省エネルギー住宅とは?基準や種類、おトクな補助金などについても説明

2021年10月28日

今回は省エネルギー住宅について、国が定めた省エネ住宅の基準や種類などをわかりやすく説明していきます。さらに、おトクな補助金や金融支援などの制度についても紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

省エネ住宅の基準

国は、省エネルギー住宅の目安として、1980年に「省エネルギー基準」を設けています。

省エネルギー基準は、時代に応じて順次改定されています。

省エネルギーの性能は、住宅の窓や外壁などの「外皮性能」と、照明、給湯、家電などによる「一次エネルギー消費」の二つの側面で評価されます。

(出典:環境省|住宅・建築の省エネルギー基準の現状と動向)

外皮性能

外皮性能とは、外壁、床、屋根、天井など、住宅を囲んでいるあらゆる部分の性能のことです。

家の外の暑さや寒さ、日射の影響で熱を損失せず、温度を一定に保つほど評価は高くなります。

評価指標として、「外皮平均熱貫流率」「冷房期の平均日射熱取得率」という二つの指標があります。

外皮平均熱貫流率

壁や屋根などの断熱性能を示す数値が、外皮平均熱貫流率(UA)です。

UAは、「単位温度差当たりの外皮熱損失量」を「外皮部位の面積の合計」で割って求めます。

簡単に言うと、外に出て行く熱量を外皮面積で割った値です。

数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いことになります。

断熱性能を高めるために、壁、床、天井に断熱材を敷き詰めたり、二重窓にしたりすることで対応します。

冷房期の平均日射熱取得率

夏などの暑い時期に、日射を遮る効果を表した数値が冷房期の平均日射熱取得率(ηAC)です。

ηACは、「単位日射強度当たりの冷房期の日射熱取得量」を「外皮部位の面積の合計」で割って求めます。

簡単に言うと、家への日射量を外皮面積で割った値です。

こちらも数値が小さいほど、日差しを遮る性能が高いことを示します。

窓にひさしを付けたり、屋根に遮熱塗料を塗ったりして対応します。

日本は南北に長いことから、UA、ηACは住宅の建設地によって基準値が異なっています。

基準値は、北海道から沖縄まで8地域に区分されており、市町村ごとに割り振られています。

たとえば東京23区や横浜市、大阪市、は「6」に区分されており、UAは0.87以下、ηACが2.8以下であれば省エネルギー住宅の基準を満たすことになります。

同じ東京都でも内陸部の八王子市は「5」に区分され、UAは0.87以下、ηACが3.0以下となります。

(出典:IBEC 建築省エネルギー機構|住宅の省エネルギー基準)

一次エネルギー消費量

住宅のエネルギー消費量は、冷暖房、換気、照明、給湯、家電などの各エネルギー消費量を合計して算出します。

電気やガスなど、エネルギー源により単位が異なっているので、一次エネルギー消費量という統一単位へ換算します。

一次エネルギー消費量は、あらかじめ決められた「基準一次エネルギー消費量」と呼ばれる基準値以下となることが求められます。

(出典:IBEC 建築省エネルギー機構|住宅の省エネルギー基準)

(出典:国土交通省|住宅事業建築主が新築する戸建住宅に係る一次エネルギー消費量の計算方法の概要)

建築物省エネ法について

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2021年4月1日に建築物省エネ法が改定されました。

住宅に関しては、設計の際に建築士から建築主に対し、省エネ基準を満たしているかどうかについて説明を行う義務などが定められました。

改正建築物省エネ法の概要については、国土交通省オンライン講座の講習動画で知ることができます。

(出典:国土交通省|改正建築物省エネ法)

省エネ住宅の種類

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省エネ住宅は、仕組みや理念によっていくつかの種類があります。

ZEH

ZEH(ゼッチ)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、家全体でのエネルギー収支をゼロにすることを目指した住宅のことです。

住宅の高断熱化と省エネ化を進め、太陽光発電などの再生可能エネルギー設備を導入しているのが特徴です。

「省エネ」と「創エネ」を組み合わせることで、住まいの年間一次エネルギー消費量をおおむねゼロにすることを目指します。

ZEHのメリットは、月々の光熱費を安く抑えることができ、場合によっては売電を行い収入も見込めることです。

また、家の中で快適に過ごすことができる点、災害などによる停電時でも太陽光発電や蓄電池などにより電気を使うことができる点などもメリットとして挙げられます。

(出典:資源エネルギー庁|ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について)

スマートハウス

スマートハウスとは、IoTを活用して家電などの家庭機器を制御し、エネルギーを賢く効率よく利用する住宅のことを指します。

スマートハウスのエネルギーを管理するシステムのことをHEMS(ヘムス)と言います。

HEMSとは、「ホーム・エナジー・マネージメント・システム」の略です。

HEMSを導入することで、外出先から家電のスイッチのオンオフができたり、温度変更やタイマーの設定なども可能です。

また、機器ごとのエネルギー消費量が見れるので、無駄な電力を把握することで省エネを実践することができます。

LCCM

ZEHの理念をさらに一歩進めたのが、LCCM住宅です。

LCCMとは「ライフサイクル・カーボン・マイナス」の略で、住宅の建設から廃棄までの長いサイクルでCO₂の収支をマイナスにする住宅のことです。

住宅を建てるときも、役目を終えて解体するときも、CO₂が排出されます。

LCCMでは、住んでいる間だけでなく、建てるとき、解体するときにもできるだけ省CO₂に取り組みます。

さらに、住みながら太陽光発電などでエネルギーを創出することで、住宅のライフサイクルトータルでCO₂の収支をマイナスにします。

(出典:IBEC 建築省エネルギー機構|LCCM住宅認定)

省エネ住宅の補助金・支援制度

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省エネ住宅は、光熱費の削減により月々のコストを減らすことができるのが魅力です。

しかしその反面、設備や各種機器、太陽光発電パネルなどの設置で、どうしても通常の住宅よりも建築コストや販売価格が高くなります。

そこで政府は、補助金や給付金の支給、減税といった優遇制度を設けて、ZEHやLCCMなどの省エネ住宅の普及を推進しています。

補助金・給付金

補助金には、「ZEH支援事業」、「すまい給付金」、「グリーン住宅ポイント」などの制度があります。

ZEH支援事業は、経済産業省、国土交通省、環境省が共同で実施している事業です。

戸建て住宅のほか、集合住宅やLCCMも対象となります。

補助額や補助範囲はケースにより異なりますが、中小工務店などによる木造住宅のZEHや、LCCM住宅は補助が手厚くなる傾向にあります。

すまい給付金は、消費税率引き上げで増加した住宅取得者の負担を緩和するために作られた制度です。

新築住宅で住宅ローンを利用しない場合、住宅の省エネルギー性や耐久性などで一定の基準を満たせば、給付金が支給されることがあります。

グリーン住宅ポイントは、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ経済を回復させるために創設された制度です。

一定の省エネ機能を満たした新築住宅の建築、購入や、省エネ化のリフォーム工事などをすればポイントがもらえます。

ポイントは、商品と交換できたり、追加工事代金に充てたりすることができます。

この他、断熱サッシへの交換、耐力壁の増設などのリフォームが対象の「長期優良住宅化リフォーム補助金」などもあります。

【関連記事】グリーン住宅ポイントとは?内容や特徴をわかりやすく解説

(出典:資源エネルギー庁|ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス推進に向けた取り組み)

(出典:すまい給付金)

(出典:グリーン住宅ポイント制度|制度概要)

(出典:令和3年度 長期優良住宅化リフォーム推進事業)

減税制度

住宅ローンを借り入れて住宅の取得、増改築などをすると、年末のローン残高の1%を所得税(一部、翌年の住民税)から控除する「住宅ローン減税」が受けられます。

この制度には、新築の長期優良住宅や低炭素住宅に対する特例措置があり、通常の住宅と比べ最大控除額がアップします。

この他にも、建物の省エネ機能により、登録免許税の税率引き下げ、固定資産税の減額措置期間延長、不動産取得税の控除拡大といった恩恵を受けることができます。

(出典:国土交通省|住宅:住宅ローン減税)

金融支援

長期固定金利の住宅ローン「ふらっと35」には、 省エネルギー性や耐久性などで一定基準を満たした場合に金利が引き下げられる優遇制度があります。

(出典:【フラット35】S:長期固定金利住宅ローン 【フラット35】)

すぐにエコを実践できる「CO₂フリープラン」

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多くの人にとって、住宅の購入は一生のうちで最も大きい買い物です。

中には実家住まいや賃貸住まいで住宅を買わない人もいるでしょう。

いずれにしても、省エネルギー住宅の購入は、おいそれとできる買い物ではありません。

一方で、使っている電気を環境に優しいおトクなものに変えることは、行動を起こせば誰でもできます。

「CO₂フリープラン」は、東証一部上場の老舗の新電力会社・イーレックスグループの一員『エバーグリーン』が提供するおトクな電気プランです。

イーレックスは、国内トップクラスのバイオマス発電事業者として、エコな電気の供給に貢献してきました。

エバーグリーンの「CO₂フリープラン」は、家庭の電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになるという、環境に優しいプランです。

このプランによって年間で削減できるCO₂排出量は、一般的な家庭だと年間で1785kg- CO₂です。

これは、約130本の杉の木が年間で吸収するCO₂量に相当します。

※ 300kWh/月×12か月×0.496kg-CO₂/kWh(平成29年度全国平均係数)より算出
※ 杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

しかもこのプランは、電気代もおトクに設定されているのが魅力です。

たとえば東京エリアにお住まいの方でしたら、以下のように電気代がおトクになります。

【2人家族の場合(30A:月間310kWh使用)】
大手電力会社:月額8,316円
エバーグリーンのCO₂フリープラン:月額8,193円
→エバーグリーンの方が、月額123円、年間1,476円おトク

【4人家族の場合(40A:月間450kWh使用)】
大手電力会社:月額12,882円
エバーグリーンのCO₂フリープラン:月額12,626円
→エバーグリーンの方が、月額256円、年間3,072円おトク

【5人家族の場合(50A:月間540kWh使用)】
大手電力会社:月額15,919円
エバーグリーンのCO₂フリープラン:月額15,579円
→エバーグリーンの方が、月額340円、年間4,080円おトク

※東京エリア、東京電力従量電灯Bとの比較
※2021年10月1日現在

エバーグリーンのCO₂フリープランについて詳しく知りたいという方は、ぜひ一度公式ホームページをご覧ください。

CO₂フリープランに加入した場合の電気料金のシミュレーションもできます。

エバーグリーンの公式ホームページはこちら

住まいも電気もエコを意識して選ぼう

地球温暖化が世界的な課題となる中、政府はCO₂の排出抑制を進めていく方針です。

省エネルギー住宅は、今後ますます増えていくと考えられます。

ただ、省エネルギー住宅を持てなくても、エコでおトクな電気を選ぶことで地球環境に貢献することもできます。

ぜひこの機会に、エバーグリーンのCO₂フリープランをご検討ください。

エバーグリーンの公式ホームページはこちら

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