電気代の計算式、ご存知ですか?
電気代の計算式、ご存知ですか?
皆さまの地域によって検針票の形式は異なりますが、基本的な電気料金の計算方法はほぼ同じです。
検針票を読み解いていくとこのような計算方法になっています。
電気料金の内訳イメージ

私たちは、基本料金と電源調達調整額を含んだ電力量料金、それに国が定めている再生可能エネルギー発電促進賦課金を合計したものを電気代として支払っています。
①基本料金・②電力量料金には託送料金が含まれます。託送料金とは小売電気事業者等が一般送配電事業者(電力会社)の送配電ネットワーク設備を利用して電気の供給を行なう場合の料金で、地域の旧一般電気事業者さまの「託送供給等約款」により定められています。
電気料金の内訳をご紹介
毎月受け取っている電気料金の明細書、合計金額ばかりに目が行きがちですが、各項目について改めて確認していきましょう。

1基本料金(最低料金)
契約しているアンペア数(ブレーカーの容量)やプランによって異なりますが、使用電力量に関係なく発生する最低料金です。
契約アンペア数が大きいほど基本料金も高くなります。
電力会社によっては、アンペア制ではなく、最低料金制をとっているところもあります。その場合、アンペア数に関係なく最低料金が設定され、一定量を超えると使用電力量料金として加算されます。
基本料金の一例
10A契約 | 15A契約 | 20A契約 | 30A契約 | 40A契約 | 50A契約 | 60A契約 |
---|---|---|---|---|---|---|
284.29円 | 426.44円 | 568.58円 | 852.87円 | 1137.16円 | 1421.45円 | 1705.74円 |
- ※ 契約アンペア数によって基本料金が変わります。
最低料金の一例
最低料金(15kWhまで) | 341.02円 |
---|
- ※ 契約容量(kVA)によっても異なります。
2電力量料金
使用電力量に応じて発生する料金です。
プランによっても異なりますが、電力量料金の単価は3段階に区切られていて、使う量が増えるほど単価が高くなる仕組みになっています。これは、省エネルギー推進の目的によるもので、昭和49年から推進されています。

3電源調達調整額
電気をお届けするための「電源調達にかかったコスト」に対する料金です。
毎月の日本卸電力取引所(JEPX)の取引価格の平均を電気料金に反映するため、JEPXスポット価格が高騰した場合は電源調達調整額により電気料金が高くなるおそれがあります。
電源調達調整単価×ひと月のご使用電気量(kWh)
4再生可能エネルギー発電促進賦課金
コストの高い再生可能エネルギーの普及を推進するため、電気料金の一部として支払っています。
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生可能エネルギーで発電した電気を電気事業者が一定価格で買い取るための費用に充てられます。
再生エネルギー発電促進賦課金単価×ひと月のご使用電気量(kWh)