一般家庭の電気代はどれくらい?平均相場や効果的な節約方法を解説

2023年10月04日

自分の家の電気代は、一般家庭の電気代の平均よりも高いのか低いのか気になる方も少なくないでしょう。毎月かならず発生する電気代は、できれば節約したいと思うものです。この記事では、一般家庭の電気代相場と節約する方法をご紹介します。

まずは、自分の家庭が支払っている電気代が高いかどうかを知るためにも、一般家庭の電気代平均がどれくらいなのか見ていきましょう。

総務省が発表している家計調査(2022年)によると、世帯人数別の電気代平均は以下の通りです。

世帯人数 1ヵ月の平均電気代
1人 6,808円
2人 11,307円
3人 13,157円
4人 13,948円
5人 15,474円
6人以上 17,869円

(出典)

  • 政府統計の総合窓口|家庭調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2022年 単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯
  • 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 2022年 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯

上記は年間を通した全体的な平均額ですが、実際のところ電気代は季節によって異なります。

そこで、季節別の電気代も世帯人数別にまとめました。

季節別の電気代平均

2022年における季節ごとの電気代平均は、以下の通りです。

世帯人数 1~3月期 4~6月期 7~9月期 10~12月期
1人 7,749円 6,333円 6,418円 6,557円
2人 13,216円 10,657円 10,446円 10,910円
3人 15,320円 12,599円 12,062円 12,648円
4人 16,286円 12,713円 12,922円 13,871円
5人 18,467円 14,529円 14,038円 14,860円
6人以上 21,186円 16,764円 15,874円 17,654円

(出典)

  • 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2022年1~3月期 世帯人員・世帯主の年齢階級別 総世帯・勤労者世帯
  • 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2022年4~6月期 世帯人員・世帯主の年齢階級別 総世帯・勤労者世帯
  • 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2022年7~9月期 世帯人員・世帯主の年齢階級別 総世帯・勤労者世帯
  • 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2022年10~12月期 世帯人員・世帯主の年齢階級別 総世帯・勤労者世帯

世帯人数別の季節ごとの電気代を比較すると、どの世帯も1~3月期が最も高くなることがわかります。

これは、暖房器具を使用する頻度が高いのが原因だと考えられます。

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一般家庭の電気代平均をご紹介してきましたが、ご家庭で毎月支払っている電気代と比べていかがでしたでしょうか。

平均よりも高かった場合はもちろん、平均より低くても毎月必ず支払う電気代はできるだけ節約したいところです。

そこで、ここでは電気代を節約する方法をいくつかご紹介します。

使っていない電化製品は電源を切って待機電力を抑える

電化製品は、使っていなくてもコンセントに挿しているだけで待機電力がかかる製品が多くあります。

家庭全体で消費している電力のうち、待機電力が占める割合は6%という試算も出ているので、電気代を節約するうえで見逃せません。

冷蔵庫のように、常時電源を入れておかなければいけない電化製品以外は、使っていない時はコンセントからプラグを抜いて待機電力を抑えましょう。

またプラグの抜き差しが面倒なら、個別にオンオフができる節電タップを使うのもおすすめです。

節電タップならプラグを挿したまま、スイッチで通電の切り替えが簡単にできるので、手間をかけずに待機電力をカットできます。

電化製品の使い方を見直す

家庭の中で電力消費が多い電化製品の使い方を見直すことで、電気代を大きく抑えられる可能性があります。

そこでまずは、どの電化製品が電気代を高くしているのかを見ていきましょう。

電化製品 夏季の電力消費割合 冬季の電力消費割合
エアコン 34.2% 32.7%
冷蔵庫 17.8% 14.9%
照明器具 9.6% 9.3%
給湯器 6.1% 12.5%

(出典:経済産業省 資源エネルギー庁|省エネポータルサイト 省エネルギー政策について)

上記の数値からも分かるように、エアコンと冷蔵庫、照明器具だけでも、家庭全体の半分以上の電力を消費していることがわかります。

そこで電気代を削減したいなら、これらの使い方を見直せるかどうかが重要です。

ここでは、それぞれの電気代を節約する方法をご紹介します。

エアコン

エアコンの節電方法は、以下の通りです。

  • 設定温度を無理のない範囲で調節する
  • 必要なときだけ使用する
  • ドアや窓の開け閉めを少なくする
  • 扇風機やサーキュレーターを併用する
  • こまめにフィルターを掃除する

エアコンの電気代を節約したいなら、設定温度を無理のない範囲で調整することが重要です。

冷房の温度を1℃高くすると約13%、暖房の温度を1℃低くすると約10%の消費電力が削減できると言われています。

環境省では、冷房時の室温は28℃、暖房時の室温は20℃を目安にすることを推奨しているので、意識して調整しましょう。

また扇風機やサーキュレーターを併用して、部屋の空気を循環させるのもおすすめです。

部屋の空気を循環させると、冷暖房効率が上がり、設定温度を少し緩めにしても快適に過ごせます。

冷蔵庫

冷蔵庫の節電方法は、以下の通りです。

  • 熱いものは冷ましてから入れる
  • 庫内の温度設定を「中」や「弱」に設定する
  • 庫内を整理してものを詰め込まない
  • 開閉の回数・開けている時間を少なくする
  • 壁から少し離して置く

冷蔵庫の電気代を節約したいなら、庫内の温度がなるべく上がらないようにすることがポイントです。

冷蔵庫は庫内の温度を保つために、温度が上がると温度を下げるために消費電力が大きくなります。

ドアの開け閉め回数を少なくしたり、ドアを開ける時間を短くしたりなどを意識して、庫内の温度を上げないようにしましょう。

照明器具

照明器具の節電方法は、以下の通りです。

  • LED電球に変える
  • 点灯時間を短くする
  • 必要がない時は電気を消す

照明器具を節約するには、必要のない時には消すのはもちろん、点灯時間を短くすることで消費電力を減らせます。

また蛍光灯や白熱電球を使用しているなら、省エネ性能が高いLED電球に変えるのも効果的です。

LED電球の消費電力は、蛍光電球と比較すると約4分の3も少ないのが特徴です。

また蛍光電球の寿命は約1,000時間なのですが、LED電球は約40倍の約40,000時間も使い続けられます。

LED電球は蛍光灯や白熱電球よりも価格は高めですが、長期的に見ると節約につながります。

消費電力・寿命ともにLED電球の方が優れているので、非常におトクです。

給湯器

給湯器の節電方法は、以下の通りです。

【風呂給湯器】

  • 使わない時はリモコンのスイッチを切る
  • 間隔をあけずに入浴する
  • シャワーを流しっぱなしにしない

【ガス給湯器】

  • ため洗いをしてお湯を出しっぱなしにしない
  • 低温に設定する

給湯器の電気代を節約するなら、お湯を出しっぱなしにしないようにしましょう。

シャワーの場合なら頭や体を洗っている間は止めたり、食器は桶などでため洗いをしたりすることで無駄をカットできます。

また設定温度をできるだけ低くすることでも、電気代を節約できるため、季節によって設定温度を調節するのが効率的です。

古い電化製品は買い替える

エネルギー消費を抑えたエコ仕様の電化製品は、年々増えています。

たとえば、冷蔵庫(401~450L)で見てみると、2008年のものと2018年のものでは新しい冷蔵庫の方が約40~47%ほど省エネになり、年間約6,000~8,000円ほどの電気代が抑えられることになります。

※目安単価31円/kWhで計算

長年使っている電化製品がある場合は、買い替えた方が節約になる可能性があります。

消費電力量はメーカーの公式サイトやパンフレットなどで確認できます。

現在使用中の電化製品の消費電力と比べて、消費電力量が抑えられるようなら、買い替えを検討するのもひとつの手です。

電力会社を見直す

電気代を節約するためには、電気の使い方を見直すことも大切ですが、電力会社を切り替えることでも電気代を抑えられる可能性があります。

電力会社を見直して、電気代の単価を下げられれば、たとえ同じような使い方をしたとしても毎月の電気代は大きく変わります。

さらに他の節電方法を合わせて行うことで、より効率的に電気代を下げられるでしょう。

電力会社の切り替えを検討するなら、ぜひ『エバーグリーン』も候補に入れてみてください。

エバーグリーンの特徴は、以下の通りです。

  • 東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員
  • 電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力
  • 沖縄と一部離島を除く、日本全国に電気を供給
  • 初期費用、契約手数料、解約違約金がかからない ※あるく・おトク・でんきを除く
  • 電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになる、地球にやさしい「CO₂フリープラン」プランもあり

ご興味のある方は、一度エバーグリーンの公式サイトをチェックしてみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

今回は、一般家庭の電気代平均と、電気代を節約する方法をご紹介しました。

もしご家庭の電気代が平均よりも高いようなら、消費電力をできるだけ抑えられるような使い方を意識しましょう。

また電力会社の切り替えで、毎月の電気代が大きく節約できる場合もあります。

電力会社の切り替えには、エバーグリーンをぜひご検討ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典)

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