【目次】
ホットカーペットの電気代は1ヶ月いくら?【サイズ別早見表】
結論からお伝えすると、ホットカーペットの電気代は1ヶ月毎日使っても「約900円〜3,500円」ほどです。
「意外と安い」と感じた方も多いのではないでしょうか?
実はホットカーペットは、部屋全体を暖めるエアコンなどに比べて消費電力が少なく、家計に優しい暖房器具の一つです。
ここでは、人気メーカー『パナソニック』の最新モデルを例に、サイズごとの電気代を算出しました。
← 横にスクロールできます →
| サイズ (品番) |
設定 | 1時間 | 1ヶ月 (8時間×30日) |
|---|---|---|---|
| 1畳タイプ (DC-1NK) |
中 | 約3.7円 | 約893円 |
| 高 | 約5.1円 | 約1,228円 | |
| 2畳タイプ (DC-2NK) |
中 | 約7.1円 | 約1,711円 |
| 高 | 約10.4円 | 約2,492円 | |
| 3畳タイプ (DC-3NK) |
中 | 約10.4円 | 約2,492円 |
| 高 | 約14.6円 | 約3,497円 |
※1ヶ月の電気代は、1日8時間×30日使用した場合で算出。
※参照:パナソニック公式サイト
サイズと設定温度で電気代は大きく変わる
表を見ると、サイズや使い方によって電気代に差があることがわかります。
- 1畳タイプ(一人暮らし・部分用)
「中」設定なら1ヶ月約900円以下。勉強机の下やソファの足元だけを温めたい場合に最適で、電気代も格安です。 - 2畳〜3畳タイプ(リビング用)
家族が集まるリビングで使う場合でも、月額2,000円〜3,000円程度に収まります。
また、注目したいのが「中」と「高」の差です。
たとえば2畳タイプの場合、「高」から「中」に設定を下げるだけで、1ヶ月あたり約800円の節約になります。普段は「中」で使い、本当に寒い時だけ「高」にするなどの使い分けが節約のカギと言えるでしょう。
【参考】電気代の計算方法について
今回の電気代は、以下の条件で算出しています。
消費電力(kW)× 使用時間(h)× 31円(目安単価)
※電気料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価(31円/kWh)を使用。
ホットカーペット・こたつ・エアコン・床暖房の電気代比較

「ホットカーペットはエアコンより安いの?」「こたつとどっちがお得?」
そんな疑問を解消するために、代表的な暖房器具の電気代を比較しました。
結論から言うと、電気代の安さは「こたつ」が圧勝ですが、部屋全体の快適さでは「ホットカーペット+エアコン」の併用が賢い選択です。
【安い順】暖房器具の電気代ランキング
主要な暖房器具の1時間あたりの電気代を、安い順にランキング化しました。
| 順位 | 暖房器具 | 1時間の電気代 (目安) |
特徴・おすすめシーン |
|---|---|---|---|
| 1位 | こたつ (石英管ヒーター) |
約2.5円〜5.3円 | 【最強のコスパ】 「弱」なら1時間2.5円と格安。 一人暮らしや節約重視の方に最適。 |
| 2位 | ホットカーペット (2畳用・中〜高) |
約7.1円〜10.4円 | 【足元特化】 こたつの約2倍の電気代だが、部屋がスッキリする。エアコンとの併用に最適。 |
| 3位 | エアコン (6畳用・暖房定格) |
約14.6円 (安定時はさらに安くなります) |
【空間全体】 部屋全体を暖めるなら効率No.1。 足元が冷えやすいのが弱点。 |
| 4位 | 電気床暖房 (6畳〜8畳敷設時) |
約25円〜35円 (敷設面積による) |
【快適性No.1】 最も快適だが電気代は高め。 ホットカーペットより初期費用もかかる。 |
※算出単価:31円/kWh
※参考製品:
・こたつ:ニトリ「リビングこたつ フロットC 105」(強170Wh/弱80Whで計算)
・ホットカーペット:パナソニック「着せかえカーペット DC-2NK」(高335Wh/中230Whで計算)
・エアコン:三菱電機「霧ヶ峰 MSZ-GE2225」(暖房定格470Wで計算)
・電気床暖房:パナソニック「Youほっと 100Vタイプ」(6Hパネル約10枚使用を想定して概算)
【VS こたつ】電気代重視なら「こたつ」が正解
単純な電気代だけで比較すると、ホットカーペットはこたつの約2倍〜3倍の電気代がかかります。
こたつは布団で熱を閉じ込めるため、少ない電力で暖かさを維持できるからです。
「見た目は気にしないから、とにかく安く済ませたい」という場合は、こたつを選ぶのが正解です。
一方で、ホットカーペットには「部屋が広く見える」「掃除がラク」「ダニ退治機能がある」といったメリットがあります。ライフスタイルに合わせて選びましょう。
【VS エアコン】「併用」こそが最強の節約術
「エアコンとホットカーペット、どっちがお得?」と比較されがちですが、実はこの2つは「併用」することで真価を発揮します。
エアコンは部屋全体を暖めますが、暖かい空気は天井にたまるため、足元が冷えがちです。
逆にホットカーペットは、足元は暖かいですが、部屋の空気は冷たいままです。
そこでおすすめなのが、以下の「いいとこ取り」作戦です。
💡 節約&快適!おすすめの併用テクニック
- エアコンの設定温度を「20℃」程度に下げる
(エアコンの消費電力を大幅にカット!) - ホットカーペットを「中〜弱」で足元だけ暖める
(体感温度が上がり、設定温度が低くても寒くない!)
環境省によると、暖房の設定温度を1℃下げると約10%の節電になると言われています。
ホットカーペットで足元を温めることで、エアコンの設定温度を無理なく下げられ、結果としてトータルの電気代を抑えつつ快適に過ごすことができます。
【VS 床暖房】手軽さならホットカーペット
床暖房は「フローリング自体が暖かい」という快適さがありますが、リフォーム費用がかかる上に、電気代もホットカーペットより高くなる傾向があります。
「工事不要で、必要な場所だけ温めたい」「初期費用を抑えたい」という場合は、ホットカーペットの方がコストパフォーマンスの良い選択肢と言えます。
ホットカーペットの電気代を節約する6つの方法

ホットカーペットの電気代は工夫次第でさらに安く抑えることができます。
今日からすぐに実践できる方法から、根本的な見直しまで、効果的な6つの節約術をご紹介します。
- 断熱マット(シート)を敷く
- 設定温度を「中」以下にする
- 必要な範囲だけ温める
- 「切り忘れ防止機能」を活用する
- 省エネ機能がついているものを選ぶ
- 電力会社を切り替える
1. 断熱マット(シート)を敷く
最も手軽で効果が高いのが、ホットカーペットの下に「断熱マット」を敷くことです。
フローリングの上に直接敷くと、熱が冷たい床に奪われてしまい、暖房効率が悪くなります。
断熱マットを一枚挟むだけで、熱が床に逃げるのを防ぎ、設定温度を下げても十分に暖かさを感じられるようになります。
ホームセンターや100円ショップなどで手軽に購入できるので、ぜひ試してみてください。
2. 設定温度を「中」以下にする
前の章でご紹介した通り、設定温度を「高」から「中」にするだけで、電気代は約3割〜4割も安くなります。
おすすめは、「最初は『高』で一気に温めて、暖まったら『中』や『弱』に下げる」という使い方です。
また、ひざ掛けや毛布を併用すれば、熱が逃げにくくなり、「弱」設定でもこたつのようにポカポカと暖かく過ごせます。
3. 必要な範囲だけ温める
2畳用や3畳用のホットカーペットには、暖房面を切り替える機能(全面・半面など)がついているものが一般的です。
一人の時は「半面」だけ使うようにすれば、消費電力は半分で済みます。
「なんとなく全面をつけている」という方は、座っている場所だけを温める習慣をつけるだけで、大幅な節約になります。
4. 「切り忘れ防止機能」を活用する
意外と大きな出費になるのが、外出時や就寝時の「つけっぱなし(消し忘れ)」です。
例えば、2畳タイプ(高)を消し忘れて10時間つけっぱなしにすると、約100円の無駄になります。
「たった100円」と思うかもしれませんが、月に3回やってしまえば、年間で約3,600円もの損失です。
最近の機種には、スイッチを入れてから一定時間(8時間など)が経過すると自動で電源が切れる「切り忘れ防止タイマー」がついているものがあります。
もし古い機種を使っていて心配な方は、設定した時間で通電をカットしてくれる市販の「コンセントタイマー」を活用するのも一つの手です。
5. 省エネ機能がついているものを選ぶ
古いホットカーペットを長く使っている場合は、買い替えも検討しましょう。
最新のモデルには、以下のような優れた省エネ機能が搭載されています。
- 室温センサー:部屋が暖かい時は自動で温度を下げる
- 個別切り替え:3面切り替えなど、より細かく温める場所を選べる
- 待機電力ゼロ:使っていない時の電力をカットする
これらの機能を使えば、無駄な電気代をカットできます。
6. 電力会社を切り替える
「こまめな節約は面倒くさい…」という方には、電力会社の切り替えが最も有効です。
基本料金や電力量料金(単価)が安いプランに切り替えるだけで、ホットカーペットだけでなく、エアコンや冷蔵庫など、家庭の電気代をまとめて安くできる可能性があります。
東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員である新電力『エバーグリーン』では、ライフスタイルに合わせたユニークなプランをご用意しています。
中でも特におすすめなのが、月々の基本料金が0円の「スマートゼロプラン」です。
【スマートゼロプランの特徴】
- ポイント1:毎月の「基本料金」が0円
スマートゼロプランの大きな特徴は、毎月の「基本料金」がないことです。お支払いは、実際に使った電気の量に応じて計算されるため、使用量が少ない月でも固定費に悩まされることがありません。 - ポイント2:料金単価は一律!電気の使用量が多くても安心
電気の使用量によって料金単価が変動しない、フラットな料金設定も魅力です。使用量が増えても単価が上がる心配がないため、料金の計算がとても簡単。夏場・冬場など電気を多く使う月でも安心です。 - ポイント3:Amazonギフトカード5,000円分をプレゼント!
新規でご契約いただいたお客さまには、特典としてAmazonギフトカード5,000円分をプレゼントしています。暮らしに嬉しい、おトクな特典です。
お申し込みがWEBから5分程度で完了できることも好評です。
エバーグリーンについてもう少し知りたいという方は、ぜひ一度公式ホームページをご覧ください。
ホットカーペットの電気代に関するQ&A
最後に、ホットカーペットの電気代や使い方に関して、よくある疑問をまとめました。
Q. ホットカーペットの上で寝たり、ペットに使用してもいい?
A. ご使用になる製品の「取扱説明書」や「安全上のご注意」を必ずご確認ください。
一般的に、人間用のホットカーペットの上で寝ることや、ペットへの使用については、低温やけどや思わぬ事故の原因になるとしてメーカーが禁止、または注意喚起しているケースが多いです。
安全のため、必ずメーカーが定める正しい使用方法を守りましょう。
Q. 「全面」と「半面」で電気代は変わる?
A. 暖房面積を半分にすると、電気代も安くなります。
製品によって異なりますが、暖房面積を「全面」から「半面(半分)」に切り替えることで、消費電力を抑えることができます。
一人の時は半面だけ使うなど、こまめに切り替えるのが節約のコツです。
Q. 「ダニ退治機能」を使うと電気代は高くなる?
A. 通常の運転より少し高くなります。
「ダニ退治機能」は、高温で一定時間加熱する機能です。
一時的にフルパワーで稼働するため電気代はかかりますが、シーズン始めや収納前など、必要に応じて活用しましょう。
Q. 本体の上にカバー(ラグ)は敷いたほうがいい?
A. 省エネの観点から、カバーの使用が推奨されます。
ホットカーペット本体の上にラグやカバーを敷くことで、熱を逃がさず保温効果が高まり、無駄な電気代の節約になります。
また、保温性が高まることで、設定温度を下げても暖かさを感じやすくなります。
電気代を節約しながらホットカーペットで温まろう
今回はホットカーペットの電気代について解説しました。
上述の通り、ホットカーペットの電気代は、他の暖房器具と比較すると安いです。
それでも電気代をできるだけ下げたいという方は、この記事でご紹介した節約方法を試してみてください。
なかでも、電気代の節約には電力会社の切り替えが有効です。
今では特色のあるプランを打ち出している電力会社がたくさんあります。
ご自身のスタイルに合った電気プランで様々なメリットがあるかもしれません。
