冷凍庫の電気代はどれくらいかかる?節約する方法は?

2022年11月30日

コロナ禍以降、冷凍庫の購入を検討し出した方も多いのではないでしょうか。冷凍庫は便利なアイテムですが、電気代がどれくらいかかるのか気になるところです。そこでこの記事では、冷凍庫の電気代の目安や、電気代を節約する方法を解説します。

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それでは早速、冷凍庫の電気代をチェックしていきましょう。

冷凍庫の電気代は、下記の計算式で算出できます。

【電気代(1年間)の計算式】
年間消費電力(kWh)× 電気料金単価(円) = 年間の電気代(円)

今回は冷凍庫の電気代をサイズ別にご紹介します。

なお、電気料金単価は目安単価の31円/kWhを使っています。

31L

書斎などの小さな空間で利用することを想定したサイズです。ホテルに付いている小型冷蔵庫のような大きさになります。

冷蔵庫に付属している冷凍庫だけでは少しだけ物足りない場合などにも活用できます。

  • 参考製品:TH-31RFS1-WH(WINCOD)
  • 年間消費電力量:111kWh/年
  • 電気代(年間):3,441円

60L

続いて60Lサイズです。ホテルに付いている小型冷蔵庫2つ分ほどの大きさになります。

  • 参考製品:IUSD-6A-B(アイリスオーヤマ)
  • 年間消費電力量:212kWh/年
  • 電気代(年間):6,572円

100L

100Lは、1人暮らし向けのコンパクトな冷蔵庫程度の大きさです。

冷凍食品を多くストックしたい家庭などで重宝されるサイズです。

  • 参考製品:RCC100WH/E(COMFEE')
  • 年間消費電力量:180kWh/年
  • 電気代(年間):5,580円

先ほどご紹介した60Lの冷凍庫よりも電気代が安くなっています。 このように、冷凍庫の電気代は単純に容量が大きければ高くなるというわけではなく、製品によって異なります。

175L

175Lは、一般的な1人暮らし向け冷蔵庫のようなサイズ感です。

この程度のサイズになってくると、置き場所についても考える必要があります。

  • 参考製品:IUSD-18A-W(アイリスオーヤマ)
  • 年間消費電力量:282kWh/年
  • 電気代(年間):8,742円

292L

292Lは、2人暮らし向けの冷蔵庫と同じくらいのサイズになります。

  • 参考製品:ICSD-29A-W(アイリスオーヤマ)
  • 年間消費電力量:250kWh/年
  • 電気代(年間):7,750円

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冷凍庫にはさまざまな種類があります。

ここではどのようなポイントに注意して冷凍庫を選ぶべきか確認しましょう。

容量

まず大切なのは、やはり「どの程度の容量が必要なのか」という点です。

冷蔵庫に付いている冷凍室が小さい場合や、冷凍庫を少しだけ拡張したい場合などは、50L以下のもので十分足りる可能性があります。

結婚して家族が増えたり、食生活の変化で冷凍食品を大量に買い込むようになったなどの理由がある場合は、100L以上のサイズのものが必要になるかもしれません。

大きいサイズの冷凍庫は、もちろんたくさんのものを入れることができますが、その分、設置場所もある程度必要になります。

そのため、あまり深く考えずに、とりあえずたくさん入る大きめのサイズを買ってしまうと、後で後悔することになることも考えられます。

購入する前に、まずは冷蔵庫に付いている冷凍室を使って、どのくらいの量が入るのかを具体的に把握した上で検討すると、理想に近いサイズを選択できるでしょう。

冷却方式

冷凍庫の冷却方式には、直冷式とファン式があります。

直冷式は、冷却器で作られた冷気を庫内に自然に循環させる方式です。比較的静かで冷凍庫のサイズも比較的コンパクトですが、霜が厚くつきやすいというデメリットもあります。

ファン式は、冷却器で作った冷気をファンを使って循環させる仕組みになっています。ファンを使うため、庫内全体を均一に冷やすことができます。一方で、ファンを動かすため運転音が出る点などがデメリットです。

上記の特徴を比較しながら、どちらが自分の家庭にあっているか検討してみてください。

消費電力量

冷凍庫は、各メーカーから「年間消費電力量」という数値が公表されていることが一般的です。

「年間消費電力量」というのは、実際の使用状況を想定して、一年間でどれくらいの電気が消費されるかを示す目安の数値です。

つまり、年間消費電力量が大きければ大きいほどたくさんの電気を消費し、その分電気代が高くなるということを意味しています。

商品によって年間消費電力量は異なるため、電気代をできるだけ抑えたい場合は、年間消費電力量がより少ないものを選ぶと良いでしょう。

ドアの向き

冷凍庫には、扉が横向きに開くタイプと、縦方向に開くタイプがあります。

横向きに開くタイプは、一般的な冷蔵庫と同じようなイメージで、庫内の中に何が入っているのか見えやすいのがメリットです。扉を開けるために冷凍庫の前にスペースが必要なので、設置場所はある程度考慮する必要があります。

縦型は、横型と違って冷凍庫の前のスペースを空けておく必要がありません。また開口部が比較的大きく作られているため、大きなものを出し入れしやすいという特徴があります。

それぞれの特徴を確認して、設置スペースや使い勝手から好みのタイプを選ぶと良いでしょう。

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先ほど冷凍庫にかかる電気代を確認しましたが、電気代はできるだけ抑えたいところです。

ここでは、冷凍庫の電気代を抑える方法をご紹介します。

最新型の省エネモデルを購入

家電製品は、毎年のように新モデルが登場します。

新しい製品は省エネを意識しているものが多く、少ない電力で従来通りの冷却能力を発揮してくれるものも少なくありません。

今、古い型の冷凍庫を使っているのであれば、新しいものに買い替えることで電気代を大幅に下げることができるかもしれません。

開け閉めは最低限に

冷蔵庫同様、冷凍庫も開け閉めを繰り返すと電気代がかさみます。

外気温に比べて冷凍庫内の温度は極端に低いため、開閉するだけで庫内の温度は上がってしまいます。

開閉が多いと、一度上がった温度を再び下げるために無駄な電力を消費してしまうのです。

日頃から冷凍庫の中を整理してどこに何を収納するか明確にしておくなど、冷凍庫を開け閉めする回数や開けっ放しの時間を少なくできるよう心がけましょう。

温かいものは冷ましてから入れる

作り置きのおかずなど、出来立てのあたたかい物は、ある程度温度が下がるまで冷ましましょう。

温かい状態で入れることで庫内の温度が上がってしまい、電気代がかさむ原因になります。

できるだけ物を多めに入れておく

冷蔵庫はあまり物を詰めすぎない方が良いと言われますが、冷凍庫は逆に、物を多く入れる方が電気代の節約につながります。

それは、冷凍庫の中に入っている物が凍ると、それぞれの物が庫内を低い温度に保つ役割を果たすからです。

たくさん物が入っていると、多少の開け閉めでも温度が下がりにくくなり、電力消費を抑えやすくなります。

この記事では、冷凍庫の電気代や、電気代を節約する方法をご紹介しました。

冷凍庫は便利なアイテムですが、もちろんそれなりに電気代がかかります。

少しでも電気代を抑えたいという方は、上記でご紹介した節約方法を実践してみてください。

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(出典:WINCOD|TH-31RFS1-WH)
(出典:アイリスオーヤマ|IUSD-6A-B)
(出典:アイリスオーヤマ|IUSD-18A-W)
(出典:アイリスオーヤマ|ICSD-29A-W)
(出典:アイリスオーヤマ|冷凍食品のまとめ買いを保存しておくなら場所を選ばないスリム冷凍庫がおすすめ)
(出典:COMFEE'|RCC100WH/E)

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