扇風機の電気代はどれくらい?相場や節約方法をご紹介

ライフスタイル
2021年5月31日

暑い夏に大活躍する扇風機ですが、どのくらいの電気代がかかっているかご存知でしょうか?扇風機の電気代は、モーターの種類や機種によって違いがあります。この記事では、扇風機にかかる電気代や夏場の電気代を節約できる上手な使い方をご紹介します。

目次

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扇風機と電卓のイメージ

「夏の電気代を少しでも抑えたいけれど、扇風機の電気代って実際どれくらいなの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。エアコンに比べて電気代が安いイメージのある扇風機ですが、具体的な金額や、使い方による違いは意外と知られていません。

ここでは、扇風機にかかる電気代の基本から、気になる「つけっぱなし」の場合の料金、さらには古い扇風機を使い続ける際の注意点まで、あなたの疑問にしっかりお答えしていきます。

扇風機の電気代を自分で計算する方法【簡単シミュレーション】

扇風機にかかる電気代は、ご家庭にある扇風機の「消費電力」と、契約している電力会社の「電気代単価」が分かれば、簡単に計算できます。

計算式:
消費電力(W)÷ 1,000 × 電気代単価(円/kWh) = 1時間あたりの電気代(円)

  • 消費電力(W): 扇風機の取扱説明書や本体のラベル、メーカーのウェブサイトなどで確認できます。機種によって異なり、風量の設定(強・中・弱)によっても変動します。
  • 電気代単価(円/kWh): ご契約中の電力会社の検針票(電気ご使用量のお知らせ)やウェブサイトで確認できます。プランによって単価が異なる点に注意しましょう。ここでは、目安として31円/kWhで計算します。

例えば、消費電力が38Wの扇風機を、電気代単価31円/kWhのプランで使用する場合、1時間あたりの電気代は以下のようになります。

38W ÷ 1,000 × 31円/kWh = 1.178円

つまり、約1.18円となります。
1ヶ月の電気代を把握したい場合は、この1時間あたりの電気代に、1日の使用時間と1ヶ月の使用日数を掛けて計算します。

【タイプ別】扇風機の電気代比較:1時間・1日・1ヶ月では?

では、実際に扇風機を使用した場合、電気代はどれくらいになるのでしょうか。ここでは、扇風機のモーターの種類(ACモーター/DCモーター)別に、具体的な製品例を挙げて電気代を比較してみましょう。

計算条件:

  • 1日の使用時間:6時間
  • 1ヶ月の使用日数:30日
  • 電気代単価:31円/kWh
タイプ 製品 (メーカー) 消費電力 (最大) 1時間あたり の電気代 (目安) 1日6時間あたり の電気代 (目安) 1ヶ月にかかる電気代 (目安)
ACモーター PJ-T3AS (シャープ) 44W (50Hz) 約1.36円 約8.18円 約246円
HEF-AL300G (日立) 39W (50Hz) 約1.21円 約7.25円 約218円
TF-30AL28 (東芝) 35W (50Hz) 約1.09円 約6.51円 約195円
DCモーター PJ-T3DS (シャープ) 21W 約0.65円 約3.91円 約117円
HEF-DL300G (日立) 21W 約0.65円 約3.91円 約117円
F-C324C (パナソニック) 35W (50Hz) 約1.09円 約6.51円 約195円

※1時間あたり、1日6時間あたりの電気代は、消費電力(最大)と電気代単価31円/kWhで計算したものです。

上記の比較表から分かるように、ACモーター搭載タイプでは1ヶ月の電気代が約195円~246円であるのに対し、DCモーター搭載タイプでは約117円~195円となりました。多くのDCモーター扇風機はACモーター扇風機に比べて消費電力が小さい傾向にあり、電気代も安くなることが期待できます。ただし、製品によってはDCモーターでも消費電力が比較的大きいモデルもありますので、購入時には仕様をよく確認することが大切です。

(出典:シャープ|PJ-T3AS, 日立|HEF-AL300G, 東芝|TF-30AL28, シャープ|PJ-T3DS, 日立|HEF-DL300G, パナソニック|F-C324C)

扇風機を「つけっぱなし」にした場合の電気代は?

「ついうっかり扇風機を消し忘れてしまった…」「夜通しつけっぱなしにしたいけど、電気代は大丈夫?」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。

先ほどの計算方法と新しい製品例を元に、24時間つけっぱなしにした場合の電気代を試算してみましょう。

【ACモーター扇風機 シャープ PJ-T3AS (消費電力 44W) の場合】

  • 1時間あたりの電気代:約1.36円 (44W ÷ 1,000 × 31円/kWh)
  • 24時間あたりの電気代:約1.36円 × 24時間 = 約32.64円
  • 1ヶ月(30日間)つけっぱなしの場合:約32.64円 × 30日 = 約979円

【DCモーター扇風機 シャープ PJ-T3DS (消費電力 21W) の場合】

  • 1時間あたりの電気代:約0.65円 (21W ÷ 1,000 × 31円/kWh)
  • 24時間あたりの電気代:約0.65円 × 24時間 = 約15.6円
  • 1ヶ月(30日間)つけっぱなしの場合:約15.6円 × 30日 = 約468円

このように、つけっぱなしにした場合でも、扇風機の電気代はエアコンなどと比較すると比較的安価であることがわかります。特に消費電力の小さいDCモーター扇風機であれば、1ヶ月間つけっぱなしにしても約470円程度と、家計への大きな負担にはなりにくいでしょう。ACモーターの扇風機でも、月約1,000円弱という結果になりました。

ただし、これはあくまで目安の計算です。ご契約の電力プランや実際の消費電力(風量設定など)によって金額は変動します。また、エネルギーの無駄遣いを防ぐためにも、タイマー機能を上手に活用したり、部屋にいないときはこまめに電源をオフにしたりする習慣を心がけるのがおすすめです。

上記の通り、扇風機にはACモーターを搭載したタイプと、DCモーターを搭載したタイプの2種類があります。

ACモーターは昔から使われているタイプのモーターです。風量の選択肢が弱・中・強など3種類程度しかなく、細かな調節ができません。

一方DCモーターは、風量を細かく設定できます。自分好みの風量を選択できるので、使い勝手が良いのが特徴です。

またDCモーターはACモーターに比べて消費電力が小さいのも魅力のひとつです。消費電力が小さいと、それだけ電気代も安くなります。

ACモーターは弱運転でもあまり消費電力は小さくなりませんが、DCモーターは低パワーのときほど消費電力が少なくなります。

夏の暑さ対策として、扇風機とエアコンのどちらを使うか、あるいはどのように使い分けるかは悩ましい問題です。特に気になるのが電気代ではないでしょうか。

ここでは、扇風機とエアコンの電気代を具体的に比較し、それぞれのメリット・デメリットや効果的な使い方について見ていきましょう。

エアコン(冷房)の電気代の目安

まず、エアコンの電気代がどれくらいかかるのか見てみましょう。今回は三菱電機のルームエアコン「霧ヶ峰 GEシリーズ」を例に、冷房使用時の消費電力から月々の電気代を計算します。

計算条件:

  • 1日の使用時間:6時間
  • 1ヶ月の使用日数:30日
  • 電気代単価:31円/kWh

【MSZ-GE2225(冷房の畳数の目安:6〜9畳)】

  • 消費電力(冷房):655W
  • 1時間あたりの電気代:約20.31円 (655W ÷ 1,000 × 31円/kWh)
  • 月々の電気代(冷房):約20.31円 × 6時間/日 × 30日/月 = 約3,655円

【MSZ-GE2525(冷房の畳数の目安:7〜10畳)】

  • 消費電力(冷房):745W
  • 1時間あたりの電気代:約23.10円 (745W ÷ 1,000 × 31円/kWh)
  • 月々の電気代(冷房):約23.10円 × 6時間/日 × 30日/月 = 約4,157円

【MSZ-GE2825(冷房の畳数の目安:8〜12畳)】

  • 消費電力(冷房):800W
  • 1時間あたりの電気代:約24.80円 (800W ÷ 1,000 × 31円/kWh)
  • 月々の電気代(冷房):約24.80円 × 6時間/日 × 30日/月 = 約4,464円

※電気代は目安であり、お部屋の環境や設定温度、ご契約の電力プランによって変動します。(製品情報は三菱電機ウェブサイトなどを参照)

今回の例では、エアコンの冷房にかかる月々の電気代は、お部屋の広さに対応するモデルによって約3,655円~約4,464円となりました。

扇風機とエアコン、電気代の差は歴然!

それでは、扇風機の電気代と比較してみましょう。先ほどの計算例では、扇風機の1ヶ月の電気代は以下の通りでした。

  • ACモーター扇風機:約195円~約246円/月
  • DCモーター扇風機:約117円~約195円/月

一方、エアコンの電気代(MSZ-GEシリーズの例)は、

  • エアコン(6~9畳向けモデル):約3,655円/月

となりました。

最も電気代の安いDCモーター扇風機(約117円/月)とエアコン(約3,655円/月)を比較すると、その差は約3,500円以上にもなります。 やはり、扇風機単体の電気代はエアコンに比べて格段に安いことがわかります。

少しでも電気代を抑えたい場合は、扇風機をメインに活用する、あるいはエアコンと上手に併用することが重要になってきます。

電気代だけじゃない!快適性や利用シーンでの使い分け

電気代だけを見ると圧倒的に扇風機が有利ですが、涼しさや快適性はエアコンの方が優れている場面が多いのも事実です。それぞれの特性を理解し、利用シーンによって使い分けるのが賢い選択と言えるでしょう。

扇風機が適しているシーン:

  • 自分だけ涼みたいとき:直接風を体に当てることで、手軽に涼しさを感じられます。
  • 室内の空気循環:エアコンと併用して冷気を部屋全体に行き渡らせたり、窓を開けて換気する際の空気の流れを促したりするのに役立ちます。
  • 短時間の利用や特定の場所で使いたいとき:お風呂上がりやキッチンでの作業中など、一時的に涼みたい場合に手軽に使えます。
  • 電気代を最優先に考えたいとき:ランニングコストを極力抑えたい場合に有効です。

エアコンが適しているシーン:

  • 部屋全体の温度・湿度を下げたいとき:空間全体を強力に冷却し、快適な室温を維持できます。
  • 真夏日や熱帯夜など、厳しい暑さのとき:扇風機だけでは対応しきれない高温多湿な状況でも、効果的に室温を下げられます。
  • 快適な睡眠環境を作りたいとき:タイマー機能や温度設定を適切に行うことで、夜通し快適な室温を保てます。
  • 除湿も行いたい場合:湿度が高い日本の夏において、除湿機能は体感温度を下げるのにとても効果的です。

このように、扇風機とエアコンはそれぞれ得意な役割が異なります。電気代を意識しつつも、暑さの状況や求める快適性に応じて、単独で使ったり、あるいは両方を効果的に組み合わせたりすることが、賢い夏の過ごし方と言えるでしょう。

扇風機の電気代は1ヶ月使っても100円~200円ほどでしたが、エアコンはどれくらいの電気代がかかるのでしょうか?

ここでは、『三菱』のルームエアコン「霧ヶ峰 Zシリーズ」を例にして、エアコンの冷房の電気代を見ていきましょう。

先ほどと同じく、1日6時間、月に30日使用し、電気代単価は31円/kWhとします。

【MSZ-ZW2221(冷房の畳数の目安:6〜9畳)】
消費電力(冷房):425W
電気代(冷房):約2,372円/月

【MSZ-ZW2521(冷房の畳数の目安:7〜10畳)】
消費電力(冷房):500W
電気代(冷房):約2,790円/月

【MSZ-ZW2821(冷房の畳数の目安:8〜12畳)】
消費電力(冷房):540W
電気代(冷房):約3,013円/月

今回の例では、エアコンの冷房の月々の電気代は約2,372円~約3,013円です。

上記でご紹介した扇風機の電気代と比べると、扇風機の方がかなり安いことがわかります。

(出典:三菱電機|Zシリーズ | 三菱ルームエアコン 霧ヶ峰)

【関連記事】エアコンの電気代を節約するには?5つの方法をご紹介

扇風機とサーキュレーターは見た目や機能が似ているため、違いがわからないという人も多いと思います。

この2つの違いは、「用途」にあります。

扇風機は、直接人へ風を当てて冷却するためのアイテムです。広い範囲に穏やかな風を送るイメージで作られています。

一方のサーキュレーターは、室内の空気を循環させるためのアイテムです。人に直接風を当てることは想定されておらず、狭い範囲に強い風を送るよう設計されています。

同じように見えるサーキュレーターと扇風機ですが、厳密にはこのように用途が異なるのです。

電気代については、扇風機とサーキュレーターに大きな違いはありません。

詳しくはこちらの「サーキュレーターと扇風機の違いとは?特徴や電気代を解説」で紹介していますので、気になる方はご覧ください。

扇風機を上手に取り入れれば、夏の冷房にかかる電気代を節約できることをご存知でしょうか?

冷たい空気には下の方に溜まるという性質があります。そのためエアコンの冷房を使っても部屋全体の温度はなかなか均一になりません。

そこで活用したいのが扇風機です。

扇風機で風を送ると空気が循環し、温度のムラをなくしてくれます。ムラが減って部屋の中の温度差が小さくなると、冷房の設定温度を少し上げても涼しく感じるようになります。

夏の冷房の設定温度を1℃高くすると消費電力は約13%も下がると言われており、扇風機を使って空気を循環させればエアコンの電気代節約につながるというわけです。

エアコンと扇風機の併用については、こちらの「エアコンと扇風機を併用して電気代を削減!置き方や節約術を紹介」で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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2016年4月から電力自由化がスタートし、私たちは数多くの選択肢から自由に電力会社を選ぶことができるようになりました。

現在契約している電力会社の電気代が高いと感じる場合は、切り替えを検討してみるのもひとつの手です。

自分のライフスタイルに合った電力会社に切り替えることで、大きく電気代を節約できる可能性があります。

最近ではインターネットで申込みができる電力会社も多く、切り替え手続きはそれほど難しくありません。

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上述の通り、扇風機にかかる1ヵ月の電気代は、ACモーターの扇風機の場合は200円前後、DCモーターの扇風機の場合100円前後です。

一方、エアコンの1ヵ月の電気代は、2,000円~3,000円ほどかかります。

夏の冷房にかかる電気代を節約したいなら、エアコンと扇風機の併用がおすすめです。扇風機でエアコンの冷気を循環させ、効率よく部屋の温度を下げましょう。

また、電力会社の見直しも電気代の大幅な節約につながります。一度見直せばそれ以降ずっと電気代が安くなるので、家計の負担がきっと軽くなるはずです。

ぜひこの機会に電力会社の切り替えも検討してみてください。

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(出典)

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