔵庫を運搬するためには、事前準備が必要です。

中身の整理や霜取り・水抜きなどを行った上で運びましょう。

自分で運搬する場合は、故障しないよう運び方に注意してください。

また怪我をしないためにも、必ず複数人で運びましょう。

引越しは電気代を見直すチャンスでもあります。

電力会社を見直して電気料金がおトクになれば、そのあと家計が楽になるかもしれません。

この機会にぜひ検討してみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

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