家計簿の項目を一覧で紹介|項目の決め方も合わせて解説

2021年05月06日

今回は、家計簿の項目を分類ごとに一覧でご紹介します。自分に必要な項目の決め方や、家計簿をつけたあとに行いたい節約のポイントも合わせて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

家計簿をつけるメリット

「毎月何にいくら使っているのかわからない」「なかなかお金が貯まらない」という悩みがある方におすすめしたいのが、家計簿です。

まずは家計簿のメリットや、取り入れるときのポイントをチェックしてみましょう。

収支を把握してお金の流れを可視化できる

収入と支出によって成り立っているのが家計ですが、どちらも何となく管理していると、現状が健全なのかどうかわからなくなることもあるでしょう。

家計簿をつけることで、いくらの収入があり、何にいくら使っているのかを数字で見ることができます。

収入が安定していない方や支出の種類が多い方などは、家計簿をつけると毎月のお金の流れが把握しやすくなるでしょう。

まずは家計の現状を知り、改善が必要かどうかをチェックするためにも、家計簿をつけるのがおすすめです。

無駄な支出を見つけ適切な節約ができる

家計簿をつけて家計のお金の流れがわかったら、無駄な支出を見つけることができます。

「思ったより外食をしていた」「使途不明金が多い」などの気づきは、家計簿をつけなければ判明しないことも多いでしょう。

支出が多い項目を把握し、そこから節約を始めることで家計が改善していきます。

固定費を節約する方法 >>

家計簿が持つ本当の役割

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家計簿をつけると、お金の流れと無駄な支出が明確になります。

しかし、そこがゴールではありません。

より良いお金の使い方ができないか、改善方法を考えて実行するまでが家計簿の役割です。

そのためには、短期間ではなく、長期的に家計簿をつけ続けることが重要です。

まず1ヶ月つければ、ひと月分の収支がはっきりして節約ポイントが見つけやすくなってくるでしょう。

さらに1年間続けると、実際に行った節約が成功したかどうかの結果も見えてきます。

長期間つけるほどわかることが増えるので、家計簿はなるべく長く続けていきたいところです。

その際に必要なのが、つけることが苦にならない家計簿にすることです。簡単につけられ使いやすい家計簿なら、継続しやすくなるでしょう。

【分類別】家計簿の項目一覧

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使いやすい家計簿を作るために重要なのが、どんな項目を取り入れるかです。

収支の額を漠然と記入しても、何にいくら使っているのかが見えてこないので、「水道光熱費」「食費」などの項目に分類することが必要になります。

家計簿の分類は大きく分けると「固定費」「変動費」に分けられ、そのなかでさらに細かく分類されるのが一般的です。

まずは代表的な項目の分類を知り、自分に必要なものは何かチェックしましょう。

固定費の項目一覧

固定費とは、毎月必ず発生する費用のことです。

支出の中でも大きな割合を占めることが多く、まず最初に把握しておきたい費用です。

家計の主な固定費は、次のような項目が挙げられます。

住宅費 家賃、住宅ローン、管理費など
水道光熱費 水道代、電気代、ガス代
通信料 インターネット接続料、携帯電話代、固定電話代など
保険料 生命保険、医療保険、学資保険、個人年金など
車両費 車のローン、駐車場代、車検代、自動車税、自動車保険料など
保育料、学費 保育園・幼稚園の費用、小学校・中学校・高校・大学の費用など
税金 国民健康保険料、国民年金、所得税、住民税など
習い事 子どもの塾や習い事の月謝、自分や家族のカルチャースクール等の月謝など
交通費 通勤や通学のための定期代など
小遣い 夫、妻、子どもの小遣い
その他 新聞購読料、ウォーターサーバーレンタル料、ジム代など

変動費の項目一覧

変動費は、活動する内容や頻度によって変動する費用のことで、食費や医療費などがあります。

変動費の項目は、人によっては不必要なものもあり、自分でしっかり選別していくことが重要です。

家計の主な変動費は、次のような項目が挙げられます。

食費 食料品代、外食代など
日用品費 掃除道具や、ティッシュペーパーなどの日用品、消耗品代など
医療費 医薬品代、通院費、入院費など
子ども費 教材代、文具や書籍代、部活動や習い事の雑費など
被服費 洋服などの購入、クリーニング代など
美容費 化粧品購入や美容院代など
交際費 飲み会代、お祝いのプレゼント代、ご祝儀など
娯楽費 書籍の購入や映画鑑賞など
雑費 その他の少額な出費
特別費 家電購入代や旅行費など

家計簿を長く続けるための項目の決め方

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それでは実際に、家計簿をつける際の項目選びのポイントをチェックしてみましょう。

家計簿に必要な項目は人によってさまざまで、自分のスタイルに合わせることで使いやすくなります。

家族構成や家計簿をつける目的に合わせて選択していきましょう。

項目数は適度な数にまとめて簡単&シンプルに

家計簿が長続きしない人がやりがちなのが、細かく分類分けをしてたくさんの項目を作ってしまうことです。

食費をさらに細かくして、調味料代、野菜代、レトルト代…など、過度な分類をしていませんか?

特に家計簿を始めたてのときはやる気があるので、意気込んでたくさんの項目に細かく記入してしまいます。

しかし、時間が経つとそれは面倒な作業になり、家計簿の記入がおろそかになりやすいでしょう。

家計簿の項目は適度な数にまとめ、簡単に記入できるようシンプルにするのがベストです。

家族構成や生活環境に合わせて必要な項目を選ぶ

次に自分の家族構成や生活環境に合わせて、必要な項目と不必要な項目に分けましょう。

独身者やひとり暮らしの人におすすめの項目選び

独身者やひとり暮らしの場合、収支はすべて自分ひとりのものです。

比較的管理がしやすいので、項目は支出が大きいものを中心に選び、細かくなりすぎないようにしましょう。

また、「小遣い」の項目は何に使っているかが不明になりやすいので、「娯楽費」や「交際費」など他の項目に振り分けるのがおすすめです。

政府統計の「家計調査家計収支編 単身世帯」を見ると、支出が多い項目は、食料、住居、光熱費、日用品、被服、保健医療、交通・通信、などです。

これらの中から自分に合った項目を5、6個選択してみましょう。

【独身者やひとり暮らしの人におすすめの項目】

  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 食費
  • 日用品費
  • 娯楽費
  • 通信費

子どもがいる家庭におすすめの項目選び

夫、妻、子どもという家族構成の場合、それぞれの出費が異なるので、分類する項目が増えやすくなります。

細かく分けすぎると記入に時間がかかるため、適度に絞ることが重要です。

夫は交際費、妻は美容費、子どもには学費や習い事代がかかるというように、まず支出が多いところをピックアップしてみましょう。

特に子どもの出費は多岐に渡るので、「子ども費」と大きくまとめることで面倒な記入が減らせます。

2020年の総務省が発表している「家計調査報告(二人以上の世帯)」では、食料、交通・通信、教養・娯楽、水道・光熱、住居、などの支出が高くなっています。

これらの項目の中から、自分の家庭に合わせて10個程度選んでみましょう。

【子どもがいる家庭におすすめの項目】

  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 保険料
  • 食費
  • 日用品費
  • 美容費
  • 交際費
  • 小遣い
  • 子ども費

目的に合わせた項目を選ぶ

家計簿の項目は、つける目的に合わせることで使いやすさが向上します。

より自分に合うようカスタマイズしてみましょう。

お金の流れをざっくり知りたい人におすすめの項目選び

「とりあえず家計簿をつけてみたい」というような初心者や、「現段階では家計に不満はないのでお金の流れだけを知りたい」というような方もいるでしょう。

その場合、最低限必要な5項目程度に絞ることで、かなり簡素化した家計簿が作れます。

また、毎月決まった住居費や保険料などは、合算してしまっても問題ありません。

記入が楽なので長く続けやすく、大まかなお金の流れを把握できるでしょう。

【お金の流れを知るためにおすすめの項目選び】

  • 固定費(住居費、通信費、保険料などは合算してしまう)
  • 水道光熱費
  • 食費
  • 日用品費
  • その他

家計を見直し節約したい人におすすめの項目選び

「節約に力を入れたい」という方や、「家計簿をつけるのに慣れてきた」という方は、もう少し項目を増やしてみましょう。

特に支出が大きいところに注目して細分化してみても良いかもしれません。

例えば食費を使いすぎていると感じるなら、内訳を自炊代と外食費に分けることで、無駄な出費の原因が見えてきます。

家計簿をつけるのが苦にならない程度の個数まで項目を増やし、節約ポイントを探ってみましょう。

【家計を見直したい人におすすめの項目選び】

    • 住居費
    • 水道光熱費
    • 通信費
    • 保険料
    • 食費
      • 自炊代
      • 外食費
    • 日用品費
      • 日用品
      • 消耗品
    • 医療費
      • 通院代
      • 医薬品代
    • 美容費
      • コスメ代
      • 美容院代
    • 交際費
      • 飲み会代
      • プレゼントなどの品物の購入代

定期的に項目を見直し、よりわかりやすくしていく

一度家計簿の項目を決めたらそれで完成ではなく、数ヶ月に1回程度は見直してみましょう。

支出がほとんどない項目は削除したり、他の項目と合算したりして簡素化していきます。

新たな支出が出たら追加していき、「コンビニ代」や「アルコール代」など、支出が特に大きいものは自分ならではの項目を作ると、節約ポイントが見つけやすくなるでしょう。

家計簿の見直しは月の途中に行うと混乱するので、月末に修正し、翌月からスタートするのがおすすめです。

また、たびたび修正しているとお金の流れが見えにくくなるので、頻繁に変えず、一度変更したらしばらく使ってみてください。

家計簿がつけられたら節約ポイントをチェック

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家計簿がつけられたら、毎月の収支を確認して節約ポイントを探していきます。

支出が大きい部分は節約に繋げやすいので、まずはそこから取り組んでみましょう。

ここでは項目別に節約する際のポイントをご紹介します。

光熱費

電気とガスは自由化が解禁され、自分で会社を選んで契約できるようになりました。

現在は多くの電力会社やガス会社があるので、複数を見比べて基本料金や単価が安いところを探してみましょう。

自分に合った使い方ができ、なおかつ今よりも料金を下げられる会社と契約することで、毎月の光熱費を抑えることができます。

電気の切り替えなら『エバーグリーン』!

『エバーグリーン』は、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力です。

沖縄と一部離島を除く日本全国に電気をお届けしています。

また、初期費用、契約手数料、解約違約金がかからないため、気軽に申し込めるのも嬉しいポイントです。(※ あるく・おトク・でんきを除く)

エバーグリーンの詳細はこちらからご覧いただけます。

住居費

住居費は固定費の中でも、1番大きな割合を占めている家庭が多いでしょう。

賃貸の場合は現在の家賃より安い物件に引っ越すことで、数万円単位での節約が可能です。

また、大家さんに家賃の引き下げを交渉するのも、ひとつの手でしょう。

住宅ローンを組んでいる場合は、繰り上げ返済をして利息分を節約するか、もっと金利の安い住宅ローンに借り換えるのもおすすめです。

通信費

意外に高額なのがスマホの料金です。無駄に高いプランに加入していたり、必要のないオプションを契約していたりしませんか?

スマホのプランは定期的に見直し、安くできる余地がないか確認しましょう。

また、格安スマホに切り替えるのもおすすめです。

家族がひとり1台スマホを持っているなら家族の人数分の費用削減ができ、節約も大きくなるでしょう。

インターネットの固定回線も同様で、自宅での利用頻度と契約プランが合っているか、見直してみてください。

【関連記事】通信費の節約方法を4つご紹介!スマホもネットも賢く使おう

保険料

医療保険、生命保険、火災保険、自動車保険など、もしものときのために保険に加入している方も多いでしょう。

しかし、保険も定期的な見直しが必要です。

生活環境の変化などで、必要のない保険が出てきたり、保険料が家計を圧迫していたりすることもあります。

自分にとって不必要な保険は解約し、同じ内容でもっと安いプランがあれば契約をし直すなどすれば、大きな節約に繋げられます。

【関連記事】自転車保険の義務化をわかりやすく解説|罰則や対象地域は?

その他の細かな固定費

毎月決まった料金を支払うことで、製品やサービスを一定期間利用できる仕組みを、「サブスクリプション」といいます。

最近はその種類もどんどん増えていて、何らかのサブスクリプションに加入したけれど、「実際はほとんど利用していない」「加入したことも忘れていた」、なんてことも少なくありません。

今一度、自分がどんなサービスに加入していて、料金をいくら払っているのかを把握し、必要性を考えてみましょう。

必要のないものは解約することで、毎月の支出が減らせます。

次のようなコンテンツに加入している方は、要チェックです。

  • 月額の動画、音楽、本や雑誌の配信サービス
  • 月額課金制のゲーム
  • 新聞
  • スポーツジム
  • 習い事
  • ファンクラブ
  • 年会費のあるクレジットカード

電気の切り替えなら『エバーグリーン』!

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2016年4月から、一般家庭でも電力会社を自由に選択できるようになりましたが、「切り替えは難しそうだし、手間もかかりそうだからそのままにしている」という方も少なくありません。

しかし『エバーグリーン』なら、WEBからたったの5分で申し込みができ、簡単に切り替えが可能です。

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顧客契約数も20万件を突破し、多くの方に選ばれています。

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自分に合った家計簿の項目選びで、節約&貯金上手に

いざ家計簿をつけようと思っても、項目の種類が多くどれを選べば良いのか悩む方が多いでしょう。

まずは「固定費」と「変動費」があることを理解し、その中から支出が多いものを中心に選択していきます。

このとき、項目数を5~10個程度に絞ることで、つけるのが苦にならない家計簿になるはずです。

さらに、自分の家庭環境や家計簿をつける目的に合わせ、自分だけの家計簿を作ってみましょう。

家計簿は「つけること」がゴールではありません。家計簿をつける習慣ができてきたら、支出が多い部分の節約方法を考え、賢く上手にお金を貯めていってください。

(出典:政府統計|家計調査 家計収支編 単身世帯)
(出典:総務省|家計調査報告(二人以上の世帯))

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