サーキュレーターの電気代ってどれくらい?節約する方法もまとめて紹介

2021年09月30日

サーキュレーターは、直線的な風を起こして室内の空気を循環させる家電製品です。換気や部屋干しにも効果を発揮し、便利なアイテムとして多くの家庭で重宝されています。便利な一方で、気になるのは電気代ではないでしょうか?この記事では、サーキュレーターにかかる電気代や、電気代を節約する方法などをご紹介します。

サーキュレーターには一体どのくらいの電気代がかかるのでしょうか。

サーキュレーターは商品によって風量や機能が異なり、かかる電気代もそれぞれです。

中でも大きく電気代を左右するのが、モーターの種類です。

サーキュレーターに使われるモーターには、DCモーターACモーターの2種類があります。

DCモーターの方がACモーターに比べて消費電力が小さいのが特徴です。

消費電力が小さいと、それだけ電気代も安くなります。

ここでは実際の商品をいくつか例にあげて、DCモーターとACモーターを使ったサーキュレーターの電気代をそれぞれ見ていきましょう。

なおサーキュレーターの電気代を算出する方法は、下記のとおりです。

電気代 = 消費電力(W) ÷ 1,000 × 使用時間(h) × 1kWhあたりの電気代(円/kWh)

※消費電力を1,000で割っているのは、単位をWからkWに変換するためです。

1kWhあたりの電気代は電力会社や電気料金プランによって異なりますが、今回は新電力目安単価の31円で計算しました。

DCモーター

まずはDCモーターを使ったサーキュレーターの電気代から見ていきましょう。

ここでは下記の3つの商品をピックアップしました。

【ドウシシャ】サーキレイター「FCW-234D」 / ~24畳(消費電力:30W)

  • 1時間あたりの電気代:約0.9円
  • 1日8時間使用した場合の電気代:約7.4円
  • 1日8時間を30日間使用した場合の電気代:約223.2円

【アイリスオーヤマ】サーキュレーターアイ「 DCJET PCF-SDC15T」 / ~24畳(消費電力:25W)

  • 1時間あたりの電気代:約0.8円
  • 1日8時間使用した場合の電気代:約6.2円
  • 1日8時間を30日間使用した場合の電気代:約186円

【ドウシシャ】DCリビングサーキュレーター「 FCW-230D」(消費電力:21W)

  • 1時間あたり:約0.7円
  • 1日8時間使用した場合:約5.2円
  • 1日8時間を30日間使用した場合:約156.2円

上記の商品の場合、1日8時間を30日間使用すると、かかる電気代は約156円〜約223円という結果になりました。

ACモーター

続いてACモーターを搭載したサーキュレーターの電気代を確認してみましょう。

【アイリスオーヤマ】サーキュレーター 「PCF-BC15T」 / ~16畳(消費電力:40W/38W)

  • 1時間あたり:約1.2円/約1.2円(40W/38W)
  • 1日8時間使用した場合:約9.9円/約9.4円(40W/38W)
  • 1日8時間を30日間使用した場合:約297.6円/約282.7円(40W/38W)

【TEKNOS】3D首振りリビングサーキュレーター 「KIS-5180」(消費電力:32W/36W)

  • 1時間あたり:約1.0円/約1.1円(32W/36W)
  • 1日8時間使用した場合:約7.9円/約8.9円(32W/36W)
  • 1日8時間を30日間使用した場合:約238.1円/約267.8円(32W/36W)

上記の通り、ACモーターを使ったサーキュレーターは、DCモーターを搭載したものよりも消費電力が大きくなる傾向があります。

今回選んだ2つの機種の場合、1日8時間を30日間使用すると、電気代が約238円〜約298円かかります。

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先ほどご紹介した通り、サーキュレーターの電気代は1ヶ月あたり150円〜300円程度かかります。

エアコンなどと比較するとそこまで大きな金額ではありませんが、電気代はできるだけ抑えたいところです。

ここではサーキュレーターの電気代を節約する方法をいくつかご紹介します。

DCモーターの製品を選ぶ

先ほど触れた通り、サーキュレーターの電気代はモーターの種類によって異なります。

DCモーターの方がACモーターよりも消費電力が小さくなるので、電気代を抑えたい場合はDCモーターのサーキュレーターを選びましょう。

ACモーターは弱運転を使ってもあまり消費電力は小さくなりませんが、DCモーターの場合は低パワーのときほど消費電力が少なくなる特徴があります。

タイマー機能を使う

タイマー機能がある場合は有効活用してください。

タイマーを利用すると、不要な時間帯に電源を自動的にオフにできるので、節電効果が期待できます。

また、電源の消し忘れも防ぐことができるでしょう。

エアコンと併用する

サーキュレーター自体の電気代を下げる方法ではありませんが、エアコンとサーキュレーターを併用することで、全体の電気代を抑えることができます。

エアコンの電気代は設定温度と密接な関係があります。

環境省によると、夏は設定温度を1℃高くすると消費電力を13%削減でき、冬の場合は設定温度を1℃下げると消費電力を10%削減可能です。

つまりエアコンの設定温度を適切にすることが、電気代を節約する上で重要になります。

そこで活用したいのがサーキュレーターです。

空気には、冷気は下へ、暖気は上へ移動する性質があります。

これによって、エアコンから出る冷気は下に、暖気は上に溜まりやすくなり、部屋の温度にムラができます。

しかしサーキュレーターを使って空気を循環させれば、部屋の温度が均等に近い状態になり、たとえば夏の場合は設定温度が少し高くても涼しく感じるようになるのです。

冷房は設定温度が高いほど消費電力が少なくなり、結果的に電気代が安くなります。

エアコンにかかる電気代の節約については、こちらの「エアコンの電気代を節約するには?5つの方法をご紹介」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

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先ほど紹介した方法も電気代の節約になりますが、電力会社の切り替えも有効です。

電力会社を切り替えて電気料金そのものが安くなれば、サーキュレーターやエアコンの電気代だけでなく、家庭全体の電気代が安くなる可能性があります。

現在は電力自由化によって、いろいろな電力会社が登場しているので、ご家庭にあった会社がないかぜひ一度探してみてください。

なお、『エバーグリーン』には、シンプルな通常プランに加えて、以下のようなユニークなプランが揃っています。

エバーグリーンについてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ一度公式ホームページをご覧ください。

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今回はサーキュレーターの電気代をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

サーキュレーターは便利な一方で、電化製品なので、当然ながら使えば使うほど電気代がかかります。

電気代が気になる方、まずはこの記事でご紹介した節約方法を試してみましょう。

電気代の節約には、電力会社の切り替えも効果的です。

これを機に、電力会社の切り替えもぜひ一度検討してみてください。

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(出典)

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