ウォームビズとは?地球環境を考えた暮らしへ

2023年11月02日

寒くなると、つい暖房の温度を高めに設定してしまいます。しかし、工夫次第ではエアコンの設定温度を下げたまま、温かく生活することもできます。こうした取り組みによって地球環境を守ろうという取り組みが、ウォームビズです。この記事では、ウォームビズの概要と、具体的にどんなことをするのかについてまとめます。

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ウォームビズの概要について、簡単にまとめます。

ウォームビズの目的は?

ウォームビズは、冬場、暖房に必要なエネルギーを削減して、CO₂発生量を減らすことで、地球環境にやさしい生活を送ることを目的としています。

クールビズで夏に冷房の使用量を抑えていたのと同様の考え方です。

ウォームビズではどんなことをする?

ウォームビズでは、基本的に暖房の温度を下げることで目標が達成できます。

しかし単純に暖房の設定温度を下げるだけではなく、暖房を弱くしても寒く感じにくい衣食住の選択が重要となります。

具体的にどのような対策で暖を取るかについては、この後詳しく解説します。

ウォームビズの期間は?

ウォームビズの期間は、環境省の通達により、毎年11月1日から3月末までと定められています。

ただし、北海道など寒さの強い地域では、10月や4月でも暖房を使用することがあるため、ウォームビズの考え方に基づいた暖房利用をすることで、暖房費の節減、地球環境への負荷低減が期待できます。

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それでは、具体的にウォームビズにどのように取り組むかについて、解説します。

室温は20度を目安に

ウォームビズでは、暖房を利用した際の室温を20度にすることを目標にしています。

あくまでもこれは暖房使用時の室温設定を20度にすることを指し、気温が高い日に冷房を稼働させて20度を目指す必要はありません。

服装で工夫

人間の体は、首、わき、鼠径部に太い血管が通っており、皮膚から血管までの距離も近いため、体温を変化させやすいポイントとなっています。

ここを温めることで、全身にまわる血液が温まり、結果として体温が上がりやすくなります。

加えて、手首や足首は、服の袖、裾に該当する部分で、露出しやすく、温度が下がりやすい傾向にあります。

ここを保護することで、寒さを感じにくくする効果が期待できます。

保温グッズとしては、ひざ掛けやストールなども有効です。

薄手のものを重ね着することや、スリッパを履いて足元の冷えを予防するのも良いでしょう。

食事で工夫

冬が旬の食材は、体が温まりやすいといわれています。

調理方法も、冷たいまま食べるものよりは、温かくして食べるものを積極的に活用しましょう。

特におすすめなのが、旬の野菜を多く取り入れた鍋料理です。

体の内側から体温を上げることで、寒さを感じにくくできます。

住居で工夫

冷気は、窓から入りやすいです。

そのため、断熱シートで窓を保護して、外の温度をシャットアウトできるようにしましょう。

また、二重サッシにすることで、室内の熱を逃がしにくくできます。

扇風機やサーキュレーターを利用して、暖房の熱を室内全体に循環させるのも、効果的な手法です。

これらの方法を実施したうえで、温湿度計を利用し、室温が目標とする20度程度まで下がっているか、湿度が低くなりすぎていないかをチェックしましょう。

そのほかにできる工夫

こうした工夫のほかに、入浴や適度な運動などは、体温を上げる行動として有効です。

また、ひとつの部屋に複数人が集まることで暖房を節約するウォームシェアという考え方も重要です。

それぞれの部屋で過ごす時間を最小限にし、1か所で利用している暖房の熱を最大限利用するように心がけましょう。

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ウォームビズを実施すると、暖房を極力使わないような生活スタイルになりますので、節約にもつながります。

エアコンの暖房温度の設定を、21度から20度に変更した場合、年間でのCO₂削減量は25.9kg、節電量は53.08kWhになるという試算があります(※)。

この節電量は、約1,645円相当(31円/kWhとした場合)です。

地球環境にもやさしく節電にもつながるため、ぜひ積極的にウォームビズに取り組みましょう。

※ 外気温6度、エアコンの消費電力2.2kW、1日9時間使用の場合

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電力使用に際し、さらに地球環境にやさしい選択があります。

それは、発電方法に配慮することです。

現在の日本の発電は、大半が火力発電によって行われています。

ウォームビズで電力消費量を抑えても、火力発電で生じるCO₂の削減量には限界があります。

そこで考えたいのが、再生可能エネルギーの利用です。

太陽光や風力、水力、地熱、バイオマスなどは再生可能エネルギーといわれ、発電時に温室効果ガスを排出しない(または増加させない)のが大きな特徴です。

環境に配慮した電気を使いたい方におすすめなのが、CO₂排出量が実質ゼロになる『エバーグリーン』の「CO₂フリープラン」です。

本プランでは、FIT電気に環境価値を持つ非化石証書を組み合わせることで、実質的に再生可能エネルギー比率100%の電気をお届けします。

CO₂フリープランへの切り替えによって削減できるCO₂排出量は、一般家庭で年間1,785kg-CO₂です。

これは、杉の木約130本が1年間に吸収するCO₂量に相当します。

※300kWh/月×12か月×0.496kg-CO₂/kWh(平成29年度全国平均係数)より算出
※杉の木1本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

エバーグリーンは、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、20年以上の電力事業実績を誇る老舗の新電力です。

CO₂フリープランについて詳しく知りたい方は、ぜひ公式ホームページをチェックしてみてください。

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ウォームビズは、暖房の温度を上げ過ぎないように生活するという考え方であり、そのアクションを指します。

地球環境にやさしいのはもちろんのこと、節約にもつながりますので、積極的に暮らしに取り入れていきましょう。

また、より地球環境に配慮した電力利用を検討するなら、エバーグリーンのCO₂フリープランがおすすめです。

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(出典)

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