福岡の電気代は高い?世帯人数別・季節別の平均額と節約方法3選

ライフスタイル
2025年4月30日

福岡県では、電気代の高騰に多くの方が頭を悩ませています。特に、2024年は大幅な電気料金の値上げが続き、多くの福岡県民にとって「電気代」はこれまで以上に重要な関心事になっています。この記事では、福岡における電気代の現状や平均相場、節約方法を詳しく解説します。

目次

福岡の電気代値上げの背景

電気代

2024年、福岡を含む九州地方の電気料金が大幅に値上げされました。

特に、6月分の電気料金は7,551円と前月よりさらに450円値上がりしています。これは前年(5,251円)と比べると実に43.8%もの上昇率で、エアコンが欠かせない季節を迎えるなか、多くの福岡県民の家計を圧迫しました。

この電気代値上げの主な要因は、政府が物価高騰対策として続けてきた補助金の終了です。

メディアでも、一生懸命節電に励んでも電気代の高騰に追いつかない市民や飲食店の状況が報じられ、多くの人々の関心を集めました。

福岡の電気代の平均額を知ろう

電気代の値上げで大きな注目を集めた福岡ですが、実際のところ福岡を含む九州地方の電気代は、全国の中でどのような位置づけにあるのでしょうか?

政府の統計データをもとに見てみましょう。

地方別の電気代平均額

総務省が公表している家計調査によると、地方別の1ヶ月の電気代の平均額は次の通りです。

地方1ヶ月の電気代の平均額
北海道12,328円
東北12,328円
関東11,907円
北陸15,582円
東海11,832円
近畿10,845円
中国13,763円
四国12,557円
九州10,316円
沖縄12,152円
◆全国平均12,008円

同調査によると、福岡市の電気代は9,341円です。

2024年に大幅な値上げがあったものの、実は福岡を含む九州地方の電気代平均額は全国的に見ると比較的安い水準にあります。

もともと安かった分、政府の補助金終了の影響を強く受けて値上げ率が大きくなってしまったというのが実態です。

全国的に見て安いとはいえ、福岡県民にとって40%以上の値上げは家計に大きな打撃となります。

もしご家庭の電気代がこの平均額を上回っているなら、電気の使い方を見直してみることをおすすめします。

福岡の月別の電気代平均

電気代は季節によって大きく異なります。福岡市の月別の電気代平均額を見てみましょう。

福岡市の電気代
1月10,992円
2月9,473円
3月9,825円
4月9,009円
5月8,402円
6月6,697円
7月8,044円
8月10,386円
9月12,225円
10月10,603円
11月8,047円
12月8,388円

※2024年1月~2024年12月

月別データを見ると、福岡の電気代は特に9月にもっとも高くなっていることがわかります。これは、暑さが厳しい8月に冷房使用が増えるためであると考えられます。

また、1月、8月、10月も比較的高めで、冬の暖房や夏の冷房の影響がはっきりと表れています。

自宅の月別の電気代がこの平均よりも明らかに高い場合は、季節に合わせた節電対策を考えてみるといいでしょう。

なぜ高くなる?知っておきたい電気料金の仕組み

電気料金の仕組みを理解することで、なぜ電気代が高くなるのか、どうすれば効率的に使えるのかが見えてきます。

私たちが毎月払っている電気代は、主に3つの料金からできています。

  • 基本料金
  • 電力量料金
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金

それぞれを簡単に説明します。

基本料金

基本料金は、電気をどれだけ使ったかに関係なく、毎月必ず支払う固定の料金です。これは電力会社やプランによって金額が異なります。

基本料金の決め方には次の2種類があります。

  • アンペア制:契約しているアンペア数(一度に使える電気の量)によって基本料金が決まります。アンペア数が大きいほど基本料金も高くなります。
  • 最低料金制:電気の使用量に関係なく、最低限の料金が設定されています。一定量を超えた分は追加で料金がかかります。

電力量料金

電力量料金は、実際に使った電気の量に応じてかかる料金です。

多くの電力会社では、使用量が増えるにつれて単価が上がる「3段階料金制」を採用しています。下記は電力量料金単価の一例です。

使用量1kWhあたりの料金
最初の120kWhまで17.28円
120kWh超え~300kWhまで22.83円
300kWh超え25.80円

電気を使うほど1kWhあたりの料金が上がるので、電気の使用量を抑えることが電気代の節約に直結します。

また、電力量料金には次のような調整額が含まれることがあります。

  • 電源調達調整額:電力会社が電気を仕入れるコストの変動を反映させるもの。市場価格が上がれば電気代も上がります。
  • 燃料費調整額:石油や石炭、天然ガスなどの価格変動を反映させるもの。世界情勢や為替の影響を受けます。

再生可能エネルギー発電促進賦課金

「再エネ賦課金」と呼ばれるもので、太陽光や風力などの環境に優しい発電を増やすための費用です。電気の使用量に応じて全国一律で負担します。

この賦課金の単価は毎年国が決めるため、個人の努力では減らせません。再エネ賦課金の単価の推移は以下の通りです。

年度再エネ賦課金単価
2023年度1.40円/kWh
2024年度3.49円/kWh
2025年度3.98円/kWh

再エネ賦課金は年々上がる傾向にあり、2025年度は1kWhあたり3.98円になっています。この金額自体は変えられないので、電気の使用量を減らして対策しましょう。

福岡の電気代を節約する3つのポイント

エアコンの設定温度を調整する

電気料金が高騰するなか、家計の負担を減らす方法を模索している方も多いでしょう。

ここでは、すぐに実践できる効果的な節約方法を3つご紹介します。福岡の気候や地域特性を考慮した節約ポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

夏場の過ごし方を工夫する

夏場の湿度が特に高い福岡では、地域特有の「ジメジメした暑さ」への対策が電気代削減のポイントです。

具体的な工夫としては、

  • 朝夕の涼しい時間帯に窓を開けて自然換気を行う
  • すだれや遮熱カーテンで直射日光を遮断する
  • 除湿機能付きエアコンの活用
  • 扇風機とエアコンの併用で設定温度を1~2度高くする
  • グリーンカーテンの設置で室温上昇を抑える

などが挙げられます。

これらの対策を行って夏場の快適さを維持しながら、無理なく節電に取り組みましょう。

家電の使い方を変える

家電の使い方によって電気代は大きく変わります。家電ごとの効果的な節約のコツは以下のとおりです。

  • エアコン:冷房は28度設定を基本とし、フィルター清掃を定期的に行う
  • 冷蔵庫:可能であれば庫内の温度設定を控えめにし、食品を詰め込みすぎない
  • 洗濯機:まとめ洗いを心がけ、乾燥機能は極力使わない
  • 照明:LED電球に交換する(従来の電球に比べ約80%省エネ)

特に、消費電力の大きいエアコンや冷蔵庫の使い方を見直すだけでも、月々の電気代に大きな差が出ます。また、使わない機器はコンセントから抜いて待機電力をカットするのもおすすめです。

小さな習慣の積み重ねが、結果的に大きな節約につながります。

電力会社を切り替える

「節電の努力だけでは限界がある」と感じているなら、ぜひ電力会社の見直しを検討しましょう。

現在は電力自由化により、各家庭が自由に電力会社を選べるようになりました。

料金プランやサービス内容を比較すれば、同じ使用量でも支払う料金に大きな差が出ることがあります。

電力会社を切り替えるメリットは、一度手続きをすれば継続的に節約効果が得られること。さらに、生活スタイルを変えることなく効果的に節約できる点も魅力的です。

切り替え手続きもオンラインで数分で完了することが多いので、ぜひ家庭のライフスタイルや価値観に合った電力会社を探してみましょう。

エバーグリーンの「エコな電気」で環境にも優しく

エコな暮らし

電力会社を見直すなら、この機会に電気の「質」にもこだわりませんか?ここでは、CO₂フリーのエコな電気を提供する電力会社『エバーグリーン』をご紹介します。

CO₂フリーのエコな電気を提供

エバーグリーンはイーレックスと東京電力エナジーパートナーの共同出資会社で、すべてのプランで再生可能エネルギー100%の電気を提供しています。

近年では温暖化の進行が深刻な問題となっていますが、その主な原因となるのがCO₂の排出です。

家庭から排出されるCO₂の約半分は電気の使用によるものですが、エバーグリーンに切り替えるだけで、その電気使用によるCO₂排出を実質ゼロにできます。

電気の契約先を変えるだけなので、忙しい方でも普段通りの生活をしながら無理なく環境保全に参加できます。

エコに安心・おトクをプラスしたユニークなプランも

エバーグリーンでは、シンプルな通常プランだけでなく、エコに安心・おトクをプラスしたユニークな電気料金プランも提供しています。

  • ライフスタイルプラン
    毎月一定の電力使用量まで電気代が定額になるプラン。150kWhから600kWhまでの5段階から選択可能。電気料金の変動に悩まされることなく、家計管理をシンプルにできます。
  • あるく・おトク・でんき
    歩数に応じて電気料金が割引になるプラン。健康維持と節約、省エネを同時に実現できるのがメリットです。
  • 保険でんき
    電気と個人賠償責任補償がセットになった、自転車保険の代わりにもなる安心のプラン。電気料金を払うだけで、1億円までの賠償責任補償が付きます。

エバーグリーンは沖縄県と一部離島を除く全国に電気を供給しており、福岡を含む九州全域でも利用可能です。

現在契約している電力会社への連絡もエバーグリーンが代行するため、面倒な手続きなしで簡単に切り替えられます。

ぜひエバーグリーンの公式サイトで、各プランの詳細をチェックしてみてください。

福岡の電気代を知って、環境にも配慮した選択を

福岡の電気代は2024年6月から大幅な値上げが実施され、多くの家庭の負担が増えています。

この記事で紹介したように、電気代の節約には家電の効率的な使い方や季節に応じた対策、そして電力会社の見直しが効果的です。

特に、環境に配慮した電力会社「エバーグリーン」への切り替えは、普段の生活スタイルを変えることなく、エコな暮らしに手軽にシフトできるのがメリットです。

電気は私たちの生活に欠かせないものですが、どんな電気を選ぶかによって環境への影響は大きく変わります。

電力会社の切り替えを考える際は、ぜひ電気の「質」にもこだわって、家族のライフスタイルや価値観に合う電力会社を選んでください。

エバーグリーンは
環境に配慮した電気を
供給することで
皆さまの暮らしを支えます

  • Point
    1

    CO₂排出量が実質ゼロの電気

    実は、家庭から排出されるCO₂の約半数は電気の使用によるもの。エバーグリーンの電気をご利用いただくと、これを実質ゼロに抑えることができます!

  • Point
    2

    安心・安全の供給体制

    エバーグリーンは、再生可能エネルギーのリーディングカンパニーであるイーレックスと、東京電力エナジーパトナーの共同出資により創設した企業です!

  • Point
    3

    充実のサポート体制

    電気のトラブル時に迅速に駆け付ける「でんきレスキュー」 サービスなど、万が一の際もご安心いただけるサポート体制を整えています。

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