【目次】
パネルヒーターの電気代の相場
パネルヒーターを使う上で気になるのは、やはりランニングコストです。
まずは、パネルヒーターの電気代から確認していきましょう。
パネルヒーターは用途によって大きさや形もさまざまです。
そこで今回は、下記2つのタイプごとに製品をいくつかピックアップし、それぞれの電気代をご紹介します。
【パネルヒーターのタイプ】
- リビングや寝室など8畳程度の部屋で使えるパネルヒーター
- トイレや脱衣所などでの利用に適した小型のパネルヒーター
※電気代は、「消費電力(W) ÷ 1,000 × 使用時間(h) × 1kWhあたりの電気代(円/kWh)」で計算
※1kWhあたりの電気代は目安単価の31円で計算
リビングや寝室など8畳程度の部屋で使えるパネルヒーター
まずは、リビングや寝室など広い範囲に使用する、1000W以上でワイドサイズのパネルヒーターの電気代です。
ここでは、『デロンギ』のコンベクターヒーターと『ROOMMATE』の遠赤外線パネルヒーターの電気代をご紹介します。
【デロンギ】コンベクターヒーター「HXJ60L12」
▼強(1200W)の場合
- 1時間あたり:37.2円
- 1日8時間使用:297.6円
- 1日8時間を30日間使用した場合:8,928円
▼中(800W)の場合
- 1時間あたり:24.8円
- 1日8時間使用した場合:198.4円
- 1日8時間を30日間使用した場合:5,952円
▼弱(500W)の場合
- 1時間あたり:15.5円
- 1日8時間使用した場合:124.0円
- 1日8時間を30日間使用した場合:3,720円
【ROOMMATE】遠赤外線パネルヒーター FIORE NEO「RM-113A」
▼強(1000W)の場合
- 1時間あたり:31円
- 1日8時間使用した場合:248円
- 1日8時間を30日間使用した場合:7,440円
▼弱(400W)の場合
- 1時間あたり:12.4円
- 1日8時間使用した場合:99.2円
- 1日8時間を30日間使用した場合:2,976円
トイレや脱衣所などでの利用に適した小型のパネルヒーター
次に、トイレや脱衣所などの狭い空間での利用に適した小さなサイズのパネルヒーターの電気代を確認しましょう。
ここでは、『YAMAZEN』のミニパネルヒーターと『エスケイジャパン』のミニパネルヒーターの電気代をご紹介します。
【YAMAZEN】薄型ミニパネルヒーター「DP-SB1610」(消費電力:160W)
- 1時間あたり:5.0円
- 1日8時間使用した場合:39.7円
- 1日8時間を30日間使用した場合:1,190円
【エスケイジャパン】パネルヒーター「SKJ-KT35P」(消費電力:320W)
- 1時間あたり:9.9円
- 1日8時間使用した場合:79.4円
- 1日8時間を30日間使用した場合:2,381円
パネルヒーターの電気代は本当に高い?理由と賢い使い方
「パネルヒーターは電気代が高い」という話を聞いたことがあるかもしれません。実際、使い方によっては他の暖房器具より電気代が高くなるケースもあります。なぜ高いと言われるのか、その理由と電気代を抑える賢い使い方を見ていきましょう。
パネルヒーターの電気代が高いと言われる理由
パネルヒーターの電気代が高いと感じる主な理由は、その暖め方にあります。
- 部屋全体を暖めるのが苦手
パネルヒーターは、エアコンのように温風で部屋全体を素早く暖めるのを得意としていません。そのため、リビングなどの広い空間をメイン暖房として長時間・強モードで使い続けると、効率が上がらず電気代がかさむ原因になります。 - 消費電力が大きいモデルもある
先ほどご紹介した通り、リビング用の1,000Wを超えるモデルは、こたつやホットカーペットと比較して消費電力が大きめです。そのため、同じ時間使った場合の電気代は高くなる傾向にあります。
電気代を抑える賢い使い方
パネルヒーターの特性を理解すれば、電気代を抑えながらそのメリットを最大限に活かすことができます。
- 「補助暖房」として活用する
最も効果的なのは、エアコンなどで部屋全体をある程度暖めた上での「補助暖房」として使うことです。足元が冷えるデスク下や、冷気が入りやすい窓際に置いて使うことで、少ないエネルギーで効率的に快適な空間を作れます。 - 他の暖房器具とシーンで使い分ける
「帰宅後すぐに部屋を暖めたいときはエアコン」「一人で静かに過ごすときはパネルヒーター」というように、シーンに応じて他の暖房器具と使い分けるのも賢い方法です。特に、トイレや脱衣所など、狭い空間を短時間だけ暖めたい場合には、小型のパネルヒーターが非常に効率的です。
パネルヒーターのメリット・デメリット
パネルヒーターの電気代をご紹介しましたが、料金面以外にどのような特徴があるのでしょうか。
ここではパネルヒーターのメリットとデメリットを見ていきましょう。
パネルヒーターのメリット
パネルヒーターの主なメリットは下記の通りです。
- 安全性が高い
- 空気が乾燥しにくい
- 移動できる
パネルヒーターは火を使わないため、火事のリスクが低いです。転倒した際に自動的に電源が落ちるような安全装置が搭載されているものもあり、他の器具に比べると安全性が高くなっています。
エアコンは空気が乾燥しがちですが、パネルヒーターは熱風を出さないため空気が乾燥しにくいのが特徴です。空気の乾燥によって喉を痛めやすい人にとっては非常に魅力的なアイテムです。
またエアコンとは違って、パネルヒーターは持ち運びができます。場所が固定されず、好きな時に好きな場所で使用できるのもメリットの一つでしょう。
パネルヒーターのデメリット
パネルヒーターには下記のようなデメリットがあります。
- 空間全体を暖めることは難しい
- 暖まるまで時間がかかる
- 消し忘れやすい
パネルヒーターは、近くの空気を暖めることはできるものの、広い範囲を暖めることは得意ではありません。
またガスストーブのようにすぐに暖まらず、ある程度時間がかかります。
パネルヒーターの稼働音は非常に静かなので、稼働させていることに気づかず、消し忘れをしやすいという側面もあります。静かなのは良い面なのですが、消し忘れをしやすいのはデメリットでもあるでしょう。
パネルヒーターの電気代を他の暖房器具と比較

先ほどご紹介した通り、ワイドサイズのパネルヒーターの電気代は1時間あたり約12〜37円、小型タイプのパネルヒーターの電気代は1時間あたり約5〜10円です。
しかし暖房器具はパネルヒーター以外にもたくさんあり、どれを使うとおトクなのか気になる人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、代表的な暖房器具である下記4つの電気代も確認してみましょう。
- こたつ
- ホットカーペット
- オイルヒーター
- エアコン
電気代の算出方法は先ほどと同じです。
なおパネルヒーターと同様に、各暖房器具の電気代は製品によって異なるため、あくまで参考として見てください。
こたつ
製品:【KOIZUMI】家具調コタツKTR-3494
消費電力:600W
- 1時間あたり:18.6円
- 1日8時間使用した場合:148.8円
- 1日8時間を30日間使用した場合:4,464円
ホットカーペット
製品:【YAMAZEN】省エネホットカーペット NUMF-E206
消費電力:500W
- 1時間あたり:15.5円
- 1日8時間使用した場合:124円
- 1日8時間を30日間使用した場合:3,720円
オイルヒーター
製品:【デロンギ】ユニカルド オイルヒーター RHJ65L0915
電力切替:強1500W / 中900W / 弱600W
広さの目安:10〜13畳
▼強(1500W)の場合
- 1時間あたり:46.5円
- 1日8時間:372.0円
- 1日8時間を30日間使用した場合:11,160円
▼中(900W)の場合
- 1時間あたり:27.9円
- 1日8時間使用した場合:223.2円
- 1日8時間を30日間使用した場合:6,696円
▼弱(600W)の場合
- 1時間あたり:18.6円
- 1日8時間使用した場合:148.8円
- 1日8時間を30日間使用した場合:4,464円
エアコン
製品:【ダイキン】S25ZTES-W
消費電力(暖房):635W
畳数の目安(暖房):6〜8畳
- 1時間あたり:19.7円
- 1日8時間使用した場合:157.5円
- 1日8時間を30日間使用した場合:4,724円
パネルヒーターの電気代を節約するポイント
冬に活躍するパネルヒーターですが、できれば電気代を抑えたいところです。
ここではパネルヒーターの電気代を節約するポイントを3つご紹介します。
- タイマーを利用する
- 設定温度を低くする
- 窓際に設置する
タイマーを利用する
タイマー機能がある場合は積極的に使用しましょう。
タイマーを利用すると不要な時間帯は電源をオフにできるので、節電効果が期待できます。
電源の切り忘れも防ぐことができるでしょう。
設定温度を低くする
設定温度を低くすると、消費電力も小さくなります。
上述の通り、消費電力が小さいほど電気代も安くなります。
部屋の空気が温まってきて、体感温度も心地よくなってきたら、設定温度を少し下げてみましょう。
パネルヒーターを窓際に設置
パネルヒーターを窓の下に置くと、冷気を効率よく温めることができます。
冷気は窓から入ってきて、窓際で冷やされた空気は床へ流れて広がります。
これが、いわゆる「コールドドラフト」という現象です。
パネルヒーターを窓際に置くと、窓からの冷気が温まり、その空気が効率よく部屋全体に広がります。
部屋が温まりやすくなれば、パネルヒーターの設定温度を少し下げても快適に過ごせるようになり、結果的に電気代の節約につながるのです。
また、断熱効果のあるカーテンを利用することで、より一層暖房を効率化し、電気代のコストダウンが見込めます。
ぜひ取り入れてみてください。
パネルヒーターの電気代節約には電力会社の切り替えも有効

先ほど紹介した節電ポイントも電気代の節約になりますが、最も有効な方法は電力会社の切り替えです。
電力会社を切り替えて電気料金そのものが安くなれば、パネルヒーターのみならず、家庭全体の電気代がグッと安くなる可能性があります。
今は電力自由化によって、さまざまな電力会社が登場しているので、ご家庭にあった会社がないか探してみてください。
電力会社なら『エバーグリーン』もおすすめ!
電力会社の切り替え先としておすすめしたいのが、新電力『エバーグリーン』です。
エバーグリーンは、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績があります。
沖縄と一部離島を除く全国に電気をお届けしており、電気契約数は19万件を突破しました。
エバーグリーンには、シンプルな通常プランに加えて、ユニークなプランが揃っています。
中でも特におすすめなのが、月々の基本料金が0円の「スマートゼロプラン」です。
【スマートゼロプランの特徴】
- ポイント1:毎月の「基本料金」が0円
スマートゼロプランの大きな特徴は、毎月の「基本料金」がないことです。お支払いは、実際に使った電気の量に応じて計算されるため、使用量が少ない月でも固定費に悩まされることがありません。 - ポイント2:料金単価は一律!電気の使用量が多くても安心
電気の使用量によって料金単価が変動しない、フラットな料金設定も魅力です。使用量が増えても単価が上がる心配がないため、料金の計算がとても簡単。夏場・冬場など電気を多く使う月でも安心です。 - ポイント3:Amazonギフトカード5,000円分をプレゼント!
新規でご契約いただいたお客さまには、特典としてAmazonギフトカード5,000円分をプレゼントしています。暮らしに嬉しい、おトクな特典です。
電力会社の切り替えは、Webから5分程度で完了します。
またエバーグリーンでは、初期費用や契約手数料、解約違約金などはかかりません。 ※あるく・おトク・でんきを除く。
エバーグリーンについてもう少し詳しく知りたい方は、ぜひ公式ホームページをご覧ください。
電気料金のシミュレーションもできます。
電気代を抑えてパネルヒーターを有効に使おう
安全性の高さや静音性などのメリットがあるパネルヒーターは、置き場所を選ばない暖房器具です。
しかし便利な一方で、リビングなどの広い部屋の暖房や他の暖房器具と併用すると、その分電気代がかさみます。
暖房費のランニングコストを抑えるためには、上記の節電ポイントを意識してみてください。
また、電力会社の切り替えも電気代の節約に有効です。
これを機に、電気をたくさん使うほどおトクになる『エバーグリーン』をぜひ一度ご検討ください。
(出典:よくある質問 Q&A|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会)
(出典:デロンギ|コンベクターヒーター HXJ60L12)
(出典:ROOMMATE|遠赤外線パネルヒーター FIORE NEO RM-113A)
(出典:YAMAZEN|薄型ミニパネルヒーターDP-SB1610)
(出典:エスケイジャパン|SKJ-KT35P)
(出典:KOIZUMI|家具調コタツKTR-3494)
(出典:YAMAZEN|省エネふわふわホットカーペット本体(2畳タイプ) NUMF-E206)
(出典:デロンギ|ユニカルド オイルヒーター RHJ65L0915)
(出典:ダイキン|Eシリーズ 製品情報)
(出典:YKK AP|窓辺のヒント「窓と冷気」)
