電気のつけっぱなしはいくらかかる?照明の種類別電気代と節約術を解説

ライフスタイル
2025年12月26日

「電気を消し忘れたかも」と外出先で不安になったり、寝落ちして朝を迎えてしまったりした経験はありませんか。電気のつけっぱなしは、積み重なると意外な出費につながります。この記事では、LED、蛍光灯など照明の種類ごとの電気代を具体的に計算し、こまめに消す場合との比較や、今日からできる節約術について解説します。

目次

電気をつけっぱなしにした時の電気代は?

天井に埋め込まれたLEDダウンライト。消費電力が少なく長寿命な照明タイプ。

うっかり電気を消し忘れてしまうと、あとでいくら請求されるのか心配になることも多いもの。

ここでは、電気をつけっぱなしにしてしまった場合の電気代を、照明の種類ごとに実際に計算してみましょう。

なお、電気代は下記の計算式で算出しています。

電気代(円)= 消費電力(W) ÷ 1000 × 使用時間(h) × 電力量料金単価(円/kWh)

※電力量料金単価は31円/kWh(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価)として計算

照明の種類消費電力(W)1時間つけっぱなし24時間つけっぱなし24時間×30日(月額)
60形LED電球7.4W約0.2円約5.5円約165円
60形白熱電球54W約1.7円約40円約1,205円
40形LED電球5.0W約0.2円約3.7円約112円
40形白熱電球36W約1.1円約27円約804円
蛍光灯シーリングライト69W約2.1円約51円約1,540円
LEDシーリングライト21.3W約0.7円約16円約475円

※参照した製品情報:
・60形LED電球:パナソニック「パルック LED電球 プレミアX 7.4W(LDA7LDGSZ6F)」
・60形白熱電球:東洋ライテック「省エネ白熱電球(TC-LW100V54W)」
・40形LED電球:パナソニック「LED電球プレミアX 5.0W(LDA5LDGE17SZ4)」
・40形白熱電球:東洋ライテック「省エネ白熱電球(TC-LW100V36W)」
・蛍光灯シーリング:日立「蛍光灯シーリングライト(RC896RK)」
・LEDシーリング:アイリスオーヤマ「LEDシーリングライト(CL6DL-FEIII)」
※実際の電気代は使用環境や契約プランにより異なります

上記の結果を見ると、消費電力の小さいLED電球であれば、24時間つけっぱなしにしても1日あたりの電気代は数円程度1ヶ月でも100円~200円前後におさまります。

一方で、白熱電球はLEDの約7倍蛍光灯シーリングライトもLEDの約3倍の電気代がかかります。1時間あたりの電気代はわずかでも、長時間つけっぱなしにすると月額で1,000円以上の出費につながることもあります。

電気は「つけっぱなし」と「こまめに消す」どっちがおトク?

リモコンで照明を操作する手元。こまめなオン・オフが節電につながる。

「蛍光灯は点灯するときに多くの電力を使うから、短時間ならつけっぱなしの方がいい」という話を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、実際には、蛍光灯の点灯時にかかる電力はごくわずか(数秒分程度)です。そのため、LEDでも蛍光灯でも、電気代を節約するなら「こまめに消す」がもっとも確実な方法です。

むしろ、「こまめに消すと高くなるかも」と心配して長時間つけっぱなしにしてしまう方が、結果として電気代のムダにつながります。部屋を出るときはスイッチを切る習慣をつけることで電気代を減らせます。

ただし、蛍光灯の場合、頻繁に電源のオンオフを繰り返すとランプの寿命が縮む可能性がある点には気を付けましょう。

【場所別】つけっぱなしにした場合の電気代をシミュレーション

リビングの天井に設置されたシーリングライト。家庭の主要な照明として電気使用量が大きい。

ここでは、「玄関の電気を一晩中つけていた」「トイレの電気を消し忘れた」など、日常でよくある場面を想定して、実際どれくらいの電気代がかかるのかを計算してみましょう。

玄関・廊下|防犯目的で一晩中つけっぱなしにした場合

防犯のために玄関や廊下の電気を夜通しつけているご家庭も多いでしょう。毎日12時間点灯すると仮定した場合、電気代は以下のようになります。

  • LED電球(5W)の場合
    5W ÷ 1000 × 12時間 × 30日 × 31円 = 約56円/月
  • 白熱電球(36W)の場合
    36W ÷ 1000 × 12時間 × 30日 × 31円 = 約402円/月

LED電球であれば、月50円程度の負担で防犯効果が得られます。しかし、白熱電球のままだと月々約400円、年間で約4,800円もの出費になります。

長時間点灯する場所こそ、LEDへの切り替えが効果的です。

トイレ・洗面所|家族の消し忘れで毎日2時間つけっぱなし

トイレや洗面所は、家族が入れ替わり立ち替わり使うため、消し忘れが起きやすい場所です。1日合計で2時間の消し忘れがあると想定して電気代を計算してみましょう。

  • LED電球(5W)の場合
    5W ÷ 1000 × 2時間 × 30日 × 31円 = 9円/月
  • 白熱電球(36W)の場合
    36W ÷ 1000 × 2時間 × 30日 × 31円 = 67円/月

金額は小さく見えますが、これが長期間積み重なると無視できない出費になります。特に、白熱電球の場合は電気代がかさみやすいので注意が必要です。

リビング|消し忘れて外出、帰宅まで10時間つけっぱなし

「朝起きて準備をし、慌てて出勤したら電気を消し忘れていた」というケースです。帰宅までの10時間、電気がついたままだったとします。

  • 蛍光灯シーリング(69W)の場合
    69W ÷ 1000 × 10時間 × 31円 = 約21円/1回
  • LEDシーリング(21.3W)の場合
    21.3W ÷ 1000 × 10時間 × 31円 = 約6.6円/1回

蛍光灯の場合、月に20回消し忘れると約420円年間で5,000円以上の電気代の無駄が発生します。朝の忙しさによる「うっかり」が習慣化してしまうと、家計に思わぬ負担がかかることになるので気を付けましょう。

寝室|寝落ちして朝まで8時間つけっぱなし

寝室も電気のつけっぱなしが起きやすい場所のひとつです。読書やスマホを見ながら寝落ちしてしまい、8時間点灯したままだった場合を想定します。

  • LEDシーリング(21.3W)の場合
    21.3W ÷ 1000 × 8時間 × 30日 × 31円 = 約158円/月
  • 蛍光灯シーリング(69W)の場合
    69W ÷ 1000 × 8時間 × 30日 × 31円 = 約513円/月

毎晩のように寝落ちをしてしまうと、蛍光灯の場合は年間6,000円以上の無駄が発生する可能性があります。日々の疲れを癒やす時間だからこそ、電気代も賢く抑えたいものです。

今すぐできる!照明の電気代を節約する5つの方法

手でLED電球を取り付けている様子。白熱電球からLEDへの交換で省エネ効果が高まる。

「こまめに消す」以外にも、照明の電気代を抑える方法はあります。ここでは、節電効果が高くすぐに実践できる5つの方法を紹介します。

1. 省エネ性能の高いLED照明に交換する

照明の節約でもっとも効果が大きいのが、白熱電球や蛍光灯をLEDに交換することです。

前述の計算の通り、白熱電球(54W)をLED(7.4W)へ替えるだけで、消費電力は約7分の1になります。

また、蛍光灯シーリング(69W)をLEDシーリング(約21W)に替えれば、電気代は約3分の1まで下がります。点灯時間が長いリビングや寝室から優先して交換しましょう。

2. 人感センサー付き照明を活用する

玄関・トイレ・廊下など、短時間しか使用しない場所には「人感センサー付き照明」を付けるのがおすすめです。

人の動きを検知して自動で点灯・消灯するため、つけっぱなしを根本から防げます。電球タイプであれば工事不要で交換できるものも多く、手軽に導入できます。

3. 調光機能で明るさを調整する

照明の消費電力は、明るくするほど大きくなります。常に最大の明るさ(全灯)にするのではなく、シーンに合わせて調光機能で明るさを落とすだけで節電になります。

テレビを見るときやリラックスタイムには、照明の明るさを少し落としてみましょう。

4. 照明器具(カバー・シェード)をこまめに掃除する

照明のカバーやシェードにほこりが溜まると、光が遮られてしまい、明るさの設定が同じでも部屋が暗くなります。

経済産業省資源エネルギー庁によれば、汚れが溜まることで、照明の明るさは1年間で5%~15%低下するとされています。

その結果、無意識に設定を明るくしたり補助照明を使ったりして、余計な電力を使う原因になります。電気代の無駄を防ぐためにも、照明はこまめな掃除を心がけましょう。

5. タイマー機能やスマホ連携機能を使う

電気をつけっぱなしにしたままの寝落ちや、外出時の消し忘れ対策には、タイマー機能付きの照明やスマホアプリで操作できる照明が便利です。

「おやすみタイマー」を設定しておけば、万が一寝る際に電気を消し忘れても、指定した時間に自動で消灯します。スマホアプリと連携できる照明なら、消し忘れに気付いた時点で外出先から遠隔で電源をオフにできます。

ヒューマンエラーによる電気代の無駄を削減するのに役立つので、買い替えなどのタイミングでぜひ検討してみましょう。

電気代を抑えるなら“電気の見直し”もおすすめ

吊り下げ式の電球照明。インテリア性と省エネ性能を兼ね備えたデザインライト。

照明をこまめに消すなどの小さな積み重ねも大切ですが、もっと効率よく電気代を抑えるなら、電気そのものを見直すのが近道です。

そこでおすすめなのが、新電力会社『エバーグリーン』。エバーグリーンは、国内有数のバイオマス発電事業者であるイーレックスと、東京電力エナジーパートナーが脱炭素社会の実現に向けて設立した共同出資会社です。

ここでは、エバーグリーンの注目すべきポイントを2つご紹介します。

基本料金0円でおトクに始められる「スマートゼロプラン」

電気代を削減したい場合、今のプランよりもライフスタイルに合ったプランへ切り替えるほうが、無理なく大きな節約につながる場合があります。

エバーグリーンの「スマートゼロプラン」なら、使った分だけ支払うシンプルな仕組みで、無駄なく電気代を抑えられます。

【スマートゼロプランの特徴】

  • 毎月の固定費「基本料金」が0円
    スマートゼロプランには基本料金がないため、お支払いは実際に使用した電力量料金のみ。旅行や出張で家を空ける月など、電気をあまり使わない月は電気代がぐっと安くなり、無駄な固定費をカットできます。
  • 電気を多く使っても料金単価は一律
    一般的な電気料金は、使用量が増えるほど単価が高くなる「3段階料金」が主流です。スマートゼロプランはどれだけ使っても単価がずっと変わらないため、夏や冬など電気を多く使う時期でも、料金単価を気にせず安心して過ごせます。
  • Amazonギフトカード5,000円分をプレゼント
    さらに、スマートゼロプランに申し込むと、特典としてAmazonギフトカード5,000円分がもらえます。この特典を活用して、例えばご自宅の照明をLED電球に買い替えれば、電気代の節約効果をさらに高められます。節電対策の資金としても役立つ嬉しい特典なので、ぜひご活用ください。
    ※Amazonギフトカードの提供には適用条件があります

エバーグリーンへの申し込みはWebサイトから5分程度で完了します。現在の電力会社への解約連絡もエバーグリーンが代行するため、手間なくスムーズに切り替えられます。

面倒な書類手続きなども一切不要なので、ぜひ気軽にお申込みください。

CO₂排出が実質ゼロで環境にも優しい

エバーグリーンでは、すべてのプランでCO₂フリーのエコな電気を提供しています。

そのため、切り替えるだけで、家庭の電気使用によるCO₂排出量を実質ゼロにできるのも嬉しいポイントです。

具体的には、一般的なファミリー世帯がエバーグリーンの電気に切り替えた場合、1ヶ月あたり約127kgものCO₂を削減できる計算になります。これは、杉の木およそ9本分の植林効果に相当します。

※CO₂排出量は令和5年度全国平均係数(0.423kg-CO₂/kWh)をもとに計算
※植林効果は「森林の二酸化炭素吸収力」(関東森林管理局/林野庁)をもとに、杉の木1本当たりの年間CO₂吸収量を14kgとして計算

スマートゼロプランを選ぶことは、電気代の仕組みをシンプルにするだけでなく、日々の生活の中で大きな環境貢献をすることにもつながります。

家計にも地球にも優しい電気選びを

電気のつけっぱなし対策は、「LEDへの交換」や「こまめに消す習慣を付けること」が基本です。

さらに電気代を無理なく効率的に削減したいなら、電気そのものを見直すことも効果的。エバーグリーンの「スマートゼロプラン」なら、基本料金0円のシンプルな仕組みで、固定費の負担を軽減できます。

また、再生可能エネルギー100%の電気のため、日々の生活の中で無理なく環境貢献できるのもメリットです。家計と地球、どちらにも優しい暮らしを、ぜひエバーグリーンで始めましょう。

エバーグリーンは
環境に配慮した電気を
供給することで
皆さまの暮らしを支えます

  • Point
    1

    CO₂排出量が実質ゼロの電気

    実は、家庭から排出されるCO₂の約半数は電気の使用によるもの。エバーグリーンの電気をご利用いただくと、これを実質ゼロに抑えることができます!

  • Point
    2

    安心・安全の供給体制

    エバーグリーンは、再生可能エネルギーのリーディングカンパニーであるイーレックスと、東京電力エナジーパトナーの共同出資により創設した企業です!

  • Point
    3

    充実のサポート体制

    電気のトラブル時に迅速に駆け付ける「でんきレスキュー」 サービスなど、万が一の際もご安心いただけるサポート体制を整えています。

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