漏電で電気代が高くなるってほんと? 高額の原因や節約術を解説

2023年11月03日

漏電が起こると、火災や人体へ感電する恐れがあり、とても危険です。電気が漏れないための対策や予防が大切ですが、もし漏電が発生してしまった場合、危険なだけではなく電気代も高くなるのでしょうか?今回は、漏電で電気料金が高くなるのかについて解説していきます。

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漏電とは、「家電などから電気が漏れる」ことを意味します。具体的にはどのような状態を指すのでしょうか。発生時に起こる事象や漏電の原因について確認していきましょう。

電気が漏れるとはどのような状態を指す?

私たちが日々の暮らしで使用する電気は、通常電線やケーブルなどの電気回路の中に流れています。家電や電気配線は、絶縁処理がなされているので、普段電気が漏れることはありません。

しかし、絶縁部分が何らかの原因で破損してしまったり、電源プラグにホコリが溜まったりしていると、電気が漏れ出してしまう恐れがあるのです。

漏電すると何が起きる?

漏電は怪我や事故につながります。例えば、漏電している家電に触れたことで感電したり、ホコリなどに引火して火災につながったりすることが考えられます。

感電は、言うまでもなく命に危険が及びます。ご家庭にある洗濯機やテレビ、エアコンなどは使用電力が高いため、それらの家電によって感電すると人体の危険を伴うのです。

ただし、一般的な住宅には「漏電ブレーカー」が取り付けられているので、漏電が発生すると電気の流れが遮断される仕組みになっています。漏電が起こる可能性は低いですが、注意は必要です。

漏電はなぜ発生する?

漏電は、コンセントの劣化やホコリ、プラグが水で濡れている場合などに起こります。コンセントに差し込んだプラグが緩くなっていると感じるときは、コンセントが劣化している証拠です。差し込み部分が発熱し、焦げたり錆ついたりする原因となります。

また、毎日使用するコンセントには、知らず知らずのうちにホコリが溜まりがちです。プラグの間にホコリが詰まり、そのままコンセントに差し込んでしまうと発火してしまう危険があります。

さらに、プラグやコンセントが水に濡れている場合、接続部分に絶縁不良が生じやすくなります。水は電気を通すため、感電の危険も高まるでしょう。雨漏りや湿度の高い日は特に注意してください。

漏電で電気が外に漏れ出した場合、電気代は高くなるのでしょうか。電気料金の高騰につながる原因を確認していきましょう。

漏電だけでは電気料金は上がらない!

結論から申し上げますと、漏電によって電気料金が高くなることはあまり考えられません。

理由としては、先ほども述べたように「漏電ブレーカー」の設置が挙げられます。漏電が発生するとブレーカーが落ちる仕組みになっているため、漏電し続けることはまずありません。

ただし、ブレーカー自体が故障している場合は、漏電してもブレーカーが落ちないため、電気代が高くなる可能性があります。また、電気料金の高騰だけではなく、火災や感電の恐れがあるため非常に危険です。漏電した場合は直ちに電力会社に問い合わせてください。

電気代高騰の原因として考えられることは?

漏電以外に電気代が高くなる原因として、以下のことが考えられます。

  • 電気使用量の増加
  • メーターの故障
  • 盗電

最近では、テレワークなどによる在宅時間が増加している家庭も多くみられます。エアコンの使いすぎや、浴室乾燥機の頻繁な使用は電気代の高騰につながります。

また、アナログ式のメーターを使用している住宅では、毎月検針員がメーターの数字を確認し、電気代を算出しています。そのため、メーターが故障してしまうと、正しい電気代が計算できず、電気代が高くなる可能性もあります。

さらに、盗電されている可能性も否定できません。他人が使用した電気代も請求されるため、電気料金が上がってしまいます。盗電が疑われるときは、建設会社や管理会社に連絡し、配線を確認してもらいましょう。

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火災や感電などの大惨事を引き起こさないためにも、日々の暮らしの中でどのような工夫ができるでしょうか。ここからは、身近にできる漏電対策をご紹介します。

コードは束ねて使用しない

家電製品を購入した際、電気コードはきれいに束ねられていることが多いです。しかし、家電を使用するときは、コードをほどいて使用してください。束ねたままにしておくと、漏電の危険性が高まります。

プラグやコンセントにホコリを溜めない

プラグやコンセントについたホコリは、火災の原因となる恐れがあります。定期的にホコリを確認し、付着していたら掃除を行いましょう。

濡れた手で家電製品を使用しない

水は電気を通しやすく、濡れた手で家電製品を触ると感電の恐れがあります。髪の毛を乾かすときや料理中など、必ず濡れた手をよく拭いてから家電製品を使用してください。

家電製品にはアース線を付ける

アース線には、漏電が発生したときに感電を防ぐ効果があります。ご家庭のコンセントの差込口付近にアース端子差し込み口があれば、アース線を接続できるはずです。ドライバーを使用して、簡単に取り付けることができます。

「もしかして漏電しているかもしれない」と思ったら、点検・修理のために電気工事業者を呼びましょう。漏電している家電がわからない場合や、漏電ブレーカーに異常が発生している場合は、配線がショートしている可能性も考えられます。

自己判断で電気部品を触ることは非常に危険です。必ず電気工事業者に指示をあおぎ、電気工事業者が到着するのを待つようにしましょう。

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漏電や故障などによる異常もなく、節約しているのに電気代が高くなってしまった場合は、電力会社のプランの見直しや電力会社自体の切り替えがおすすめです。

各電力会社のホームページでは、使用量に応じた電気料金のシミュレーションができるサービスなどを行っています。基本料金や従量料金の単価を比較して、電気代を安く抑えましょう。

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今回は、漏電の危険性や対策、電気料金が上がる原因について解説してきました。

漏電は火災や感電の恐れがあり、命の危険を伴う現象です。ホコリを溜めないことや濡れた手で家電を触らないことなど、身近なことから漏電の被害を防ぐことができます。

また、漏電が発生した場合は、直ちに電気工事業者に点検や修理の依頼をしてください。自己判断で電気部品を触ることは危険を伴います。

一方で、一般的な家庭には「漏電ブレーカー」が設置されており、漏電してもブレーカーが落ちるため、漏電によって電気料金が高くなることは考えにくいです。ほかに原因がないかを確認し、電気の使いすぎであれば節約を試みましょう。

故障などの問題がなく、普段通りに電気を使用しているのに電気料金が上がった場合は、プランの見直しや電力会社の切り替えを検討してみてください。

エバーグリーンでは、幅広いユニークなプランを用意し、みなさまのご家庭に合った電気サービスをお届けしています。ぜひご検討いただけますと幸いです。

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