引越し時のエアコン取り付け・取り外しはどうする?業者選びのポイントや注意点を解説

2021年12月01日

引越しの際、どうすれば良いのか悩むことの多いエアコン。新居にエアコンを移設するなら、引越し業者や専門業者に任せるのが一番安心です。この記事では、エアコン工事の業者選びについて詳しく解説します。移設せず処分した方が良い場合もあるので、あわせてチェックしてみてください。

エアコンの設置・取り外しは専門業者に依頼するのが◎

今まで使っていたエアコンを新居に移設する場合や、引越しのタイミングでエアコンを買い替える場合には、エアコンの取り付け・取り外し工事が必要になります。

エアコンの取り付け・取り外し工事は、十分な知識を必要とする専門性の高い作業です。

大きさも重量もあるエアコンの取り付け・取り外しはかなり大変なうえ、配管類の扱いなど注意しなければならない工程も多くあるので、エアコンに熟知した経験豊富な専門業者に任せるようにしましょう。

自分でエアコン工事を行うこともできますが、万が一、室内機の設置や配管の接続に不具合があった場合、ガス漏れなどの故障の原因になります。

取り付け・取り外しには専用の工具も必要になるため、自分で工事をしたからといって、実は費用もそこまで安く抑えられるわけではありません。

エアコン工事は、信頼できる業者に依頼するのが一番安心です。

新居でエアコンを使うにはどうしたら良い?

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新居でエアコンを使用するには次の3つの方法があります。

  • 1.
    引越し業者に移設もまとめて依頼する
  • 2.
    エアコン工事の専門業者に依頼する
  • 3.
    古いものを処分して新しく買い替える

どの方法がおすすめかは、引越しの移動距離やエアコンの使用状況などによって異なります。

それぞれのメリット・デメリットを解説しますので、ご家庭にとって最善の方法を見つけるための判断材料にしてください。

1.引越し業者に移設を依頼する

まずは、引越し業者に荷物の搬入出などとあわせてエアコンの移設も依頼する方法です。

多くの引越し業者が、オプションサービスとしてエアコンの引越し作業にも対応しているので、「新居にエアコンを移設したい」ということを事前に伝えておきましょう。

作業自体は、ほとんどの場合、引越し業者が提携している専門業者が行います。

引越し業者に移設を依頼するメリット

引越し業者に依頼した場合、専門業者とのスケジュール調整は引越し業者が行ってくれます。

荷造りなどでバタバタと忙しいときに、専門業者を別で手配する手間が省けるのは大きなメリットです。

引越しのタイミングとほぼ同時に取り付け・取り外しを行うため、新居ですぐにエアコンを使い始められるのも嬉しいポイントでしょう。

また、エアコンは繊細な家電なので、自分で運搬する場合には壊れないよう細心の注意を払う必要がありますが、引越し業者に依頼する場合は新居までの運搬も行ってくれるので安心です。

引越し業者に移設を依頼するデメリット

引越し業者の場合、中間マージンが入るため、専門業者に依頼するより若干料金は高めになります。

そこまで大幅に跳ね上がるというわけではありませんが、引越し費用を少しでも安く抑えたい人にとってはデメリットになるでしょう。

また、繁忙期などは対応不可の場合もあるので要注意です。

繁忙期に引越しを予定している場合には、エアコンの移設が可能かどうかをあらかじめ引越し業者によく確認するようにしましょう。

2.エアコン工事の専門業者に依頼する

引越し業者とは別に、エアコン工事の専門業者に直接依頼して、取り付け・取り外しをすることもできます。メリット・デメリットをチェックしてみましょう。

エアコン工事業者に依頼するメリット

エアコン工事業者に依頼するメリットは、エアコン工事についての専門知識・技術を持った人に直接相談できることです。

相手はエアコンのことをよく分かっているプロなので、疑問点や不安点を事前に解消しやすく、安心して工事を任せられます。

引越し業者を間に挟まないため、価格も引越し業者に依頼するより安い傾向にあります。

「エアコンの工事費用はできるだけ節約したい」という人におすすめです。

エアコン工事業者に依頼するデメリット

エアコン工事業者に依頼する場合、基本的に作業は取り付け・取り外しのみとなるため、新居までのエアコン運搬は自分で行わなければなりません。

引越し日に合わせて工事日を調整する必要もあり、スケジュール調整の手間もかかるのがデメリットです。

なお、県外に引越す場合、工事業者の対応地域によっては、取り付け・取り外しをそれぞれ別の業者に頼まなければならないケースもあります。

別々の工事業者に依頼するとなるとさらに手間が増えてしまうので、遠方に引越す場合には、ひとつの窓口で取り付けから取り外しまで一貫して行ってくれる引越し業者に頼むのがおすすめです。

3.古いエアコンを処分して買い換える

使っているエアコンが古い場合には、移設せず処分した方が良いケースもあります。

ご自宅のエアコンが次に当てはまる場合は、新しいものへの買い替えを検討してみましょう。

10年以上前に購入したエアコンを使用している

エアコンの寿命は一般的に約10年と言われています。

10年以上前に買ったエアコンをお金をかけて新居に移設しても、すぐに買い換えることになる可能性があるので、引越しのタイミングで新しく購入すると良いかもしれません。

【関連記事】エアコンの寿命ってどれくらい?寿命を判断する方法・長持ちさせる方法を解説

省エネ機能が搭載されていない古いエアコンを使用している

省エネ機能が搭載されていないエアコンを使用している場合も、買い換えを検討してみましょう。

エアコンの省エネ性能は年々向上しているため、買い替えた方が電気代がおトクになる場合が多いです。

また、電気代を抑えたいなら、引越しを機に電力会社を切り替えるのも有効な方法です。

今ではさまざまな電力会社があり、各社が魅力的なプランを打ち出しています。

家庭に合った会社が見つかれば、電気代を大きく下げられるかもしれません。

エアコンの対応畳数が新居の部屋に合わない

使用する部屋の広さとエアコンの対応畳数が合わないと、エアコンの性能が十分に発揮できず無駄な電気代がかかってしまいます。

「今まで使っていたエアコンの対応畳数が取り付け予定の部屋の広さに合わない」という場合、長く使うことを考えるなら、思い切って買い換えを検討した方が良いでしょう。

エアコンの取り付け・取り外しで気を付けるべきトラブル

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エアコンの移設工事をする際は、トラブルも発生しやすいので気を付けましょう。

特に、料金や工事品質などが原因になることが多いです。

よくあるトラブルの詳細と、トラブル回避のための対策をご紹介しますので、しっかりチェックしておきましょう。

見積りにない追加料金が発生してしまう

エアコン工事で最も発生しやすいトラブルです。

エアコンの取り付け・取り外し作業では、「実際に工事を進めていったら、追加工事が必要なことが判明した」というケースが多々あります。

このようなケースをできるだけ避けるために、追加工事の有無や、いくつもの追加工事が発生する可能性がないかなどを、事前に確認しておくのがポイントです。

発生しやすい追加工事には次のようなものがあるので、業者に確認する際の参考にしてください。

【エアコン取り付け・取り外しで発生しやすい追加工事】
・電圧変換工事
新居の部屋の電圧がエアコンの対応電圧と合わない場合に必要となる工事

・コンセント交換
新居の部屋のコンセントの形状がエアコンの電源プラグに対応していない場合に必要となる工事

・配管パイプ交換
エアコンの配管パイプが劣化などにより使用できない場合、交換する必要がある

・冷媒ガス補充
エアコンから冷媒ガスが漏れている場合は、設置前に充填する必要がある

(出典:エアコンサポートセンター|引越しでエアコンはどうする?取り付け・取り外し費用と業者に依頼する方法)

賃貸物件の場合は設置できないことも

アパートなどの賃貸物件にエアコンを取り付ける場合は、事前に管理元に取り付け可否の確認を取るようにしましょう。

壁にエアコン用の穴がない場合、許可なく穴を開けてしまうとトラブルになります。

設置スペースにエアコンがきちんと収まるかどうかもあらかじめチェックしておきましょう。

作業中のエアコン故障

エアコンは慎重に扱わなければならないデリケートな機械なので、専門の業者に作業を依頼した場合でも、配管類の接続不良などが起こってしまうことがあります。

作業中のエアコン故障のトラブルをできる限り防ぐためには、実績のある信頼できる業者を選ぶことが大切です。

工事実施件数の多さや保証の手厚さに注目して選ぶと、しっかりした業者を見極めやすくなります。

引越しを機に電力会社を見直すのもおすすめ

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引越しはなにかと費用がかかるものです。

「出費がかさんだし、少し節約しないと……」という人も少なくないはず。

そんなときは、引越しに伴う作業のひとつである「電力会社の見直し」に注目してみましょう。

引越しを機におトクなプランのある電力会社に切り替えれば、電気代の節約に繋がります。

ご自身のスタイルに合ったプランを探してみましょう。

引越し時のエアコン移設は信頼できる業者に依頼を

エアコンの移設は専門知識や技術を必要とする作業です。取り付け・取り外しを自分で行うのは故障のリスクが高いので、信頼できる業者に依頼することをおすすめします。

引越し業者とエアコン工事専門業者のどちらに依頼するかは、それぞれのメリット・デメリットをよく考えて判断するようにしましょう。

場合によっては、移設ではなく処分して、新しいエアコンに買い替えることも検討してみてください。

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