【目次】
ファンヒーターの電気代は高い?エアコンやストーブと徹底比較

「ファンヒーターは電気代が高い」というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
結論から言うと、部屋全体を暖めるランニングコスト(電気代・燃料代)が最も安いのは「エアコン」です。
しかし、ファンヒーターには「速暖性」というエアコンにはない強みがあります。
主要な暖房器具の1時間あたりのコストと、対応する部屋の広さを比較しました。
※表は横にスクロールできます→
| 暖房器具 | 1時間あたりの コスト目安 |
特徴・対応畳数 |
|---|---|---|
| エアコン (10畳用) |
約3.3円〜61.4円 (安定時は約22円) |
【リビング・全体】 コスパ最強だが、暖まるまで時間がかかる。 |
| 石油ファンヒーター (木造10畳用) |
約10.7円〜48.0円 (灯油代込み) |
【寒冷地・広い部屋】 非常に暖かいが、給油の手間がある。 |
| ガスファンヒーター (木造11畳用) |
約10.0円〜51.0円 (ガス代込み) |
【リビング・ダイニング】 点火5秒で即暖。ガス栓が必要。 |
| セラミックファンヒーター (木造6畳用) |
約19.2円〜37.2円 (強運転時) |
【脱衣所・トイレ】 ※木造6畳が限界。 広い部屋で使うと常に強運転になり割高。 |
【算出条件と参照データ】
- 電気代単価:31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価)
- 灯油価格:122.2円/L(資源エネルギー庁 石油製品価格調査 2025年12月時点)
- 都市ガス単価:155円/m³
※東京ガスの一般料金表(2025年12月検針分)より、冬場の一般的な家庭の使用量(20m³〜80m³区分)から算出した目安単価を採用。 - 参照製品:
・エアコン:三菱電機「霧ヶ峰 Zシリーズ MSZ-ZW2826」(定格710W)
・石油:ダイニチ「FW-3725SGX」(燃焼時62〜129W)
・ガス:リンナイ「RC-Y4002PE」(13A)
・セラミック:シャープ「HX-TK12」(強1200W/弱620W)
このように、コスト面ではエアコンが優秀ですが、「すぐに暖まりたい」「着替えの時だけ暖めたい」といったシーンではファンヒーターが活躍します。
次項で、ファンヒーターの種類ごとの詳しいコスト内訳を見ていきましょう。
種類別!ファンヒーターの電気代・燃料代の内訳

ファンヒーターは燃料の違いによって「石油」「ガス」「電気(セラミック)」の3つに分かれます。
それぞれのコストと、最新単価での試算結果を詳しく見ていきましょう。
※電気代31円/kWh、灯油122.2円/L、都市ガス155円/m³で計算しています。
1. 石油ファンヒーター(電気代+灯油代)
本体価格が手頃で、非常に暖かいのが特徴です。コンセントからの電気代は微々たるものですが、燃料である灯油代がかかります。
『ダイニチ』の木造10畳用モデル「FW-3725SGX」を例に計算します。
- 電気代:燃焼時は弱〜強で約1.9円〜4.0円/1時間
- 灯油代:最小〜最大燃焼で約8.8円〜44.0円/1時間
- 合計コスト:約10.7円〜48.0円/1時間
最大火力で使い続けると1時間あたり約48円かかりますが、部屋が暖まった後に「弱(最小燃焼)」で運転を続ければ、1時間あたり約11円で済みます。
寒い地域や広いリビングでは、エアコンの立ち上がりを助ける強力な暖房として非常に優秀です。
2. ガスファンヒーター(電気代+ガス代)
ガス栓に繋ぐため給油の手間がなく、スイッチを入れて5秒程度で温風が出る圧倒的な速暖性が魅力です。
『リンナイ』の木造11畳用モデル「RC-Y4002PE」を例に計算します。
- 電気代:ファンを回すのみなので約0.6円/1時間と格安
- ガス代:弱〜強運転で約9.4円〜50.5円/1時間(都市ガス13Aの場合)
- 合計コスト:約10.0円〜51.1円/1時間
石油ファンヒーターと同等のパワーを持ちながら、給油の手間がありません。
ただし、上記は「都市ガス」での計算結果です。プロパンガス(LPガス)を使用しているご家庭の場合、単価が都市ガスの1.5〜2倍以上になることもあるため、ランニングコストはさらに高くなる点にご注意ください。
3. セラミックファンヒーター(電気代のみ)
燃料を使わず、電気の力だけでセラミックを発熱させて温風を出します。非燃焼系なので空気が汚れにくく、換気の手間が少ないのがメリットです。
『シャープ』の木造6畳用モデル「HX-TK12」を例に計算します。
- 弱運転(620W):約19.2円/1時間
- 強運転(1200W):約37.2円/1時間
他のファンヒーターと違い、燃料代はかかりませんが電気代そのものが高くなります。
また、暖房能力は「木造6畳まで」が一般的です。広いリビングで無理に使おうとすると、部屋が暖まらず常に「強」運転になり、電気代が高額になってしまいます。
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ファンヒーターの電気代を節約する方法

室内を素早く暖めることができるファンヒーターはとても便利なため、寒い冬に頻繁に使用する人も多いでしょう。
しかしたくさん使うとその分電気代はかかってしまうため、できるだけコストを抑えたいところです。
そこでここでは、ファンヒーターの電気代を節約する方法をいくつかご紹介します。
光熱費は少し工夫するだけで節約することが可能です。できることから取り組んでみてください。
窓の近くに配置する
ファンヒーターは、置く場所によって室内の暖まり方が変わります。
設置する場所はできるだけ窓の近くを選びましょう。
ファンヒーターを窓の反対側に配置すると、天井→窓側→床という順番に温風が流れます。
この流れで空気が回ると、窓側を温風が通るときに冬の冷たい外気で冷やされます。その冷えた空気が床に流れるため、床の温度が下がり部屋が暖まりづらくなるのです。
反対に、窓側にファンヒーターを配置すると、窓側の冷たい空気を暖めながら上昇気流を作り天井へと押しやってくれるので、部屋全体に暖かい空気が循環します。
窓と反対側にファンヒーターを置いてしまうと、中々部屋が暖まらず、つい設定温度を上げてしまいがちですが、設定温度を上げてしまうと、その分だけ多くの電気を消費してしまいます。
このような理由があるので、ファンヒーターは窓側に置き、電気代を節約しましょう。
室内の暖気を逃さない
室内を暖かくするには、暖気を逃さないことが肝心です。
下のような工夫をすると、暖気が逃げにくくなります。
- 部屋のドアをしっかり閉める
- 断熱効果のあるカーテンを使う(カーテンを二重にする)
- 断熱効果のあるシートを窓に貼る
- 窓の隙間にテープを貼る
- シャッターや雨戸を活用する
- 断熱効果のあるものを床に敷く
まずは簡単にできる家の中のドアを閉めることから意識しましょう。それだけでも部屋は暖かくなります。
断熱シートなどのグッズは、100円ショップやホームセンターでも購入できますので、ぜひ試してみてください。
防寒対策をしっかりする
暖房器具ばかりに頼って、服装が薄手になっていることはありませんか?
体温調節がスムーズになる機能性インナーや衣服の重ね着を増やすことで、暖かく過ごすことができます。
体温が上がれば、暖房器具の温度を下げたり止めたりできるので、電気代を削減することが可能です。
「首」「手首」「足首」は寒さを感じやすいので、特にこの「3つの首」を冷やさないようにしましょう。
サーキュレーターを併用する
サーキュレーターをファンヒーターと併用する方法もおすすめです。
暖かい空気は天井に溜まり、冷たい空気は下に溜まる性質があります。ファンヒーターで空気を暖めても、この空気の性質によって室内の温度にムラが起きてしまいます。
そういった温度のムラも、サーキュレーターで室内の空気を循環させることで解消でき、部屋全体を暖かくすることが可能です。
サーキュレーターを使うときは、天井に向けて風を送ることがポイントです。そうすると、天井に溜まった暖かい空気が移動して、足下まで暖かくなります。
外出前や就寝前は早めに電源を切る
暖房器具の電源を切ったあとも、部屋の温度はしばらく暖かい状態で持続します。
室温はすぐには下がらないので、就寝前やお出かけ前は、15分程前に電源を切りましょう。
早めにファンヒーターの電源を切れば、その分電気代や灯油代が節約できます。
ファンヒーターの電気代を節約するなら電力会社の切り替えも効果的

ファンヒーターの電気代をもっと節約したい方は、電力会社の切り替えを検討してみませんか?
2016年4月から電力の自由化がスタートし、私たちは自由に電力会社を選べるようになりました。
これまで電力会社を切り替えたことのない人であれば、電力会社を切り替えるだけで、電気料金を簡単に下げられる可能性があります。
電力会社の切り替えと聞くとハードルが高く感じる方もいると思います。
しかし実はとても簡単で、多くの会社ではWEBサイトから5分程度で申し込みができます。
もし「難しそうだから」という理由で諦めていた方は、ぜひもう一度検討してみてください。
電力会社はそれぞれ料金やプランなどに特徴がありますので、自分の家庭に合っているところを選びましょう。
電力会社を切り替えるならエバーグリーンがおすすめ
電気代を抑えたい方におすすめしたい電力会社が、『エバーグリーン』です。
エバーグリーンは、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績があります。
沖縄と一部離島を除く全国に電気をお届けしており、電気契約数は19万件を突破しました。
エバーグリーンには、シンプルな通常プランに加えて、ユニークなプランが揃っています。
中でも特におすすめなのが、月々の基本料金が0円の「スマートゼロプラン」です。
【スマートゼロプランの特徴】
- ポイント1:毎月の「基本料金」が0円
スマートゼロプランの大きな特徴は、毎月の「基本料金」がないことです。お支払いは、実際に使った電気の量に応じて計算されるため、使用量が少ない月でも固定費に悩まされることがありません。 - ポイント2:料金単価は一律!電気の使用量が多くても安心
電気の使用量によって料金単価が変動しない、フラットな料金設定も魅力です。使用量が増えても単価が上がる心配がないため、料金の計算がとても簡単。夏場・冬場など電気を多く使う月でも安心です。 - ポイント3:Amazonギフトカード5,000円分をプレゼント!
新規でご契約いただいたお客さまには、特典としてAmazonギフトカード5,000円分をプレゼントしています。暮らしに嬉しい、おトクな特典です。
『エバーグリーン』の公式ホームページで、電気料金シミュレーションができます。まずは現在の電気代からどの程度変わるのか、ぜひ一度チェックしてみてください。
ライフスタイル別!ファンヒーターの選び方
ここまで紹介したコストや特徴を踏まえ、あなたのライフスタイルにはどのファンヒーターが合っているのか、選び方のポイントをご紹介します。
広いリビングや寒冷地なら「石油・ガスファンヒーター」
10畳以上の広いリビングや、寒さの厳しい地域にお住まいの方には、圧倒的なパワーがある石油ファンヒーターやガスファンヒーターがおすすめです。
速暖性が高く、部屋全体を素早く暖めることができるため、家族が集まるメインルームの暖房として最適です。
【選び方のヒント】
- コスト重視なら「石油」:灯油代はかかりますが、本体価格が比較的安く、ランニングコストもガスより抑えやすい傾向にあります。
- 手間なし重視なら「ガス」:ガス栓が必要ですが、給油の手間が一切なく、スイッチ一つですぐに温風が出る快適さは抜群です。
脱衣所・トイレ・子供部屋なら「セラミックファンヒーター」
「朝の着替えの時だけ」「お風呂に入る時だけ」といった短時間の使用や、狭いスペースにはセラミックファンヒーターが最適です。
換気が不要で空気を汚さず、火を使わないため安全性も高く、子供部屋や高齢の方の部屋にも安心して置けます。
また、一人暮らしのワンルーム(6畳程度)であれば、セラミックファンヒーターでも十分に暖まることができます。ただし、長時間つけっぱなしにすると電気代が高くなりやすいため、エアコンとうまく併用するのがおすすめです。
使い方を見直してファンヒーターの電気代を節約しよう
1時間あたりのファンヒーターの電気代は、数十円程度です。
しかし、小さな積み重ねで電気代はかさんでしまいます。少し工夫をするだけで節約できますので、まずはできることから始めてみましょう。
これ以上節約するのが難しいなと思うときや、根本から電気代を見直したい場合は、電力会社の切り替えがおすすめです。
電力会社の変更は簡単にできますので、まずは現在契約している電力会社の料金やサービスと比較してみると良いでしょう。
