スマートメーターとは?特徴や設置するメリットを解説

2021年06月30日

電力自由化をきっかけにして、従来の電力メーターからスマートメーターに切り替わりつつあります。まだ切り替えていない方にとっては、「聞いたことはあるけどどんな特徴があるかわからない」ということも多いでしょう。そこでこの記事では、スマートメーターの特徴や取り付けるメリット、設置するタイミングなどを詳しく解説します。

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スマートメーターとは

スマートメーターという言葉は聞いたことはあるものの、どのようなものかあまり知らない方も多いかもしれません。

スマートメーターとは、従来の電力メーターとの取り替えを進めている新しい電力メーターのことです。

従来の電力メーターではできなかった30分ごとの電力使用量の計測、データの送受信などの機能を備えており、再生可能エネルギーの導入拡大や利用者への多様なサービス提供などを目的に、導入・普及が進められています。

スマートメーターは、2024年度末までに日本全国の一般家庭に導入が完了する予定となっています。

スマートメーターの特徴

スマートメーターには、従来の電力メーターから進化した部分がいくつかあります。

ここでは以下の3つについて見ていきましょう。

  • 通信機能がある
  • ブレーカー機能が内蔵されている
  • 電気使用量が30分単位で計測される

通信機能がある

スマートメーターには、通信機能が備わっています。

従来のメーターは通信機能がなく、電気使用量を確認するためには検針員による目視が必要でした。

一方、スマートメーターでは、計測した電気使用量データがシステムを経由して、電力会社まで届く仕組みになっています。

そのためスマートメーターを使えば、検針員の目視確認が不要になり、リモートで検針が可能です。

ブレーカー機能が内蔵されている

ブレーカーには以下の3種類があることをご存知でしょうか?

  • アンペアブレーカー
  • 漏電ブレーカー
  • 安全ブレーカー

電気プランにはさまざまなタイプがありますが、「アンペア契約」の場合、契約しているアンペア数を超える電気を一度に使うと停電します。

契約アンペア数以上の電気を使った時に電気を遮断するのが、アンペアブレーカーです。

従来の電力メーターを使用している家庭では、電力メーターとは別に、分電盤の中にアンペアブレーカーが設置されています。

しかしスマートメーターはアンペアブレーカーの機能を内蔵しているものが多いです。

アンペアブレーカー機能内蔵のスマートメーターの場合、契約アンペアを超える電気を使うと、以前と同じように停電します。

ただし、復旧のためにアンペアブレーカーをあげる作業は必要なく、10秒後に自動で電気が入る仕組みになっています。

電気使用量が30分単位で計測される

従来の電力メーターでは、毎月の検針のタイミングで1ヶ月分の電気使用量を確認していました。

一方、スマートメーターを使えば、電気使用量が30分単位で計測されます。

計測されたデータはマイページなどで確認できるようになっている電力会社もあり、これまで以上に自分の家の電気事情を把握できるでしょう。

スマートメーターを取り付けるメリット

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スマートメーターにはメリットがたくさんあります。

ここでは主なメリットをご紹介します。

  • 訪問検針が必要なくなる
  • アンペア変更が遠隔で行われる
  • 停電時の復旧が比較的早い
  • 電気使用量を把握しやすい

訪問検針が必要なくなる

スマートメーターがあれば通信機能を活用して遠隔検針が行われるので、検針員による訪問検針は必要なくなります。

電気事業者の負担が減るのはもちろん、状況によって必要だった検診時の立ち会いも不要になり、家庭にとってもメリットがあります。

また、自宅に入ることはないものの、留守中に検針員が家に来ることに抵抗がある人もいるのではないでしょうか。

スマートメーターの導入で訪問検針が行われないことで、防犯面でも安心感を得られます。

アンペア変更が遠隔で行われる

先ほど少し触れましたが、アンペア契約の場合、契約アンペア数を超える電気を使うと、家全体が停電します。

アンペアとは電流の単位のことです。アンペア数が大きいと、一度にたくさんの電気が流れるということになります。

アンペア数は使用する電化製品ごとに異なり、その合計が契約しているアンペア数を超えた時に停電する仕組みになっています。

契約アンペア数は頻繁に変えるものではありません。

しかし家族の人数が増えるなど、電気を使う量が多くなれば、今までの契約数では足りないという状況になり得ます。

従来の電力メーターの場合、アンペアブレーカーが分電盤に設置されており、契約アンペアを変更するときはブレーカー自体の交換が必要です。

それに比べてスマートメーターにはアンペアブレーカーが内蔵されているため、ブレーカーの交換は発生せず、また遠隔から変更できます。

すばやく変更でき、また契約アンペア変更による立ち会いがないのも嬉しいポイントです。

停電時の復旧作業がラク

契約アンペア以上の電気を使用してしまってブレーカーが落ちると、スマートメーターの内部にあるブレーカー機能が作動し、最短10秒ほどで自動復旧します

従来の電力メーターの場合はアンペアブレーカーが別にあり、復旧するにはブレーカーをあげる必要がありました。

ブレーカーの入っている分電盤は壁の上部にあり、脚立がないと触ることができない位置にあることがほとんどです。

そのため、特に夜に停電すると復旧が大変で、また暗闇の中での作業は危険でもあります。

しかしスマートメーターを使っている場合は基本的に自動で復旧するので、とてもラクです。

電気使用量を把握しやすい

上述の通り、スマートメーターでは電気使用量が30分ごとに計測されます。

これにより、どの時間帯に電気を多く使っているかなど、今までよりも詳しく電気の使用状況を確認できるようになりました。

現在の状況が詳細にわかれば、電気の使い方を見直したり、また自分の生活に合った電気プランを探すきっかけになるなど、さまざま効果が期待できます。

電力メーターがスマートメーターかどうか確認する方法

自宅の電力メーターがスマートメーターかどうかは、電力メーターの外観である程度判断できます。

従来の電力メーターは、文字盤がアナログ表示のものが多く、また、回転する円盤パーツが付いています。

一方、スマートメーターはデジタル表示で、従来型の電力メーターに付いている円盤パーツはありません。

もし見た目から判断できない場合は、契約している電力会社に問い合わせてみましょう。

スマートメーターを設置するタイミング

スマートメーターにはメリットが多くあるので、ここまでの解説を受けて早めに取り替えたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

しかし好きなタイミングで取り替えられるわけではなく、従来の電力メーターからスマートメーターに交換するタイミングは主に3つあります。

古い電力メーターの取り替えタイミングが来たとき

電力メーターには、有効期間が定められています。

有効期間はメーターの種類によって異なり、およそ5〜10年です。

上記の期間が満了する際、従来の電力メーターを使っている場合はスマートメーターへの取り替えが行われます。

電力メーター情報サービスを申し込むとき

電力メーター情報サービス(Bルートサービス)に申し込んだ場合にも、スマートメーターに取り替えることができます。

電力メーター情報サービスとは、スマートメーターで電気使用量などのデータを計測し、それをHEMSシステムへ送信するサービスです。

HEMSは、「Home Energy Management System」を略したもので、家庭のエネルギーを管理して省エネを実現する仕組みです。

HEMSを使うにはスマートメーターのデータが必要になるため、必然的にスマートメーターへの交換が必要になります。

電力会社を切り替えたとき

電気代の見直しなどに伴って、電力会社を切り替える場合もあるでしょう。

従来のメーターを使っているときは、電力会社を切り替える際にスマートメーターへ切り替えが行われます

スマートメーターの設置費用は?設置を行うのは誰?

スマートメーターを取り替えるに当たって、費用や設置者などが気になるところです。

まず費用ですが、スマートメーターへの交換・設置費用は原則無料です。(※メーターの設置状況により立ち会いが必要な場合があります。)

ただし、事務手数料などを設定している電力会社も一部あるので、切り替える前に確認しましょう。

スマートメーターの設置を行うのは、地域の既存送電会社が委託する工事会社や組合です。

室内に入ることはなく、立ち合いも不要です。

電力会社を切り替えればさらに節約できるかも

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スマートメーターを取り付けることによって、電気使用量を把握しやすくなり、電気代が多くかかっている状況に気づくことができます。

節約意識がアップし、電気の使い方を見直すきっかけになるでしょう。

日々の節約と合わせて、電力会社を切り替えればさらに電気代を節約できる可能性があります。

エバーグリーンでは通常プランに加えて、ユニークな電力プランを用意しています。

CO₂フリープラン
電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになるプラン

プレミアムポイントプラン(Tポイント)
電気料金に応じてTポイントがたまるプラン

プレミアムポイントプラン(dポイント)
電気料金に応じてdポイントがたまるプラン

保険でんき
個人賠償責任保険と電気がセットになったプラン

あるく・おトク・でんき
歩数に応じて電気代が安くなるプラン

まずは『エバーグリーン』のホームページ上にある料金シミュレーションで、どのくらい電気代が変化するか確認してみましょう。

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スマートメーターの特徴やメリットを理解して上手く活用しよう

スマートメーターは、通信機能やブレーカー機能、30分ごとの電気使用量計測機能などを備えた新しい電力メーターです。

スマートメーターへの交換は、現在使用している電力メーターの有効期限切れや電力メーター情報サービスへ申し込むタイミングで行われます。

また、電力会社を切り替えた際にもスマートメーターに交換されます。

電力会社の切り替えは電気代節約につながる可能性もあるので、この機会に一度検討してみてはいかがでしょうか?

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(出典:資源エネルギー庁|次世代スマートメーターの仕様の検討状況について)
(出典:東京電力パワーグリッド株式会社|停電時の対応方法につきまして)
(出典:東京電力パワーグリッド株式会社|電力メーターとは)
(出典:東京電力パワーグリッド株式会社|電力メーター情報発信サービス(Bルートサービス))
(出典:東京電力パワーグリッド株式会社|スマートメーター)
(出典:東京電力パワーグリッド株式会社|よくあるご質問)
(出典:Panasonic|HEMSとは?)

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