浴室乾燥機の電気代はいくら?相場や電気代を抑える方法を解説

ライフスタイル
2021年3月8日

この記事では、浴室乾燥機の電気代の相場をご紹介します。また、洗濯乾燥機の電気代との比較や、電気代を抑える方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

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天気が悪い日や洗濯物の量が多いときなどに、浴室乾燥機を使っている方も多いでしょう。

室内での乾燥に便利な浴室乾燥機ですが、電気代も気になるところです。

浴室乾燥機の電気代は消費電力を使って計算できます。

機種によっても異なりますが、浴室乾燥機の消費電力はおよそ1250Wほどです。

ドライヤーと同じくらいの数値であり、家電製品のなかでも消費電力は高い部類に入ります。

消費電力1250Wの浴室乾燥機を1日3時間使用した場合、電気代は下記の通りです。

【浴室乾燥機(1250W)の電気代】

  • 1日3時間使用:約116円
  • 1日3時間を1ヶ月(30日)使用:約3,488円
  • 1日3時間を1年間使用:約41,850円

※1kWhあたりの電気代を31円と仮定

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先ほど浴室乾燥機の電気代をご紹介しましたが、洗濯乾燥機の電気代と比較するとどうなのでしょうか。

洗濯乾燥機は、消費電力こそ高いものの、温風や回転動作などによって乾きやすく、短時間で乾燥できるのが特徴です。

洗濯乾燥機の例として、『シャープ』の「ES-X12C」の電気代を見てみましょう。

「ES-X12C」で6kgの洗濯物を洗濯から乾燥まで行った場合、1回の電気代は40.8円です。

洗濯も入っているにも関わらず、浴室乾燥機と比べると約3分の1の電気代となっています。

これは一例ですが、このように浴室乾燥機は洗濯乾燥機に比べて電気代が高くなりがちなので、賢く使用する必要があります。

(出典:シャープ|ES-X12C)

「浴室乾燥機って便利だけど、やっぱり電気代が高いイメージ…」と感じている方は少なくないでしょう。実際に、他の家電製品と比較して浴室乾燥機の電気代は高めになる傾向があります。その主な原因を3つのポイントから見ていきましょう。

原因1:消費電力の大きさ ― 実はドライヤー並み?

浴室乾燥機が電気を多く消費する最大の理由は、その消費電力の大きさにあります。

多くの浴室乾燥機、特に電気式のヒーターで温風を作り出すタイプは、約1200W~1500W程度の消費電力を必要とします。これは、私たちが毎日使うヘアドライヤーを長時間つけっぱなしにしているのと同程度、もしくはそれ以上の電力を消費していることになります。

原因2:長時間利用による積み重ね

浴室乾燥機の電気代を押し上げるもう一つの大きな要因は、使用時間の長さです。

厚手の衣類や大量の洗濯物を乾かす場合、3時間以上の連続運転も珍しくありません。梅雨の時期や冬場など、洗濯物が乾きにくい季節には、さらに長時間使用してしまうこともあるでしょう。

1回の使用時間が長くなればなるほど、当然ながら消費電力量は増え、電気代も積み重なっていきます。

原因3:誤った使い方による効率低下 ― 知らないうちに損してるかも?

意外と見落としがちなのが、浴室乾燥機の使い方による乾燥効率の低下です。誤った使い方を続けると、本来の性能を発揮できず、乾燥に余計な時間がかかり、結果として電気代を無駄にしてしまうことがあります。

【ポイント】

  • フィルターの目詰まり: 浴室乾燥機のフィルターにホコリや糸くずが溜まっていると、空気の通りが悪くなり、温風が効率よく循環しません。これにより乾燥能力が低下し、運転時間が長引く原因となります。
  • 浴室内の湿度: 入浴直後など、浴室の壁や床に水分が多く残った状態で乾燥を始めると、洗濯物だけでなく浴室全体の水分も蒸発させようとするため、乾燥効率が悪くなります。
  • 洗濯物の干し方: 洗濯物同士の間隔が詰まりすぎていると、温風が衣類の間を通り抜けにくく、乾きムラができたり、乾燥に時間がかかったりします。
  • 換気不足または過度な換気: 完全に密閉された空間では湿気がこもりやすく、逆にドアを開けすぎると温風が逃げてしまい、どちらも乾燥効率を低下させる可能性があります。

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浴室乾燥機は、考えて使わないと家計を圧迫する原因になりかねません。

ここでは浴室乾燥機の電気代を節約する7つのポイントをご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

  • サーキュレーターや扇風機を使って時短する
  • あらかじめ室内で干してから使用する
  • 浴室内の水分をとっておく
  • 洗濯物同士の間隔を十分に開ける
  • 適度に空気の通り道をつくる
  • 「タイマー機能」を使って無駄な「つけっぱなし」を防止する
  • フィルター掃除をこまめに行う

サーキュレーターや扇風機を使って時短する

浴室乾燥機は長く使うほど電気代が多くかかるので、なるべく短時間で乾燥を済ませるようにしましょう。

サーキュレーターや扇風機を使えば、温かい空気を循環させることができ、洗濯物の乾きが早くなります。

浴室乾燥機を使用する際は合わせて活用しましょう。

【関連記事】サーキュレーターの電気代ってどれくらい?節約する方法もまとめて紹介

あらかじめ室内で干してから使用する

洗濯物を室内で干してから浴室乾燥機を使うと、乾燥までの時間を短縮できます。

洗濯を終えたばかりの衣類は水分を多く含んでいるので、乾燥に時間がかかりやすいです。

そのため、あらかじめ室内で少し干しておくと、水分が減って乾きやすくなります。

乾燥をある程度進めておき、浴室乾燥機を仕上げとして使用することで、使用時間を抑えて電気代を節約できます。

浴室内の水分をとっておく

浴室内に水分が残っていると、乾燥が遅くなってしまい、浴室乾燥機の電気代がかさんでしまいます。

できるだけ浴室内の水分が少なくなるよう、浴槽のお湯を捨てたり、床や壁の水分を拭いたりすると、乾燥時間を短縮することが可能です。

洗濯物同士の間隔を十分に開ける

洗濯物の干し方も節約ポイントのひとつです。

まず、一度に干す洗濯物の量は、浴室乾燥機の能力を最大限に活かすため、容量の8割程度に留めるのが賢明です。衣類を詰め込みすぎると温風が隅々まで行き渡らず、乾きムラが生じて、かえって乾燥時間が長引いてしまいます。

洗濯物同士の間隔も重要で、こぶし一つ分以上はスペースを空けるように心がけましょう。これにより空気の通り道が確保され、温風が効率よく循環します。特に、トレーナーやジーパンといった厚手の衣類や乾きにくい素材のものは、温風が直接当たりやすい中央部や送風口の近くに配置するのがポイントです。

また、長いズボンやタオル類は、蛇腹に干したり、裾の長さをあえて揃えずに段差をつけたりすることで、空気に触れる面積が増え、より早く乾かすことができます。

洗濯機での脱水時間を通常より少し長めに設定することも、衣類が含む水分量を減らし、浴室乾燥機の負担を軽減するのに役立ちます。

適度に空気の通り道をつくる

浴室乾燥機を使用する際、温風が外に出ないように浴室を締めきっている方が多いのではないでしょうか。

しかし先ほども触れた通り、乾燥には空気の循環が大切です。完全に空間を閉め切ってしまうと、かえって乾燥の効率が悪くなる可能性があります。

そのため、もし浴室に空気の通り道がない場合はドアを少し開けてみましょう。空気が回りやすくなり、時短と節約が期待できます。

ただし、あまり大きく開けすぎると暖かい空気が逃げて乾燥しづらくなります。ドアを開ける場合は1cm程度にしましょう。

「タイマー機能」を使って無駄な「つけっぱなし」を防止する

電源の消し忘れによる浴室乾燥機の「つけっぱなし」は、電気代の大きな無駄遣いの元凶です。このようなうっかりミスを防ぐために、タイマー機能を活用しましょう。

ほとんどの浴室乾燥機にはタイマー機能が標準装備されています。洗濯物の量や種類、その日の湿度などを考慮して、最適な乾燥時間を設定して、必要以上の長時間運転を避けることが肝心です。

特に、就寝前や外出前に浴室乾燥機を稼働させる際には、必ずタイマーをセットする習慣を身につけることで、無駄な電力消費を防いで、電気代の節約につながります。

フィルター掃除をこまめに行う

浴室乾燥機のフィルターが汚れていたり、詰まっていたりすると、乾燥効率が落ちてしまいます。

その結果、使用時間が長くなり、電気代が高くなりやすいです。

フィルターをこまめに掃除して、浴室乾燥機がしっかり稼働するようにしましょう。

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浴室乾燥機にかかる電気代を節約するには、電力会社を切り替えるのも有効かもしれません。

電力会社を見直して電気料金自体が下がれば、浴室乾燥機だけでなく、家庭全体の電気代がグッと安くなるかもしれません。

「電力会社の切り替え」と聞くと、少し面倒な印象を受けるかもしれませんが、WEBから5分程度で申し込みが完了する会社もあり、そこまで難しくありません。

今ではたくさんの電力会社が誕生し、それぞれの会社が魅力的なプランを提供しています。

たとえば、新電力『エバーグリーン』ではシンプルな通常プランだけでなく、下記のようなユニークな電気プランがあるのも魅力です。

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浴室乾燥機は消費電力が高く、電気代が多くかかりがちです。

電気代を節約するためには、サーキュレーターや扇風機で空気を循環したり、あらかじめ部屋干しで水分を減らしたりするなどの工夫しましょう。

また、電力会社を切り替えるだけで、浴室乾燥機以外の電気代も下げることができるかもしれません。ぜひこの機会に検討してみてください。

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