暖房の電気代の相場は?電気代をおトクにする温度設定や部屋を暖かくするコツを伝授!

2021年02月25日

この冬、家での時間が増えたことで、例年に比べると暖房の電気代が高くなったのではないでしょうか。そうでなくても、夏の電気代と比較すると暖房代は高くなりがちです。この記事では、暖房代がなぜ高いのか、暖房の電気代を節約する方法をご紹介し、電気会社の見直しについても解説していきます。

『エバーグリーン』なら、自分に合った電気プランが見つかる!

『エバーグリーン』は、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力です。

様々なライフスタイルに合わせた豊富なプランが特徴で、沖縄と一部離島を除く日本全国に電気をお届けしています。

また、初期費用、契約手数料、解約違約金がかからないため、気軽に申し込めるのも嬉しいポイントです。(※あるく・おトク・でんきを除く)

エバーグリーンの詳細はこちらからご覧いただけます。

EG_005_2.jpg

夏に比べると冬の方が電気代が高くなるのはなぜでしょうか。それは、夏と冬の気温に関係があります。

冷房も暖房も外の気温と設定温度の差が大きいほど、電力を使います。気温差が大きいほど、フルパワーで設定温度まで運転するため、それだけ電気代がかかってしまうこということになります。

環境省は、夏場の冷房の設定温度を「28度」、冬場の暖房の設定温度を「20度」に推奨しています。

東京の2020年8月の平均気温29.1度なので、設定温度との気温差は約1度です。一方、2020年1月の平均気温は7.1度なので、設定温度との差は約13度にもなります。

夏は1度だけ上げるためのパワーを使えば良いのですが、冬は設定温度まで上げるために長い時間かけて暖房を動かさなければなりません。

住んでいる地域や住環境によって、その状況は異なるものの、このことから暖房が夏に比べて電気代が高くなるということが分かります。

EG_005_3.jpg

暖房代がかさみやすい冬ですが、電気代を節約するためにも、まずはどのような暖房器具があるのかご紹介します。

エアコン

エアコンは、夏の暑い時期も冬の寒い時期も活躍してくれる電化製品です。様々なメーカーから色々な機能があるエアコンが販売されています。

部屋の広さに合わせたサイズ、人がいる場所を感知して風を送るなど、多種多様な機能があります。

特徴 温風を循環させて部屋全体を暖める
設置に向いている部屋 広い部屋
メリット 燃料を入れる手間がなく、スイッチひとつで部屋を暖めることができる 安全面で優れている
デメリット 部屋全体が暖まるまで時間がかかる 設置に業者の工事が必要

ファンヒーター

ファンヒーターもエアコン同様、温風を出して部屋全体を暖めます。熱した風をファンの力で放出することで、部屋を暖かくする暖房器具です。

ファンヒーターには、灯油を入れて動かす「石油ファンヒーター」、ガスで熱を発生させる「ガスファンヒーター」、電気で中のセラミックを暖めて熱を放出させる「セラミックファンヒーター」などがあります。

特徴 温風を循環させて部屋全体を暖める
設置に向いている部屋 さまざまな部屋のサイズに対応
メリット 部屋全体を暖めることができる
デメリット 全体が温まるのに少し時間がかかる 灯油などの燃料の補充が必要 二酸化炭素などの発生が心配(定期的な換気が必要)

電気ストーブ

電気ストーブは本体から発せられる熱でまわりを暖めます。空気を温める力は弱いものの、即効性があるためすぐに暖まりたいときに重宝します。

部屋全体を暖めるのには不向きですが、風呂の脱衣所やキッチンで足元を暖めるのに向いています。また、エアコンなどで部屋全体が暖まるまでの間に、短時間使う方法もおすすめです。

特徴 本体から発せられる熱エネルギーで暖める
設置に向いている部屋 狭い空間や足元など近くで使うのがおすすめ
メリット スイッチを入れるとすぐ暖まる
デメリット 部屋全体を暖めるのは不得意 熱源が高熱になるため、火傷などに注意が必要

ホットカーペット

カーペットの中に電線が通してあり、そこに電気を流すことでカーペットの表面を暖めます。表面だけを暖める暖房器具なので、部屋全体を暖めることはできません。

しかし、足元やお尻を温めることができるため、気温によっては他の暖房器具を使わなくても快適に過ごせます。寒さが厳しい場合は、エアコンやヒーターなどと併用するのがおすすめです。

特徴 カーペットの中に通した電線に電気を流して表面を温める
設置に向いている部屋 カーペットを敷けて電源がある部屋
メリット 触れている部分をすぐ暖めることができる
デメリット 部屋全体を暖めることができない メインの暖房器具には向いていない

こたつ

こたつテーブルの下にヒーターなどが設置されていて、そのヒーターが熱を発して暖める暖房器具です。

テーブルに布団をかけることで、こたつの中を密閉状態にして暖めます。手足をこたつの中に入れることで、すぐに身体を暖めることができ、体感温度を上げることができます。

特徴 テーブルの下にあるヒーターで暖める
設置に向いている部屋 リビングや和室など、テーブルの置ける部屋/td>
メリット 電源を入れるとこたつ内の空間がすぐ暖かくなる
デメリット こたつ内だけしか暖められない

床暖房

床暖房は、床下の電気ヒーターや温水を使って部屋を暖める暖房器具です。床から直接伝わってくる熱である「伝導熱」と、床から部屋全体に広がる「ふく射熱」が組み合わさることで部屋が暖まります。

部屋全体を暖めるには時間がかかりますが、床からじっくり空間全体を暖められる特徴があります。

特徴 床下の電気ヒーターや温水配管に電気・温水を流して表面を温める
設置に向いている部屋 床暖房が設置できる部屋(特に人が集まるリビングがおすすめ)
メリット 部屋全体を暖めることができる
デメリット 暖まるのに時間がかかる

EG_005_4.jpg

暖房器具の特徴をご紹介したところで、次にどの暖房器具の電気代が安いのか、それぞれの暖房器具の1時間あたりの電気料金を比較してみましょう。

1時間当たりの電気代の求め方

ここでは1時間当たりの電気代の計算方法をご紹介します。

なお電気代は、目安単価の「31円/kWh(税込)」を使って計算します。

1時間当たりの電気代の求め方は、以下の通りです。

消費電力量(kWh)× 31円(電気代単価)= 1時間当たりの電気代

例として、500wの電化製品の場合を見てみましょう。

まずはW(消費電力)からWh(消費電力量)を求めます。 1時間当たりのWh(消費電力量)が知りたい場合は、下のように計算します。

500W × 1時間 = 500Wh

次に、WhをkWhに変換しましょう。 先ほど計算したWhを1,000で割ればkWhになります。

500Wh ÷ 1,000 = 0.5kWh

最後に、0.5kWhに電力料金単価の31円をかけて完成です。

0.5kWh × 31円 = 15.5円

この場合、1時間当たりの電気代は、15.5円です。

暖房器具ごとの電気代比較表

暖房器具の特徴が分かったところで、次にそれぞれの暖房器具の1時間あたりの電気代を比べてみましょう。

暖房器具によっては「弱」と「強」の設定があるなど、使用電力の幅がありますが、実際に販売されている商品をピックアップして表にまとめてみました。

暖房器具名 型番 1時間当たりの電気代
エアコン Panasonic CS-X221D 3.3円~45.9円
ファンヒーター HITACHI HLC-R1040 15.5円~31円
電気ストーブ HITACHI HLH-SS1070 31円
ホットカーペット Panasonic DC-3HAC4 9.9円~14.1円
こたつ SEU-752 9.3円
床暖房 Panasonic YOUほっと 14.6円~32.5円

この表を見てみると、1時間当たりの電気代が安いのはエアコンです。エアコンは、風の強さなどによって電気代に幅がありますが、使い方によっては電気代を安くすることができそうです。

次に、ホットカーペットとこたつの電気代が安いことが分かります。どちらも部屋全体を暖める暖房器具ではありませんが、電気代を節約するために向いている暖房器具だと言えるでしょう。

(出典)
エアコン:Panasonic|CS-X221D
ファンヒーター:HITACHI|HLC-R1040
電気ストーブ:HITACHI|HLH-SS1070
ホットカーペット:Panasonic|DC-3HAC4
こたつ:山善|SEU-752
床暖房:Panasonic|YOUほっと

EG_005_5.jpg 様々な暖房器具の特徴と1時間当たりの電気代をご紹介しました。次にご紹介するのは電気代を節約する方法です。ちょっとしたコツを知っていれば、今よりも電気代を節約することができるかもしれません。

部屋の広さに適した暖房を使う

暖房器具は、部屋の広さに合わせて使わないと無駄に費用がかさむことがあります。エアコンやヒーターなどは、部屋の広さに合わせた機種があるので、使う部屋の畳数に合わせたものを選ばなければなりません。

例えば、エアコンの畳数の目安は南向きの洋室を想定しています。売られているものを見ると、対応畳数に11~17畳と幅がありますが、それは、住宅が木造なのか鉄筋なのかで幅を持てせているのです。

住宅は、木造よりも鉄筋のほうが密閉性が優れています。、そのため11〜17畳と書いてある場合、鉄筋住宅でエアコンを使う場合は17畳の部屋まで使えるが、木造住宅の場合は11畳までという意味になります。

部屋の畳数に合わせたのに効きが悪いと感じる場合、自宅が木造か鉄筋か確認しましょう。また、エアコンの畳数は東京を基準にしているため、寒い地域に住んでいる場合は表示されている畳数ではあまり暖まらないことがあるかもしれません。

暖房を購入するときは、住環境に合わせたサイズのものを選ばないと、通常よりも電力を使い電気料金が上がってしまうことがあるため気を付けてください。

暖房の設定温度を見直す

先ほど解説したように、環境省が設定する暖房の温度は20度です。この20度というのは、東京を基準に設定している温度なので、地域によってはこの温度よりも設定温度を低くしても十分暖めることができる場合があります。

また、住環境によっても適している設定温度は異なります。現在の設定温度でちょうど良いのか、今一度見直してみてはいかがでしょうか。

エアコンの室外機のメンテナンスとエアコン本体のクリーニングをする

エアコンの電気代を節約するには、エアコンのメンテナンスが重要です。エアコンの効きが悪いと感じたら、まずはフィルターを確認してみてください。

もしフィルターにホコリなどが付いている場合、空気の吸い込みが悪くなって電気代がかかってしまいます。エアコンのフィルターは定期的に掃除して、汚れが溜まらないようにしましょう。

また、見落としがちなのがエアコンの室外機です。室外機のまわりに物を置いてしまうと、空気の出入り口が妨げられてしまうため、暖房効率が下がってしまいます。さらに、室外機の汚れも同様に空気の出入り口を塞ぐ原因になってしまうため、こまめな掃除が必要です。

エアコンの電気代節約については、こちらの「エアコンの電気代を安くしたい!暖房・冷房・除湿の違いと、節約方法を伝授!」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

空気を逃さない工夫をする

電気代を節約するためにできることは、暖房器具の使い方以外にもあります。例えば、部屋のドアは開けたらすぐ閉める、押し入れやクローゼットは常に閉めておく、などです。

また、窓にかけるカーテンも暖房の効きに影響を与えます。カーテンには「遮光(しゃこう)カーテン」というものがありますが、これは一般のカーテンよりも生地が厚めなので、光を遮ります。

この遮光カーテンは、光だけでなく熱を遮る効果もあるため、部屋の暖かい空気を逃がしにくい特徴があります。夏も同様に、涼しい部屋の温度を保つ効果が期待できるため、カーテン選びをするときは、遮光カーテンを選ぶことをおすすめします。

暖かい服装をする

「少し冷えるな。」と感じたとき、まずは着るもので調整してみましょう。最近は、薄手でも暖かい肌着が売られています。また、カーディガンを羽織る、足首まである靴下を履く、部屋の中でもタイツを履くなどしてみると良いでしょう。

首元、足首、手首といった冷えやすい部位を温めると、暖房の設定温度を上げなくても快適に過ごすことができます。

暖める範囲を狭くする

電気代は暖める範囲を狭くすることで節約できます。間仕切りがある部屋の場合は、扉を閉めてできるだけ部屋を狭くするのが効果的です。

暖房器具のなかでも、こたつの電気代が安いことをご紹介しました。こたつを使うときは、中に入っていない部分に寒さを感じることがあるため、厚手の上着を着るなどして対策すると良いでしょう。

加湿器で体感温度を上げる

暖房器具を使うとき、乾燥予防のために加湿器を使う家庭も多いと思います。実は、加湿器を使うと乾燥予防以外にも節電が期待できることをご存知でしょうか。

加湿器を使い、部屋の湿度を上げると体感温度が上がるため、暖房の設定温度を高めにしなくても快適に過ごせるのです。

エアコンの設定温度を1度下げるだけで、消費電力を大きく節電できます。加湿器を併用して体感温度を上げれば、暖房の電気代節約につながるというわけです。

加湿器の電気代については、こちらの「加湿器の電気代はいくら?タイプ別の相場と節約のコツを解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる

暖かい空気は上のほうにたまってしまうため、天井の方は暖かいが床は冷えているということがあります。暖かい空気を部屋全体に行き渡らせるためには、扇風機やサーキュレーターを上手に使いましょう。

扇風機を使うときは、扇風機を上に向けて回すことによって暖かい空気を巡回させることができます。

エアコンと扇風機の併用については、こちらの「エアコンと扇風機を併用して電気代を削減!置き方や節約術を紹介」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

電力会社を見直す

暖房の電気代が気になる方は、思い切って電気会社を見直してみるのはいかがでしょうか。これまで各地域の電力会社が独占的に販売していた電気ですが、2016年4月から電力小売全面自由化により、一般家庭でも自由に電力会社を選べるようになりました。

電気会社によって、料金設定やプランなど様々なものがあるため、選び方によっては電気代の節約が可能です。

EG_005_6.jpg

多くの電力会社があるなかでおすすめなのが『エバーグリーン』です。ここでは『エバーグリーン』の特徴をご紹介します。

安心、便利なサービスを提供

電気のことでトラブルが起きた場合、『エバーグリーン』は電話一本でかけつけてくれる「でんきレスキュー」という安心のサービスがあります。

また、電気代を手軽に確認できる「LINEで電気料金お知らせ」は便利なサービスです。 LINEで電気代が確認できれば、節電の意識が高まり、電気の使い方を見直すきっかけになるでしょう。

また、電気料金のお知らせを郵送ハガキで受け取っていた方が、公式サイトからこのサービスに申し込んだ場合、電気料金が毎月50円割引きになるのも嬉しいポイントです。

さらに、毎月の電気代の連絡以外に、おトクなキャンペーン情報も届けられます。

ユニークなプランがある

電気の自由化によって、多くの電力会社が魅力的なサービスやプランを提供するようになってきました。『エバーグリーン』も、様々なユニークなプランを用意し、電気がおトクに使えるようになっています。

プレミアムポイントプラン

「プレミアムポイントプラン」は、電気料金に応じてTポイントやdポイントが貯まるプランです。契約年数に応じてポイント還元率が1%から最大3%まで上がっていきます。

保険でんき

『エバーグリーン』は、電気と保険をセットにしたプランを提供しています。通常は、電気代と保険料を別々に支払いますが、この「保険でんき」は、電気と個人賠償責任保険を一つにまとめたものです。保険の引受先は、大手保険会社の『東京海上日動』なので安心してご契約いただけます。

※ 個人賠償保険は、本人、配偶者、同居の親族・お子さま、別居の未婚のお子さまが対象になります。

「保険でんき」は、自宅の電気を『エバーグリーン』の保険でんきに切り替える事で家族全員が保険対象になります。

個人賠償責任保険は、自転車で他人にケガをさせてしまった場合や、子供が蹴ったボールが隣の家のガラスを割ってしまった場合などの「もしも」に対応してくれます。

・安心の保険期間とサービスの充実

「保険でんき」は電気契約が続く限り保険も継続します。また、保険金額は国内・国外とも一億円という手厚い補償なので安心です。

もしものときの示談交渉は、『東京海上日動』が代わりに行ってくれるサービスや、医療に関しての相談などが受けられる「メディカルサポート」などがついています。

「保険でんき」に切り替えると、「もしも」のときに備えることができます。

CO₂フリープラン

「CO₂フリープラン」は、地球温暖化防止につながるプランです。

CO₂(二酸化炭素)は、地球温暖化の原因の一つです。「CO₂フリープラン」に切り替えると、電気使用によるCO₂排出量がゼロになります。

日頃から環境問題に興味のお持ちの方もそうでない方にも、ぜひ加入いただきたいプランです。

信頼と実績がある

『エバーグリーン』は、電力事業で20年以上の実績がある老舗の新電力会社イーレックスグループの一員で、法人や個人の顧客に電力の供給をしています。さらに、顧客数は20万件以上という信頼と実績がある電力会社です。

手続きは、WEBから必要事項を入力するだけ。『エバーグリーン』は、契約期間の制限や解約による違約金はありません。※あるく・おトク・でんきを除く

切り替えは、自宅の電気メーターがアナログの場合、スマートメーターへの交換作業が必要になります。しかし、この場合の交換作業は無料で、立ち会いは不要、さらに現在契約している電力会社への連絡を『エバーグリーン』がしてくれるので安心です。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

暖房の電気代が気になる人は、是非使い方を見直してみてください。また今より自分にあった電気料金プランを検索してみるのも良いでしょう。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典)

一覧に戻る

エバーグリーンは「グリーンがもっと当たり前の社会」を目指し、CO2フリーな電気を提供しています。詳しくはこちらのページをご覧ください。