北海道の電気代は平均いくら?月別の推移や効果的な節電方法もチェック

2024年02月09日

居住地域によって大きく異なる電気代。 寒さが厳しい北海道では「夏は安く、冬は高い」を実感する方も多いはず。実際に、北海道の1ヶ月の電気代の平均額はどれくらいなのでしょうか?月別の電気代の推移や効果的な節電方法とあわせてチェックしてみましょう。

総務省が公表している家計調査によると、各地方別の1ヶ月の平均の電気代は次のようになります。

【地方別の1ヶ月の電気代平均額】

地方 1ヶ月の電気代の平均額
北陸 15,517円
中国 14,743円
東北 13,835円
四国 13,450円
北海道 13,084円
東海 12,439円
関東 12,262円
近畿 12,221円
九州 11,894円
沖縄 11,616円
全国平均 12,678円

※電気代が高い順

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 1-1表 2022年)

北海道の1ヶ月の電気代平均は13,084円で、全国平均(12,678円)を400円ほど上回っています

電気代を高い順に見てみると、北海道は10地方中の5番目。

高すぎることもなければ低すぎることもないといった印象を受けますが、これはあくまで年間の電気代の平均に過ぎません。

北海道で暮らすにあたって注意すべきは「冬の電気代の高さ」です

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まずは、北海道の月別の電気代平均額をご紹介します。

【北海道の月別の電気代平均額】

北海道 全国平均 全国平均との差額
1月 20,911円 17,190円 3,721円
2月 21,020円 18,750円 2,270円
3月 17,986円 17,228円 758円
4月 13,591円 13,617円 -26円
5月 12,189円 11,174円 1,015円
6月 9,646円 9,270円 376円
7月 9,039円 8,627円 412円
8月 9,179円 10,022円 -843円
9月 9,667円 11,006円 -1,339円
10月 10,361円 10,780円 -419円
11月 10,778円 9,530円 1,248円
12月 15,422円 12,514円 2,908円

※2022年12月~2023年11月

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 月次 1-1表 2022年12月~2023年11月)

冬は全国平均より3,000円以上高くなることも

電気代の全国平均額を見ると、そもそも12月~3月は電気代が高くなりやすい傾向にあることがわかります。

しかし、北海道の冬の電気代は全国平均よりさらに高く、ひと月に20,000円を超えることもあります

全国平均との差額を見ても、12月・1月は北海道の方が約3,000円以上も電気代が高い結果に。

北海道の冬の電気代がかさむ大きな原因は、暖房費用の高さです

資源エネルギー庁の「冬季の省エネ・節電メニュー(家庭)北海道」によれば、家庭における1日の電気使用割合がもっとも多いのは暖房器具で、全体の35.4%を占めています。

特に、12月~2月の北海道は平均気温が氷点下となることも多く、エアコンや電気ストーブなどの暖房器具にかかる費用がどうしても高くなってしまいがちです

近年人気のオール電化住宅の場合は、暖房だけではなく料理や給湯なども電気でまかなうため、より電気代の負担が家計に重くのしかかってきます。

北海道の冬は燃料費がかかるのも特徴

北海道の冬は電気代だけでなく、灯油代などの燃料費もかさむのも特徴です。

北海道の月別の燃料費を見てみましょう。

【北海道の月別の燃料費平均】

北海道 全国平均 全国平均との差額
1月 12,033円 2,958円 9,075円
2月 15,064円 2,947円 12,117円
3月 11,091円 1,813円 9,278円
4月 8,611円 1,097円 7,514円
5月 5,427円 671円 4,756円
6月 3,145円 406円 2,739円
7月 1,634円 304円 1,330円
8月 1,411円 297円 1,114円
9月 991円 214円 777円
10月 3,132円 700円 2,432円
11月 6,290円 1,410円 4,880円
12月 10,027円 2,812円 7,215円

※2022年12月~202311月
※家計調査における用途分類3.3「他の光熱」項目参照

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 月次 1-1表 2022年12月~2023年11月)

12月~4月は、北海道の1ヶ月あたりの燃料費が全国平均を7,000円以上も上回っています。

特に注目すべきは2月の燃料費です。

北海道の2月の燃料費は、全国平均を12,000円も上回る約15,000円。同月の電気代(21,020円)と合わせれば、電気や灯油だけでひと月に約37,000円もの費用がかかる計算になります

寒さの厳しい北海道では、暖房のための電気や灯油は生活に欠かせないものです。北海道の冬は、電気代をはじめとした光熱費の負担がどうしても多くなってしまいます。

夏場の電気代は全国平均より安い傾向に

北海道は冬に電気代がかさむ一方で、夏は電気代が比較的安い傾向にあります。

夏に電気代がかからない理由は、他の地域よりもエアコンなどの冷房費用がかからないためです

北海道では、7~9月に真夏日・猛暑日になることが他の地域に比べて少ないので、室内を涼しくするために必要なエネルギーをその分抑えることができます。

また、北海道では熱帯夜の日数も他の地域に比べてかなり少なく、地域によっては、夜間はほとんどクーラーが必要ないことも珍しくありません。

冷房時の消費電力を小さく抑えられることに加えて、1日あたりのエアコンの稼働時間も短く済むため、北海道では夏場の電気代が安い傾向にあります

北海道暮らしでかかる電気代を削減するには、1年の中でもっとも電気代がかさむ冬の節電対策を重点的に実施しましょう。

また、年間を通して電気代を安く抑えるには、日々の節電に対する心がけも大切です。

ここからは、冬の暖房費用の節約方法と、日頃から心がけたい節電対策をご紹介します。

冬はエアコンなどの暖房代の節約がポイント

北海道の冬の電気代がかさむ大きな原因は、暖房器具に多くの電気を使用することです。

暖房器具にもさまざまな種類がありますが、資源エネルギー庁の「冬季の省エネ・節電メニュー(家庭)北海道」では、電気使用割合が比較的大きい暖房器具として次の4つが示されています。

  • エアコン
  • 電気ストーブ
  • こたつ
  • 電気カーペット

ここでは、上記4つの暖房器具の節電方法をご紹介します。

エアコンの節電方法

北海道では、ひと昔前まではエアコンを設置していない家庭も多くありました。

しかし、近年は寒冷地仕様エアコンの性能向上などに伴い、北海道でもエアコンの普及率が増加しつつあります。

エアコンは、家電のなかでもっとも電気代がかさみやすい機器です。冬場のメイン暖房がエアコンの場合は、次のような節電対策を実施して電気代を抑えましょう。

・設定温度は室温20℃を目安にする

暖房時のエアコンの設定温度は、室温20℃を目安にすることが推奨されています。

一般的に、暖房時の設定温度を1℃下げると約10%の消費電力を削減できるので、設定温度を高めにしている場合は一度見直してみましょう。

・フィルターを定期的に掃除する

フィルターがきれいな状態だと、エアコンの消費電力を約6%削減できます

フィルターが目詰まりしていると暖房効率が悪くなるため、月に2回ほど掃除をしてきれいな状態を保ちましょう。

・暖房効率を上げる工夫をする

窓に厚手のカーテンをかけて熱の出入りを防ぐ、サーキュレーターや扇風機で暖かい空気を循環させるなどの対策もおすすめです

暖房効率がアップするため、設定温度の上げすぎを防げます。

【関連記事】電気代の高い家電ランキング10選|今日からすぐに取り組める節電方法もご紹介

電気ストーブの節電方法

ハロゲンヒーター・カーボンヒーターなど、さまざまな種類がある電気ストーブ。

種類によってかかる電気代は異なりますが、製品や使い方によっては6畳タイプのエアコンよりも電気代がかさんでしまう可能性があるため気を付けましょう。

電気ストーブを使用する際の節電ポイントは次の通りです。

・補助暖房として使用する

電気ストーブは、エアコンのように広範囲を暖めるのには向いていません。足元などをピンポイントに暖めるための補助暖房として使用しましょう。

メイン暖房として使用すると電気代の無駄が大きくなってしまうため注意が必要です

・短時間の使用を心がける

電気ストーブを長時間つけっぱなしにしていると電気代がどんどんかさんでしまうため、なるべく短時間の使用を心がけましょう

特に、トイレや脱衣所などで使用する際は、最後に消し忘れがないかも必ず確認しましょう。

【関連記事】電気ストーブの電気代を種類別に紹介!他の暖房器具とも比較

こたつの節電方法

ぬくぬくとつい長居してしまうことも多いこたつ。使用する際には、次のような節電対策を取り入れてみましょう。

・設定温度は低めを意識する

経済産業省の「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」によれば、1日5時間こたつを使用する場合、温度調節を「強」から「中」に下げるだけで年間約1,320円の節約になります

こたつの中がしっかり暖まったら「中」または「弱」モードでの運転に切り替えて電気代を抑えましょう。

・こたつ用敷布団を使用する

こたつ用敷布団を併用すると、床から暖かい空気が逃げるのを防げます。さらに暖房効率をアップさせたい場合は、敷布団の下に断熱シートを敷くのもおすすめ。

暖かい空気をしっかり閉じ込められるので、設定温度を下げても快適な暖かさをキープしやすくなります

【関連記事】こたつの電気代ってどのくらい?相場や節約方法をご紹介

電気カーペットの節電方法

足元の冷えを防ぐのに便利な電気カーペットは、うっかり消し忘れてしまうことも多い暖房器具です。

電源の切り忘れを防ぐ工夫などを取り入れて、電気代を節約しましょう。

・タイマーを設定する

タイマー機能が搭載された機種であれば、あらかじめタイマーをセットして一定時間後に自動で電源が切れるようにしておきましょう。

外出時や就寝時に電源を切り忘れても、消費電力の無駄を抑えられるので安心です

・設定温度を低めにする

経済産業省の「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」によれば、3畳用の電気カーペットを1日5時間使用する場合、設定温度を「強」から「中」に下げると約5,020円の節約が可能です

下に断熱シートを敷いて暖房効率を上げると、設定温度を必要以上に上げずに済むので試してみましょう。

【関連記事】ホットカーペットの電気代はどれくらい?節約方法も解説

日頃から心がけたい節電対策もチェック

日頃のちょっとした節電対策も、積み重なれば大きな節約効果につながります。

ここでは、日常生活の中に無理なく取り入れられる節電方法をご紹介します。

電気を無駄にしないライフスタイルを実践する

節電というと、家電の使い方を見直すことが多いですが、実はライフスタイルの見直しも電気代の節約に役立ちます。

たとえば、暖房使用時はできるだけ家族揃ってリビングで過ごすようにすれば、他の部屋の暖房をつけずに済む分、電気代を抑えられます

経済産業省資源エネルギー庁によると、350Wのエアコンを2台使っている場合、運転を1台のみにすれば約30%の節電が可能とのことです。

他にも、使っていない照明をこまめに消す、間隔を空けず入浴して追い炊き回数を減らすなど、できることから電気を無駄にしないライフスタイルを実践してみましょう

待機電力をできるだけ減らす

家電にかかる電気代を節約するためには、待機電力を削減することも重要なポイントです。

1年間のうちに家庭で消費される待機電力は、全体の消費電力量の約6%を占めます。

環境省の公式サイトでは、仮に家電の待機電力をすべてカットできた場合、年間で約6,500円の節約になるとの試算も示されています

使用していないテレビ・パソコン・プリンターなどの主電源を切る、長時間使わないときはプラグをコンセントから抜くなど、できるだけ待機電力を減らすよう心がけましょう。

プラグの抜き差しが面倒な場合は、手軽に電源のオン・オフを切り替えらえる節電タップが便利でおすすめです。

照明や家電を省エネ製品に切り替えるのも効果的

電気代を削減するには、照明や家電を省エネ性能に優れた製品に切り替えるのも有効です。

例えば、照明を蛍光灯シーリングライトからLEDにすると、年間で約1,800円の電気代を節約可能です

家電に関しては、ひと昔前の機種と比べてエアコンは約17%、冷蔵庫は約40%~47%、テレビは約42%ほど省エネ性能がアップしており、かかる電気代が少なく済むようになっています

買い替えに伴って初期費用はかかりますが、ランニングコストを抑えられる分、長い目で見れば大きな節約につながります。

古い機種を使用している場合は、ぜひ省エネ性能に優れた新しい機種への買い替えも検討してみましょう。

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「家電の節電対策も大事だけど、もっと手間なく電気代を節約したい」という場合は、電力会社の切り替えを検討してみましょう。

電力会社を切り替えることで基本料金などが安くなれば、日常生活の中で節電を意識しなくても電気代を安く抑えられる可能性があります

また、いったん電気代が安くなれば、その後ずっと節約効果が続くのも、電力会社を切り替える大きなメリットです

電気代がかさみやすい冬はもちろん、夏の電気代もさらに安くなることで、年間を通して家計への負担を軽減できます。

手軽にできる節電対策として、ぜひ電力会社の切り替えも検討してみましょう。

「電力会社を切り替えたいけれど、どの会社を選べば良いのか分からない」という場合は、ぜひ新電力『エバーグリーン』を候補のひとつとして検討してみてください。

エバーグリーンは、東証プライム市場上場の「イーレックスグループ」の一員で、20年以上の実績を持つ老舗の電力会社です

日本全国(沖縄・一部離島を除く)に電気をお届けしているため、北海道にお住まいの方もぜひ気軽にお申し込みください。

エバーグリーンの特徴と、切り替え先に選ぶメリットをご紹介します。

ライフスタイルやニーズに合わせて選べる豊富なプラン

エバーグリーンでは、シンプルな通常プランだけでなく、お客さまのニーズやライフスタイルに合わせたユニークなプランもご用意しています

【エバーグリーンの電気料金プラン】

電気料金プラン プラン内容
CO₂フリープラン 電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになるプラン。「環境に優しい電気」で温暖化対策に貢献できます。
あるく・おトク・でんき 歩数に応じて電気代が割引されるプラン。仕事柄よく歩く方や普段から運動を心がけている方にぴったりです。
保険でんき 個人賠償責任保険と電気がセットになったプラン。自治体による自転車保険の義務化にも対応できます。

気になるプランがあれば、ぜひエバーグリーンのホームページで詳しい内容をチェックしてみてください。

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LINEで手軽に電気料金をチェック

エバーグリーンでは、LINEから手軽に電気代をチェックできる「LINEで電気料金お知らせ」サービスを実施しています。

ふと思い立ったときや、メッセージを送るついでにサッと電気代を確認できるため、月々の電気料金を把握しやすく家計管理にも役立ちます。

お申し込みいただくと電気料金が毎月50円引(年間で600円引)になるので、ちょっとした節約になるのも嬉しいポイント

毎回検針票を処分する手間も省けるので、ぜひご活用ください。

クレジットカードでのお支払いもOK

毎月の電気料金のお支払い方法は、口座振替・クレジットカード払いの2種類から選択いただけます

「クレジットカード払いにしてポイントをコツコツ貯めたい」
「カードの限度額を節約したいから口座振替で」

など、お客さまのニーズやご都合に合わせてお支払い方法をお選びください。

※エバーグリーンのホームページからお申し込みの場合、選択できるのはクレジットカード決済のみとなります

お電話1本で急な電気トラブルにも対応

エバーグリーンでは、急な電気のトラブル時にも無料で駆け付ける「でんきレスキュー」サービスを提供しています。

「ブレーカーが頻繁に落ちて困る」「急に電気が点かなくなった」などのトラブルが発生した場合、お電話1本でご自宅に伺って、不具合の原因調査と応急処置を実施します

ご利用の対象となるのは、低圧電気サービス(従量電灯、低圧電力プラン)をご契約中のお客さまです。

お電話は24時間365日受け付けておりますので、万が一の際には安心してサービスをご活用ください。

Webから5分で簡単申し込み

エバーグリーンへの切り替え申し込みは、Webから5分ほどで簡単に完了します

お申し込みの際には、現在の電気のご契約内容が確認できるもの(検針票)をお手元にご用意ください。

なお、現在ご契約中の電力会社からの切り替え手続きはエバーグリーンが行います。お客さまから電力会社へご連絡いただく必要はありません。

エバーグリーンに切り替えて、北海道の高い冬の電気代負担を減らしましょう。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

北海道の冬は暖房代がかさみやすく、家計の電気代負担がどうしても大きくなってしまいます。

暖房器具の節電対策や、ライフスタイルの見直しなど、無理なくできることから電気代の節約に取り組みましょう。

また、電気代の削減には電力会社の切り替えも有効です。

エバーグリーンでは、お客さまのニーズに合わせたさまざまなプランや便利なサービスをご用意していますので、ぜひ切り替え先の選択肢のひとつとして検討してみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

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