水道代の平均はどのくらい?世帯人数別や地方別の金額を紹介

2021年10月28日

この記事では、水道代の平均額を、世帯人数別・季節別・地方別にご紹介します。また、水道代を節約する方法や、水道代と合わせて行いたい電気代の節約方法まで解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

水道代の平均額

さっそく、水道代の平均額を見ていきましょう。

水道代の平均額は、政府の統計データで確認できます。

2021年における総世帯の水道代の平均額は、1ヶ月あたり4,291円です。

水道代は家族の人数や時期によって異なるため、世帯人数別・季節別・地方別の平均額もご紹介します。

世帯人数別の水道代の平均額

まずは世帯人数別の水道代です。

2021年の1ヶ月あたりの平均額は、以下の通りです。

1人世帯 2,248円
2人世帯 4,344円
3人世帯 5,749円
4人世帯 6,465円
5人世帯 7,307円
6人以上の世帯 9,190円

(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|世帯人員・世帯主の年齢階級別 2021年)

1人暮らしの世帯が最も安く、6人以上の世帯が最も高くなっています。

家族の人数が多いと水の使用量も増えることが一般的なので、その結果が反映されているといえるでしょう。

季節別の水道代の平均額

続いて、季節別の水道代の平均額(1ヶ月あたり)を見てみましょう。

2021年1~3月 5,555円
2021年4~6月 5,370円
2021年7~9月 5,399円
2021年10~12月 5,322円

(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|二人以上の世帯 2021年 四半期)

1年間を通してそこまで大きな差はありませんが、1~3月の冬の期間が水道代が高くなる時期になっています。

地方別の水道代の平均額

最後は地方別の水道代です。

地方別に見た場合、​​2021年の水道代の平均額(1ヶ月あたり)は、以下のようになっています。

北海道地方 4,428円
東北地方 5,042円
関東地方 4,315円
北陸地方 4,722円
東海地方 4,098円
近畿地方 4,159円
中国地方 4,416円
四国地方 3,836円
九州地方 4,041円
沖縄地方 3,621円

(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|都市階級・地方・都道府県庁所在市別 2021年)

沖縄地方が最も安く、東北地方が最も高いという結果が出ています。

エリア別に水道料金自体が異なっていることもありますが、気候などによって水の使い方が変わることも関係するでしょう

水道代はどうやって計算されている?

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水道代の内訳には、一般的に下記の2つがあります。

  • 水道代(上水道代)
  • 下水道代

東京都水道局の場合、水道代は下記の計算式で算出されます。

水道代 = (基本料金+従量料金)×1.10

「基本料金」は、水道の使用の有無に関わらず、必ず発生する料金です。

自宅に引き込まれている水道管の太さ(口径)が太くなるほど、基本料金が高く設定されています。

東京都水道局の基本料金は下記のようになっています。(13mm〜40mmを抜粋)

水道管の口径 基本料金
13㎜ 860円
20㎜ 1,170円
25㎜ 1,460円
30㎜ 3,435円
40㎜ 6,865円

「従量料金」は、使用した水の量に応じてかかる料金になります。

東京都水道局の場合、従量料金は水道管の口径によって異なりますが、例えば口径が20㎜の場合は下記のように設定されています。(1m³〜30m³を抜粋)

使用量 料金
1m³~5m³ 0円
6m³~10m³ 1m³につき22円
11m³~20m³ 1m³につき128円
21m³~30m³ 1m³につき163円

上記の通り、使用する水の量が多くなる程、単価が高く設定されています。

東京都水道局では、下水道代は下記のように計算されます。

下水道代 = 料金表に基づき算定した金額×1.10

下水道代も、水道代の従量料金と同様に、汚水の量に応じて金額が設定されています。

東京都水道局の場合、下水道代は下記のようになっています。(1m³〜30m³を抜粋)

汚水の量 料金
0m³~8m³ 560円
9m³~20m³ 1m³につき110円
21m³~30m³ 1m³につき140円

これらの計算方法を見ると、水道代を抑えたいなら、やはり水の使用量を少なくする必要があることがわかります。

水道代を節約する方法

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水道代が平均よりも高い場合、節約できる余地があります。

ここでは、水を使う場所ごとに節約方法をご紹介します。

お風呂での節約方法

お風呂は家庭の中でもっとも水の使用量が多い場所です。

そのため水道代を節約したいなら、まずはお風呂の使い方から見直しましょう。

まず意識したいのは、シャワーの出しっぱなしを減らすことです。

身体や髪を洗っているときはその都度シャワーを止めましょう。

また、節水機能のあるシャワーヘッドに取り替えるのもおすすめです。

浴槽にお湯を溜めて入る習慣がある人は、回数を少し減らすと節水になります。

浴槽1杯分の水は約200Lほどなので、毎日お湯を溜めている場合、それを2日に1回にするだけでも、月に約3,000Lもの節水が可能です。

キッチンでの節約方法

キッチンでは、「溜め洗い」を意識しましょう。

食器洗いをするときには水を多く使います。

水を出しっぱなしにして流しながら洗うと、無駄な水を使ってしまうので、溜め洗いをすることで節水が期待できます。

食器の量が多くて洗うのに時間がかかる場合は、食洗機を導入すると良いでしょう。

最新の食洗機は節水機能が優れているものが多く、手で洗うよりも水の使用量を抑えられる可能性もあります。

トイレでの節約方法

トイレで水を流すときに、「大」と「小」をしっかり使い分けましょう。

水量が多い「大」をいつも使用していると、無駄な水道代がかかってしまいます。

「大」ではなくても十分なときは、「小」を使って水量を抑えましょう。

洗濯での節約方法

洗濯の回数が増えるほど、水の使用量が多くなるので、なるべく回数を抑えるのがポイントです。

できるだけまとめて洗濯をすると水を節約できます。

お風呂の残り湯を洗濯に使用するのもおすすめです。

お風呂の水を有効活用でき、余分な水道代をカットできます。

洗濯機を長く使っている場合は、節水に配慮した最新洗濯機に買い替えるのも節水方法のひとつです。

水道代とあわせて電気代を節約しよう

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水道代と同様に家計の負担になるのが、電気代です。

特に冬は電気代が高くなる傾向にあり、請求額の高さに驚いた経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

ここでは電気代を節約する方法をご紹介します。

電気代を節約する方法

電気代を節約するために、まずは無駄な電気を使わないことを心がけましょう。

必要ないときは照明をこまめに消したり、長期間使わない家電は電源を抜いたりするだけでも、無駄な電力を節約できます。

家電の使い方もポイントです。

たとえばエアコンの場合、設定温度によって消費電力が大きく異なります。

そのため温度を適切に設定すると、それだけで電気代の節約につながります。

各家電の電気代の節約法については、こちらの「電気代を節約する3つの方法とは?節約術のポイントを解説」で詳しく解説しています。

電気代の節約には電力会社の切り替えが効果的!

電力会社を切り替えることも、電気代の節約に効果的です。

電力会社を切り替えて電気料金そのものが安くなれば、家庭の電気代が丸ごと下がるかもしれません。

自分に合った電気料金プランを探しましょう。

電力会社の選び方については、こちらの「電力会社・電気料金の選び方とは?プランや比較方法を解説」で詳しく解説しています。

水道代の平均を把握して節約を始めよう

今回は水道代の平均額を、世帯人数別・季節別・地方別にご紹介しました。

もしご家庭の水道代が平均を上回っている場合、お風呂やキッチンなど水の使い方を見直し、水道代の節約に取り組みましょう。

電気代も気になるという人には、電力会社の切り替えがおすすめです。

今では特色のあるプランを打ち出している電力会社がたくさんあります。

ぜひこの機会に切り替えを検討してみてください。

(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|世帯人員・世帯主の年齢階級別 2021年)
(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|二人以上の世帯 2021年 四半期)
(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|都市階級・地方・都道府県庁所在市別 2021年)
(出典:東京都水道局|水道料金・下水道料金の計算方法(23区))
(出典:東京都水道局|水の上手な使い方)

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