電力自由化とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説

2021年03月12日

2016年に行われた「電力自由化」。「電気代が安くなる」ということは知っているものの、具体的にどのようなものか、理解していない方も多いのではないでしょうか?今回は電力自由化とは何か、その仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

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電力自由化とは?

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いわゆる「電力自由化」とは、2016年4月に行われた「電力の小売全面自由化」を指します。

独占されていた「電力の小売り業」への企業の参入が自由化され、電力を受け取る「消費者」が自分で電力会社を選べるようになった制度です。

もともと、電力の小売りは各地方の電力会社のみに許された権利でした。一般企業は参入できず、適切な価格競争も起こりえない構造になっていました。

しかし、電気料金の抑制や電気供給の安定を果たすためには、「小売りの自由化が必要だ」という議論は常々交わされていました。

そして2000年3月に、ついに「特別高圧」に限って小売りの自由化が始まります。

電力には、

  • 特別高圧:デパートや大型の工場、ビル
  • 高圧:中小規模の工場やビル
  • 低圧:一般家庭や商店

と3つの種類があるのですが、最初はもっとも一般家庭から遠い「特別高圧」が自由化された形です。

続く2004年4月と2005年4月には「高圧」も自由化され、それから10年以上のときを経て、いよいよ一般家庭に関係する「低圧」も対象範囲となったのが、今回の電力自由化です。

電力自由化の仕組み

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電力自由化を知る上でもっとも覚えておきたいポイントは、「提供される電気はこれまでと変わらない」ということです。

正式名称「電力の小売全面自由化」の名前通り、今回自由化されたのは電力の「小売り」に関する部分です。

少しややこしいのですが、販売に関する部分が自由化されたのであって、電気の供給自体は、従来の会社から従来の送電網を使ってそのまま行われています。

そのため電力会社を切り替えたとしても、停電しやすくなったり電化製品の動きに悪影響があったり、なんてことは一切ありません。

電力の質は全く落とさないままに、契約先は自由に選べるようになったのが電力自由化です。

消費者にとって、非常に有益な制度として受け入れられています。

電力自由化のメリット

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電力自由化がどういうものかご説明しましたが、次に電力自由化のメリットとデメリットについて確認しましょう。

まずは、電力自由化のメリットからご紹介します。

主なメリットは以下の2つです。

  • 自分で電力会社やプランを選べるようになった
  • 電力会社間の競争が始まった

自分で電力会社やプランを選べるようになった

電力自由化による最大のメリットは、やはり「消費者が自分で電力会社やプランを吟味できるようになったこと」です。

自由化以前には、消費者は特定の電力会社と契約せざるを得ず、定められた料金をほとんど言われるがままに支払うしかない状況でした。

自分で契約先を選べるようになったことで、能動的に電気代(電力単価)を下げるチャンスが到来しています。

これまでよりも「自分の電力単価(1kWh当たりの値段)は何円なのか……」と意識する意義も増え、従来では実現できなかった「電力単価自体を下げる大規模な電気代節約」も可能となりました。

ほかにも、地元の自治体から電気を買って「電気の地産地消」に取り組めたり、故郷の電気を買ってふるさとを応援できるなど、消費者の自由度が大幅に高まっています。

電力会社間の競争が始まった

電力会社間で適切な競争が始まった点も、メリットとして挙げられます。

小売り自由化によって、他分野同様に、企業には消費者から自社を選んでもらうための企業努力が必要になりました。

価格競争も起こり、「昼間の電気代が安いプラン」や「大家族向けのプラン」など、すでに企業ごとに特色ある料金プランが誕生しています。

現在では、消費者が自分のライフスタイルや家族構成に応じた適切なプランを選ぶことで、従来よりも大幅に電気代を下げられるようになっています。

電力自由化のデメリット

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続いて、電力自由化のデメリットについても見ていきましょう。

実は、電力自由化は消費者視点ではメリットのみが目立つ制度で、特に大きなデメリットは存在しません。仮に自由化を全く利用しなかったとしても、新たに大きな問題が発生するわけでもありません。

しかし、唯一デメリットとして考えられるのが、「これまで通りの契約を何も考えずに続けている場合、損をしてしまうかもしれない」点です。

上述の通り、消費者は自分にぴったりの電力会社やプランを選ぶことで、電気代を下げられるようになりました。そのため、自分で積極的に電気会社やプランを比較し、行動を起こせる人ほどトクをする時代です。

電力会社の切り替えは、ほとんどの場合オンライン手続きのみで完結するため、想像以上に簡単です。基本的に工事も不要で、予定を合わせて立ち会ったり、高額な工事費を支払ったりする必要もありません。

以下で、切り替え時にチェックしたいポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

電力会社切り替えのポイント

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それでは、電力会社の切り替えで大切なポイントを見ていきましょう。ポイントは大きく分けて3つ、「電力単価(kWh)」と「周辺費用」、そして「信頼性」です。

もっとも大切なのは「電力単価(kWh)」

最初にチェックするべきなのが、「電力単価(kWh)」。電気代を安くするために切り替えるのなら、1キロワットアワーで何円なのかが最大のポイントとなります。

現在の電力単価は、契約している電力会社の公式ページや毎月の請求書に記載されています。この金額と比較して、より単価の下がるプランを探してみましょう。

上述の通り、電力会社やプランによって特色はさまざまです。あまり電気を使わないひとり暮らしにおすすめだったり、たくさん電気を使う4人以上の家族におすすめだったりと、ときには真逆と言っても良いほど全く異なります。

自分の家族構成とライフスタイルにあったプランを探すことが、電気代節約への近道です。

事務手数料など電気代”以外”の金額にも注意

電力単価(kWh)とあわせてチェックしておきたいのが、事務手数料や契約手数料などの「周辺費用」です。

電力会社によっては、契約に際して高額な手数料を設けていることがあります。一見すると電気代が安く見えるものの、しっかりと計算してみると、手数料分を取り返すためには何年も契約しなければならない、といったケースも珍しくありません。

ほかにも、携帯電話のように「〇年縛り」があったり、契約解除時に高額な違約金を請求されたりする恐れもあります。

電気代だけでなく、全体の支払いがいくらになるのか把握しておきましょう。

なるべく実績の豊富な会社を

最後にチェックしておきたいのが「電力会社の実績」です。

ご紹介した通り、電力会社を切り替えたとしても電力の質は変わりません。しかし、カスタマーサポートの対応など、単純な電力の質以外の部分では会社ごとに差が表れます

何かあったときに連絡が取りにくかったり、誠実な対応をしてくれなかったりする電力会社では困ります。

ユーザー数が多く供給実績も豊富な会社であれば、相応に顧客対応のノウハウも蓄積されています。サポート体制も整っており、いざというときにも安心です。

電気はもはや生活に欠かせない重要なもの。不要なトラブルに巻き込まれないように、しっかりと実績にも目を向けましょう。

電力会社を切り替えるなら『エバーグリーン』がおすすめ!

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もし、「どの電力会社が良いかわからない」という場合は、『エバーグリーン』を検討してみませんか?

エバーグリーンは下記のような電力会社です。

  • 東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員
  • 電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力
  • 沖縄と一部離島を除く、日本全国に電気を供給
  • 初期費用、契約手数料、解約違約金がかからない ※あるく・おトク・でんきを除く

シンプルな通常プランのほかに、以下のようなユニークなプランが揃っています。

CO₂フリープラン
電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになるプラン

プレミアムポイントプラン(Tポイント)
電気料金に応じてTポイントがたまるプラン

プレミアムポイントプラン(dポイント)
電気料金に応じてdポイントがたまるプラン

保険でんき
個人賠償責任保険と電気がセットになったプラン

あるく・おトク・でんき
歩数に応じて電気代が割引されるプラン

どれもメリットがある、魅力的なプランです。

エバーグリーンについてもう少し詳しく知りたい方は、ぜひ一度公式ホームページをご覧ください。

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電力自由化で、電力単価を自分で下げられる時代に

この記事では電力自由化とは何か、そのメリットやデメリットから、電力会社比較のポイントまでご紹介しました。

電力自由化によって、消費者は電力会社を自分で選べるようになりました。これまで家庭内の努力でしか下げられなかった電気代が、電力単価(kWh)ごと下げられるようになった、重大な変革です。

電力会社の切り替えは、ほとんどの場合オンライン申請のみと簡単で、積極的に利用しない手はありません。まずは、自分にぴったりの電力会社を探してみてはいかがでしょうか。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典:資源エネルギー庁|電力の小売全面自由化って何?)

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