ヒートアイランド現象にはどんな対策がある?3つの例をご紹介

2021年08月30日

都市部の気温が周囲と比べて高くなるのがヒートアイランド現象です。これからも都市化が進むと考えられる中、ヒートアイランド現象にはどんな対策があるのでしょうか。この記事では、ヒートアイランド現象の対策や地球温暖化との違いなどを解説します。

環境に優しい、エバーグリーンの「CO₂フリープラン」

『エバーグリーン』は、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力です。

エバーグリーンの「CO₂フリープラン」に加入すると、電気を使用したときのCO₂排出量が実質ゼロになります。

CO₂フリープランの詳細はこちらからご覧いただけます。

ヒートアイランド現象とは、都市部の気温が郊外に比べて高くなる現象です。

気温を分布図で表したときに、高温の都市部を中心として島のような形になることから、「ヒートアイランド」と呼ばれています。

過去100年間の日本の平均気温の上がり具合を見ると、中規模・小規模の都市では約1℃上昇しているところ、東京は約3℃も高くなっています。

ヒートアイランド現象が起きている原因は、主に以下の2つです。

  • 高層ビルやアスファルトの道路などの人工物による影響
  • 人間の活動によって排出される熱の影響

アスファルトやコンクリートは、森林などに比べて熱を蓄える量が多く、また「暖まりにくくて冷えにくい」という性質を持っています。

その結果、日中に吸収した熱がすぐに放出されず、夜になっても保ち続けられ、夜間の気温が下がりにくくなります。

また高層ビルによって風通しが悪くなり、熱が地面にこもりやすくなることも、ヒートアイランド現象の原因のひとつです。

さらに、車やエアコンなどを使うことで、熱が排出されます。

人が集中する都市部ではこれらの排熱量が大きくなり、気温を高める要因となっています。

EG_160_2.jpg

都市部の気温が周りに比べて高くなるヒートアイランド現象ですが、どのような対策があるのでしょうか。

ここでは下記の3つをご紹介します。

  • 舗装や塗装で温度の上昇を抑える
  • 壁面緑化、屋上緑化を行う
  • 人工排熱を抑える

舗装や塗装で温度の上昇を抑える

ヒートアイランド現象への対策として有効なものに、「保水性舗装」があります。

保水性舗装とは、雨などの水を吸収して蓄えておける、保水機能をもつ道路の舗装のことです。

原理は「打ち水」と同じようなものです。

吸収して蓄えられた水分が、晴れたときにアスファルトの熱を奪いながら蒸発し、気温の上昇を防ぐ仕組みになっています。

また、熱を反射するような塗料もあり、その塗料を使って屋上などを塗装することで熱を建物にためない対策として機能します。

壁面緑化、屋上緑化を行う

壁や屋上を植物で覆う「壁面緑化」「屋上緑化」もヒートアイランド現象の対策として有効です。

緑が太陽の光を遮ること、また植物が体内から水分を発散する「蒸散」によって、温度の上昇を抑えることが期待できます。

人工排熱を抑える

先ほどご紹介した通り、エアコンなどの空調機器や車の使用などに伴って熱が排出され、それが気温の上昇につながります。

それら「人工排熱」を抑えることも、ヒートアイランド現象への対策のひとつです。

真夏にエアコンを使わず過ごすようなことは難しいですが、できる限り無駄なエネルギーを使わないように一人ひとりが意識することが大切でしょう。

ヒートアイランド現象とよく混同されやすいのが、地球温暖化です。

ヒートアイランド現象と地球温暖化は、人間が起こした行動によって気温の上昇をもたらす点では同じですが、仕組みや規模などは異なります。

「ヒートアイランド現象」はすでに説明した通り、高層ビルやアスファルト、人間活動による排熱が要因で、大きな都市部を中心に気温が上昇する現象です。

一方、「地球温暖化」は、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの増加が原因で気温が高くなる現象であり、都市部だけでなく、地球全体の環境問題になります。

ヒートアイランド現象も問題視されていますが、地球温暖化の進行も深刻です。

気象庁の「世界の年平均気温偏差の経年変化(1891〜2020年)」によると、世界の年平均気温は、100年で0.72℃の割合で上昇しています。

またIPCCの第5次評価報告書によると、最近30年の各10年間の気温は、1850年以降のどの10年間と比較しても高く、ここ最近の気温上昇が特に著しい状況です。

このまま地球温暖化が進むと、作物が上手く育たなくなったり、記録的な大雨や大規模な干ばつが増加するなど、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。

地球温暖化の原因は、二酸化炭素(CO₂)をはじめとする温室効果ガスの排出量の増加です。

誰もいない部屋の照明を消したり、使っていない家電のプラグを抜くなど、無駄な電気を使わないようにするだけでも、温室効果ガスの排出量を減らすことにつながります。

地球温暖化の状況を改善できるよう、できることからぜひ日々の暮らしに取り入れてみてください。

節電については、こちらの「家庭でできる節電アイデア10選!今すぐ実践しよう」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

EG_160_3.jpg

地球温暖化の防止に貢献したいという方は、『エバーグリーン』「CO₂フリープラン」を選んでみませんか?

『エバーグリーン』は、国内トップクラスのバイオマス発電事業者であるイーレックスグループの電力会社です。

電力事業で20年以上の実績があり、電気契約数は20万件を超えました。

CO₂フリープランに切り替えると、家庭の電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになります。

年間で削減できるCO₂排出量は、一般的な家庭で1785kg-CO₂です。

これは、約130本の杉の木が年間で吸収するCO₂量に相当します。

※300kWh/月×12か月×0.496kg-CO₂/kWh(平成29年度全国平均係数)より算出
※杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

CO₂フリープランについてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ一度エバーグリーンのホームページをご覧ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

ヒートアイランド現象により、都市部の気温が郊外に比べて高くなっています。

人工排熱を抑えることや舗装・塗装を工夫すること、また壁面緑化・屋上緑化を取り入れることがヒートアイランド現象への対策としてあげられます。

ヒートアイランド現象と地球温暖化は混同されがちですが、2つは異なるものです。

しかし地球温暖化の進行も深刻な状況で、ヒートアイランド現象と同様に対策が求められています。

地球温暖化を止めるための行動は、私たち個人でも取り組むことができます。

まずは無駄な電気をカットするなど、できることから取り入れてみてください。

また、エコな電気を選ぶことも、地球温暖化の防止につながります。

ぜひこの機会に、CO₂フリープランをご検討ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典)

一覧に戻る

エバーグリーンは「グリーンがもっと当たり前の社会」を目指し、CO2フリーな電気を提供しています。詳しくはこちらのページをご覧ください。