地球温暖化の原因は?温暖化が起きる仕組みや対策も紹介

2021年06月30日

この記事では、地球温暖化の原因をご紹介します。また、原因だけではなく、地球温暖化が起こる仕組み、温暖化がもたらす影響、家庭でできる対策についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

テレビや新聞でもよく目にする「地球温暖化」という言葉ですが、そもそも温暖化はなぜ起こるのだろうと疑問に思ったことはありませんか?

地球温暖化の主な原因は、温室効果ガスの増加だと考えられています。

地球には太陽から光が降り注いでいます。

太陽の光は地球の地面を暖め、暖められた地面は熱を放出します。

その地面から出る熱を吸収しているのが、温室効果ガスです。

近年、経済活動などによって温室効果ガスがたくさん排出され、大気中の温室効果ガスの濃度が急激に増えています。

このことにより、地球全体の平均気温が上昇していると考えられているのです。

ただし、地球温暖化を防止するために、温室効果ガスをすべて無くせば良いというわけではありません。

温室効果ガスは大気を暖めてくれており、もし温室効果ガスがなければ、地球の平均気温はおよそ-19℃ほどになってしまいます。

そのため地球を守るためには、増えすぎた温室効果ガスの排出を抑えつつ、バランスを保つことを意識することがポイントとなるでしょう。

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先ほどご紹介した通り、地球温暖化は温室効果ガスの増加が原因の一つです。

温室効果ガスには、二酸化炭素・メタン・フロン類・一酸化二窒素などがあります。

なかでも、地球温暖化に最も大きな影響を及ぼしているのが二酸化炭素です。

IPCC第5次評価報告書の「人為起源の温室効果ガスの総排出量に占めるガスの種類別の割合」によると、化石燃料由来の二酸化炭素が65.2%、森林減少や土地利用変化由来の二酸化炭素が10.8%と、二酸化炭素が75%以上を占める結果となっています。

この二酸化炭素は、石炭や石油などの化石燃料の燃焼や、自動車や電気の使用などによって発生するのが特徴です。

また、二酸化炭素に次いで多い「メタン」は、家畜のゲップや天然ガスの採掘によって排出されます。

化石燃料をたくさん燃やしたり、家畜を増やし過ぎたりしたことが、今日の地球温暖化の大きな要因といえるでしょう。

【関連記事】化石燃料とは?名前の由来から問題点までわかりやすく紹介

このまま地球全体の温室効果ガスが増え続け、地球温暖化が進んだらどうなるのでしょうか。

環境省の「気候変動影響評価報告書」を参考に、温暖化の進行によって将来予測される重大な影響を見てみましょう。

  • 自然災害(内水):短時間集中降雨と海面水位上昇による都市部の氾濫や浸水
  • 自然災害(山地):大雨の発生頻度の上昇、土砂災害の発生頻度の増加、災害規模の増大など
  • インフラ・ライフライン(水道、交通など):強い台風の増加などに伴うインフラ・ライフラインへの影響
  • 感染症:感染症媒介蚊(デングウイルスを媒介するヒトスジシマカ等)の生息域の拡大・活動期間の長期化
  • 健康:熱中症リスクの増加、野外で労働可能な時間の短縮など
  • 畜産:家畜の生産能力・繁殖機能の低下など

ここでは、重大性・緊急性・確信度がいずれも高いと評価された項目の一部を記載しました。

ほかにも、温暖化による悪影響はたくさんあります。

あらゆるリスクを回避するために、個人でも温暖化対策を意識してみましょう。

【関連記事】異常気象が起こる原因は?地球温暖化との関係も合わせて紹介

地球温暖化を防止するには、私たちのライフスタイルを少しずつ変えることが重要です。

エネルギーの使い方を見直したり、より環境に優しい選択をするなどして、未来の地球環境を守りましょう。

ここからは、地球温暖化を防止するために個人でも気軽にできる取り組みをご紹介します。

電化製品を適切に使用する

一般家庭で二酸化炭素の排出を抑えるためには、電気の使い方を見直すことが大切です。

環境省が実施した調査では、平成31年度の年間CO₂排出量(1世帯当たり)のうち、電気使用に伴う排出が67.1%と圧倒的に多い結果が出ています。

そのため、家庭でCO₂を減らすには電気の省エネへの取り組みが大切です。

「省エネ」と聞くと我慢や不便のイメージが強いかもしれませんが、ちょっとした無駄をなくすだけでもCO₂をしっかり削減可能です。

たとえば照明器具の使用時間を1日1時間減らすだけでも、年間9.6kgのCO₂の排出を削減できます。 ※ 白熱電球(消費電力54W)の場合

ぜひ日々の暮らしで省エネを心がけてみてください。

【関連記事】省エネのために家庭でできることは?簡単に取り組めることを紹介

エコドライブを心がける

通勤や買い物で自家用車を使っている場合は、アイドリングストップなどのエコドライブを心がけましょう。

独立行政法人「環境再生保全機構」が行なった検証では、エンジンを一時停止して35秒後に発進する際のCO₂の排出量を調べたところ、アイドリングストップをした場合はしなかったときと比べて、ガソリン車の場合44%ものCO₂排出量を削減できるという結果が出ています。

※ アイドリングストップをしなかった時の排出量を100%とした場合の低減率
※ 試験台数は、ガソリン車が3台(軽乗用車、2.5L、3.5L)、ディーゼル車は6台(ライトバン、2t積2台、4t積2台、10t積)

ほかにも、アイドリングストップには燃料消費を抑えるなど多くのメリットがあります。

普段の運転で意識してみると良いでしょう。

また、少しの距離なら自動車ではなく自転車を使ったり、公共交通機関を積極的に使ったりするのも一つの手段です。

電気とあわせて自動車の使い方も見直すことで、日々の生活で排出されるCO₂をグッと減らせるでしょう。

【関連記事】エコドライブとは?効果や具体的な運転方法を解説

環境に優しいエネルギーを利用する

再生可能エネルギーなど、環境に優しいエネルギーを率先して利用するのも温暖化対策に繋がります。

再生可能エネルギーとは、太陽光・地熱・風力・水力・バイオマスなどを用いて発電されるエネルギーのことです。

発電時や利用時にCO₂をほとんど排出しないため、環境に優しいエネルギーとして世界中で注目されています。

家庭でこまめにCO₂削減に取り組むのも大切ですが、そもそもCO₂の排出が少ない再生可能エネルギーに切り替えれば、家庭で排出するCO₂を大きく削減できるでしょう。

【関連記事】再生可能エネルギーにはどんな種類があるの?それぞれの特徴を知ろう

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地球温暖化防止のため、再生可能エネルギーを選びたいという方も多いと思います。

そんな方には『エバーグリーン』をおすすめします。

エバーグリーンは、20年以上の実績がある老舗の電力会社で、全国の電気契約数は20万件を超えました。

東証プライム市場上場で、国内トップクラスのバイオマス発電事業者である『イーレックスグループ』の一員として、沖縄と一部離島を除く全国の家庭に電気をお届けしています。

エバーグリーンでは、実質再エネ100%の「CO₂フリー電気」をすべてのお客さまにお届けしています。エバーグリーンに切り替えることで、ご家庭の電力使用によるCO₂排出量がゼロになります。

CO₂排出量をしっかり減らせるエバーグリーンなら、地球温暖化防止に貢献できるでしょう。

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地球温暖化が進む原因は、エネルギーの生産や使用による温室効果ガスの増加が理由です。

そのため、私たち一人ひとりが環境に優しいエネルギーを利用することで、温暖化を食い止める一歩となります。

環境に優しいエネルギーに切り替えるなら、『エバーグリーン』がおすすめです。

公式サイトでは月々の電気料金シミュレーションもできるので、気になった方は試してみてください。

この機会に電力会社を切り替えて、地球に優しい選択をしましょう。

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(出典:JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター|温暖化とは?地球温暖化の原因と予測)
(出典:独立行政法人 環境再生保全機構|アイドリングストップ)
(出典:環境省|気候変動影響評価報告書)
(出典:環境省|平成31年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査)

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