スマートハウスをわかりやすく解説!メリット・デメリットも紹介

2021年03月09日

スマートハウスがどういう住宅なのか、わかりやすく解説していきます。スマートハウスに住むメリット・デメリット、そしてスマートハウス以外でできる省エネ方法もご紹介します。

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HEMS (home energy management system)というシステムを用いて家庭の設備や家電をコントロールし、消費エネルギーを最適化する住宅のことを「スマートハウス」と呼びます。

スマートハウスは、創エネ・蓄エネ・省エネの3つで運用しており、それらを管理・コントロールするのがHEMSです。

エネルギーをシステムでしっかり管理することで、エネルギー消費の無駄を削減でき、結果的に光熱費削減にも繋がります。

HEMSの国内普及率はまだ低い現状にありますが、政府は2030年までにHEMSの全世帯普及を目指しています。

また、自宅でエネルギーを作り出し、蓄電池でエネルギーを貯蓄し、効率的にエネルギーを使えるスマートハウスは、CO2排出削減の面でも評価されているのが特徴です。

似たような住宅として「スマートホーム」がありますが、スマートホームはIoT(Internet of Things)を主軸に、利便性・快適性・安全性など、暮らしやすさを追求した住宅のことを指します。

一方でスマートハウスは、創エネ・断熱・HEMSを主軸に、光熱費削減や環境への優しさを追求した次世代の住宅として注目されているのです。

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環境に優しいスマートハウスですが、メリットだけではなくデメリットも存在しています。

これからご紹介するメリットとデメリットを踏まえたうえで、スマートハウスに住むべきかどうかを考えてみましょう。

まずは、スマートハウスを選ぶメリットからご紹介します。

住宅内で使うエネルギーを自家発電できる

スマートハウスは、太陽光発電をはじめとする住宅設備で電気を作り出せます。電力会社から電力を買う必要がないため、光熱費の大きな削減に繋がるでしょう。

作り出した電力は、住宅用蓄電池による蓄エネで貯めておけるので、夜間でも電気を使用可能です。

さらに、自家発電が可能なスマートハウスでは、災害時の停電などにライフラインを確保できるのも大きなメリットとなります。

蓄電池は非常用電力として使用することもできるため、防災を重視している方にもおすすめできる住宅です。

【関連記事】太陽光発電の設置費用はどれくらいかかる?価格の相場や必要な設備まで解説

HEMSで効率よくエネルギーを使える

住宅にHEMSを導入すると、家庭内で使っているエネルギーを見える化することができます。

たとえば、太陽光で発電したエネルギーや、蓄電池に貯めたエネルギーを確認したり、各部屋でどれだけの電力を消費しているのかを確認したりと、具体的な数値で細かくチェックすることが可能です。

発電量と使用電力量を数値で見ると、家庭で必要な電力と無駄な電力を把握することができるため、より効率良くエネルギーを使うことができます。

エネルギーの無駄を省くと節電が叶うだけではなく、CO₂排出量も減らせます。快適な暮らしを維持しながら、環境に優しい暮らしを実現できるでしょう。

また、HEMSに対応している電化製品と連携させると、スマートフォンやPCによる遠隔操作や自動制御が可能です。

自動制御を活用すると、家電が室温やセンサーと連携して最適に稼働します。消費電力の大きいエアコンや照明などの稼働を最適化すれば、無駄な消費電力を最小限に抑えられます。

家族みんなでこまめな節電を意識しなくても、HEMSによる自動制御があれば、自然に節電と節約が実現するでしょう。

スマートハウスの補助金・助成金がある

各自治体ではスマートハウスを促進するため、補助金を交付していることがあります。

スマートハウスに必要な太陽光発電システムや蓄電池などの設備を導入するとき、初期費用の一部を補助してくれるのが自治体の補助金制度です。

設備の導入には高額な初期費用がかかりますが、補助金制度を活用すれば、設備を導入するハードルがグッと下がります。スマートハウスを検討中の方は、ぜひ補助金を申請しましょう。

ただし、交付の要件や予算額は自治体によって異なります。また、住んでいる地域によっては補助金制度がなかったり、終了していたりする場合があるため、あらかじめ自治体に確認しておくと安心です。

【関連記事】エコ住宅とは?メリット・デメリット・補助金など詳しく解説

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環境に優しく節約も叶うスマートハウスですが、デメリットも存在しています。

これから解説するデメリットを参考にして、スマートハウスでの暮らしを検討しましょう。

初期費用・メンテナンス費が高い

発電設備や蓄電池、HEMSなどの導入には高額な初期費用がかかります。

太陽光発電システムの設置費用は、2020年時点で1kWあたり28.6万円が平均です。システム容量が5kWの太陽光発電を設置する場合、143万円ほどの費用がかかります。

上記の費用に加えて、HEMSや蓄電池などの設備費用も入れると、初期費用だけで数百万円が必要となるでしょう。

初期費用は設備のメーカーや工事業者、太陽光パネルで発電できる量によって異なります。選び方によっては高額になることも考えられるので、慎重に検討してください。

また、太陽光発電システムは発電量の維持や安全のため、3~4年ごとに1回のメンテナンスが必要となります。5kWの設備の場合、1回あたりのメンテナンス費用は約2.8万円程度が相場です。

さらに、太陽光パネルや蓄電池、HEMSには寿命があるため、一定の耐用年数を超えたら交換しなければいけません。

たとえば、太陽光発電に必要なパワーコンディショナーは20年間に一度は交換され、20.9万円ほどの費用がかかります。

このように、スマートハウスの導入や維持には、高額な初期費用とランニングコストがかかることを理解しておきましょう。

想定の電力量が生まれない可能性がある

太陽光による発電は、天候の影響を受けやすい点がデメリットです。雨や曇りなど日射量が少ない日が続くと、十分な電力を確保できないケースがあります。

また、余剰電力を売電したいと考えている方も多いでしょう。しかし、売電できるほどの余剰電力は、毎日必ず生まれるとは限りません。

「売電すれば節約ができておトク」と期待していても、スマートハウスの立地条件や地域の天候・環境によっては、結果的に損をしてしまうこともあるのです。

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環境に優しいスマートハウスですが、初期費用が高額で導入をためらっている方も少なくないでしょう。

そんな方は、新電力『エバーグリーン』への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

『エバーグリーン』では、スマートハウスのように環境に優しい「CO₂フリープラン」を提供しています。

「CO₂フリープラン」に申し込むと、使用電力によるCO₂排出量がゼロになります。このプランへの切り替えで、年間1785kg-CO₂ものCO₂排出量を削減できます。これは、約130本の杉の木が1年間に吸収する量に相当します。

※300kWh/月×12か月×0.496kg-CO₂/kWh(平成29年度全国平均係数)より算出
※杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

さらに、『エバーグリーン』は電力プラン切り替えに関する初期費用や手数料、違約金がかかりません。 ※あるく・おトク・でんきを除く

このように、『エバーグリーン』なら、高額な初期費用がかかるスマートハウスよりも気軽に、環境に優しい選択ができます。

「CO₂フリープラン」の詳細はこちら >>

家庭で使うエネルギーを管理してコントロールできるスマートハウスは、環境に優しい次世代の住宅です。しかし、初期費用が高いため、気軽に購入等はできないという人も多いでしょう。

そんな方は、環境に配慮した電力会社への切り替えがおすすめです。

新電力『エバーグリーン』には、使用電力によるCO₂排出量が実質ゼロになる「CO₂フリープラン」があります。

気になる方は、ぜひエバーグリーンのホームページをご覧ください。

「CO₂フリープラン」の詳細はこちら >>

(出典)

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