消費電力とは?定格消費電力との違いや電気代の計算方法、節約のコツを解説

ライフスタイル
2026年1月28日

家電のカタログや説明書で見かける「消費電力」という言葉。「W(ワット)」の数字が大きいと電気代が高いイメージがありますが、実際にいくらかかるのか計算方法がわからない方も多いはず。この記事では、消費電力の意味や定格消費電力との違い、電気代の計算方法を解説します。電気代節約のポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

消費電力とは?

「消費電力」とは、電化製品を動かすために必要な電気エネルギーのことです。この数字が大きいほど、たくさんの電気を使うことになります。

ここでは、家電のカタログや取扱説明書を正しく理解するために必要な、電気の単位の意味や関係性をわかりやすく解説します。

W(ワット)とWh(ワットアワー)の違い

消費電力を理解するうえで重要なのが、「W(ワット)」と「Wh(ワットアワー)」の違いです。

  • W(ワット):電化製品を動かすために必要な「瞬間のパワー(消費電力)」を表します。
  • Wh(ワットアワー):電化製品を一定時間使い続けたときの「電気の総量(消費電力量)」を表します。

電気代は、瞬間のパワー(W)ではなく、使った総量(Wh)によって決まります。電力会社から届く明細に載っている「ご使用量」は、この電力量(kWh単位)にもとづいています。

WとWhの関係は以下の式で表されるので覚えておきましょう。

W(パワー)× h(時間) = Wh(総量)

A(アンペア)・V(ボルト)との関係

消費電力(W)は、電圧(V)と電流(A)の掛け合わせで決まります。計算式は「消費電力(W)= 電圧(V)× 電流(A)」です。

日本の家庭用コンセントは一般的に100Vです。そのため、消費電力(W)が大きい家電ほど、たくさんの電流(A)が必要になります

また、家電を同時に使うとそれだけ一度に流れる電流が多くなります。家全体に流れる電流が契約しているアンペア数の上限を超えると、安全のためにブレーカーが落ちる仕組みになっています。

消費電力から電気代を計算する方法

ドライヤーで髪を乾かす女性。

家電製品の消費電力(W)がわかれば、その家電を使った際にかかる電気代を計算できます。ここでは、具体的な計算方法を解説します。

電気代の計算式

電気代は以下の式で計算できます。

電気代 = 消費電力(kW)× 使用時間(h)× 1kWhあたりの電気料金単価(円/kWh)

家電のカタログなどでは消費電力が「W(ワット)」で表示されていることが多いですが、計算式ではkWを使います。「1,000W = 1kW」なので、Wの数値を1,000で割って換算しましょう。

1kWhあたりの電気料金単価(円/kWh)は、契約している電力会社やプランによって異なります。ここでは目安として、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める31円/kWh(税込)を使って計算します。

1,200Wのドライヤーを10分使った場合の計算例

実際に、消費電力1,200Wのドライヤーを10分間使った場合の電気代を計算してみましょう。

  1. 単位の変換:1,200W ÷ 1,000 = 1.2kW
  2. 時間の変換:10分 ÷ 60分 = 約0.167時間
  3. 電気代の計算:1.2kW × 0.167時間 × 31円 = 約6.2円

上記の通り、1,200Wのドライヤーを10分間使うと約6.2円の電気代がかかることがわかります。毎日使う場合は、1ヶ月(30日)で約186円になる計算です。

「定格消費電力」と「消費電力」の違い

家電のカタログや説明書を見ると、「消費電力」ではなく「定格消費電力」と書かれていることがあります。似ている言葉ですが、意味が異なるため注意が必要です。

ここでは、2つの言葉の違いと、電気代を計算する際に知っておきたいポイントを解説します。

定格消費電力とは「最大パワー」のこと

「定格消費電力」とは、その家電が指定された条件下で、安全に発揮できる「最大の消費電力」のことです。

一方、単に「消費電力」という場合は、実際にその瞬間に使われている電力を指します。

ドライヤーやパネルヒーターのように、稼働している間はずっと一定のパワーで動く家電であれば、「定格消費電力」と実際の「消費電力」はほぼ同じと考えて問題ありません。

電気代を計算するときの注意点

電気代を計算するときに注意したいのが、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などのように状況に合わせて消費電力が変動する場合です。

例えば、エアコンの場合、部屋が冷える(暖まる)まではフルパワーで動きますが、設定温度になればパワーを落として運転します。そのため、最大のパワーである「定格消費電力」を使って計算すると、実際の電気代よりも大幅に高い金額が算出されてしまいます。

こうした消費電力が変動する家電の電気代を知りたいときは、カタログなどに記載されている「期間消費電力量」や「年間消費電力量」を参考にしましょう。これらは、実際の使用状況に近い条件で測定された数値なので、より実態に近い電気代を把握できます

【関連記事】定格消費電力とは|消費電力との違いや電気代の計算方法などを解説

家電ごとの消費電力と電気代目安

冷蔵庫を開ける女性。24時間稼働する家電として電気代削減の工夫が重要であることを示す写真。

ここでは、主な家電の消費電力と電気代の目安を紹介します。

キッチン家電(冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器)

キッチンには、熱を使って調理する家電や、24時間稼働する冷蔵庫など、消費電力の異なるさまざまな製品が集まっています。

種類消費電力
(消費電力量)
電気代の目安
IH炊飯器175Wh/回約5.4円/回
オーブンレンジ1,420W約7.3円/回
冷蔵庫266kWh/年約8,246円/年

※電気代は1kWhあたり31円(税込)で計算
※参照機種:
 ・象印マホービン IH炊飯ジャー NW-SA10(1回あたりの炊飯時消費電力を参照)
 ・パナソニック オーブンレンジ NE-BS5D(レンジ機能の場合。1回の使用時間を10分として算出)
 ・パナソニック 冷凍冷蔵庫 NR-F55HY2(年間消費電力量を参照)

IH炊飯器で1回のご飯を炊くのにかかる電気代は約5.4円です。もし1日3回炊いたとしても1日あたり約16円、1ヶ月(30日)使い続けても約480円程度で済みます。

一方、オーブンレンジは短時間で食材を温めるために、1,420Wもの大きなパワー(W)を使います。ただし、レンジ機能の場合は使用時間が数分と短いことが多く、仮に10分使ったとしても電気代は約7.3円です。

冷蔵庫は、24時間365日動いているため、「年間の消費電力量(kWh/年)」が重要になります。最新の機種であれば年間約8,200円程度で済みますが、古い機種だと省エネ性能が低いため、これより電気代が高くなる傾向があります。

空調・季節家電(エアコン・ヒーター・こたつ)

空調家電や季節家電は家計への影響が大きい家電です。特に、エアコンは冷房・暖房ともに長時間使うことが多いため、電気代への影響を正しく理解しておきましょう。

種類消費電力
(消費電力量)
1時間あたりの電気代
エアコン(暖房)470W約14.6円
エアコン(冷房)580W約18.0円
セラミックファンヒーター1,170W約36.3円
電気こたつ(強)約130Wh約4.0円

※電気代は1kWhあたり31円(税込)で計算
※参照機種:
 ・ダイキン Eシリーズ S225ATES-W(6畳用・暖房/冷房消費電力)
 ・パナソニック セラミックファンヒーター DS-FZX1200(温風「強」運転時)
 ・山善 折れ脚カジュアルこたつ NCF-80602(強運転時の標準消費電力量)

エアコンの1時間あたりの電気代は、暖房で約14.6円、冷房で約18.0円です。

ファンヒーターに比べれば安く済みますが、エアコンはメインの空調として長時間稼働させることが多いため、結果的に電気代がかさみやすくなります。実際、年間の電気代(期間合計消費電力量 717kWh)を計算すると、約22,227円になります。

一方、セラミックファンヒーターは消費電力が大きく、1時間あたり約36.3円かかります。しかし、一般的には「部屋が暖まるまでの30分のみ」といった短時間のスポット利用が多く、実際の請求額への影響は限定的なケースが多いです。

ただし、エアコン代わりに長時間つけっぱなしにすると、電気代が跳ね上がってしまうので気をつけましょう。

こたつは強運転でも1時間あたり約4.0円と経済的です。

生活家電(洗濯機・ドライヤー・テレビ)

毎日使う生活家電も、消費電力の差や特徴を知っておくと賢く使えます。

種類消費電力
(消費電力量)
電気代の目安
ヘアドライヤー1,200W約37.2円/時
洗濯機(洗濯1回)約70Wh約2.2円/回
液晶テレビ(50V型)111kWh/年約3,441円/年

※電気代は1kWhあたり31円(税込)で計算
※参照機種:
 ・パナソニック ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0J
 ・パナソニック 全自動洗濯機 NA-FA12V5(定格洗濯時)
 ・TVS REGZA 4K液晶レグザ 50Z670R(年間消費電力量を参照)

ドライヤーは1,200Wと消費電力が大きな家電です。1時間使い続けると約37.2円かかりますが、実際の使用時間は数分のため1回あたりのコストは数円です。ただし、家族が多いなどの理由で使用時間が長くなる場合は電気代に注意する必要があります。

洗濯機は1回あたり約2.2円と非常に安価ですが、「温水機能」などでヒーター(約1,000W)を使う場合はその分電気代も増えていきます。

テレビは1年間使い続けた場合の目安が約3,441円です。画面サイズが大きくなったり、視聴時間が長くなったりすれば、それだけ電気代も高くなります。

消費電力を抑えて電気代を節約するコツ

電球と電卓、電源プラグを並べた写真。電気料金の見直しや節電計算をイメージした構図。

消費電力と電気代の仕組みがわかれば、効果的な節約ポイントが見えてきます。ここでは、家電の使い方を工夫する方法と、機器を見直して電気代を削減する方法を紹介します。

使い方を工夫して消費電力を減らす

まずは、各家電で今日からすぐに実践できる節電の工夫をチェックしてみましょう。小さな積み重ねが、年間の電気代を大きく左右します。

・エアコン
暖房の設定温度を1℃下げる(例:21℃→20℃)と、年間約1,650円の電気代を節約できます。また、フィルターを月に1〜2回掃除するだけでも、年間約990円の節約になります。

【関連記事】エアコンの電気代を節約するには?5つの方法をご紹介

・冷蔵庫
食品を詰め込みすぎず、半分程度に減らすと年間約1,360円節約できます。無駄な開閉を減らすことも大切です。

【関連記事】冷蔵庫の電気代は1ヶ月で数百円?節約する方法もご紹介

・炊飯器
長時間の保温は電気を多く使います。4時間を超える場合は、保温を切って食べる時に電子レンジで温め直すほうが省エネです。

【関連記事】炊飯器にかかる電気代はどのくらい?節約方法も合わせて確認しよう

・テレビ
画面の明るさを適切に下げるだけで、年間約581円の節約になります。

【関連記事】テレビの電気代は高い?サイズ・画質別の電気代や節約ポイントをご紹介

省エネ家電への買い替えで節電する

近年の家電製品は、省エネ性能が飛躍的に向上しています。例えば、最新の冷蔵庫は10年前の製品と比べて約28〜35%、エアコンは約15%も省エネになっています。

そのため、古い家電を使い続けるよりも、思い切って省エネ型へ買い替えるほうが、長い目で見て電気代の大幅な削減につながります

製品選びで迷ったら、家電量販店やWebサイトに表示されている「統一省エネラベル」をチェックしましょう。統一省エネラベルは、製品の省エネ性能を★の数や点数、省エネ基準達成率などでわかりやすく示したものです。

※出典: 経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」

ラベルに記載されている★の数の多さや、省エネ基準達成率(%)の高さに注目して、省エネ性能に優れた製品を選びましょう。

電気代の節約には「電力会社の切り替え」も効果的

電気代の節約にはこまめな節電や家電の買い替えも大切ですが、家計の負担を効率よく削減したいなら電力会社の見直しもおすすめです。

国内有数のバイオマス発電事業者であるイーレックスと、東京電力エナジーパートナーが設立した新電力会社『エバーグリーン』では、電気代を賢く抑えたい方にぴったりのプランをご用意しています。

基本料金0円&一律単価!エバーグリーンの「スマートゼロプラン」

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切り替えるだけで家庭のCO₂排出量が実質ゼロに

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※CO₂排出量は令和5年度全国平均係数(0.423kg-CO₂/kWh)をもとに計算
※植林効果は「森林の二酸化炭素吸収力」(関東森林管理局/林野庁)をもとに、杉の木1本当たりの年間CO₂吸収量を14kgとして計算

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消費電力の仕組みを理解して節約に役立てよう

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ぜひこの機会に、エバーグリーンへの切り替えをご検討ください。

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