新エネルギーとは?種類や特徴をわかりやすく解説

2021年10月28日

今、世界中で注目されているのが、新エネルギーです。今回は新エネルギーがどういうものか、種類やそれぞれの特徴などを深堀していきます。

環境に優しい、エバーグリーンの「CO₂フリープラン」

『エバーグリーン』は、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力です。

エバーグリーンの「CO₂フリープラン」に加入すると、電気を使用したときのCO₂排出量が実質ゼロになります。

CO₂フリープランの詳細はこちらからご覧いただけます。

新エネルギーとは、太陽光発電やバイオマス発電などの再生可能エネルギーのうち、日本の法律で特に普及を推進しているエネルギーのことです。

では、なぜ新エネルギーの普及が進められているのでしょうか。

その答えは、新エネルギーは資源が枯渇しないエネルギーであること、二酸化炭素(CO₂)など温室効果ガスを排出しない(もしくは少ない)ことが挙げられます。

現在、日本の発電量の多くを占めるのが、火力発電です。

火力発電で主に使用されているエネルギー資源は、石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料ですが、これらの資源には限りがあります。

たとえば石炭の可採年数は150年程度、石油の可採年数に至っては50年程度といわれており、​​いつ使えなくなってもおかしくない状況です。

その点、新エネルギーなら資源が枯渇しないエネルギーなので、これから先も長く使用することができます。

また、化石燃料のもう一つの問題は、燃やすときに二酸化炭素が排出されることです。

二酸化炭素は温室効果ガスと呼ばれ、地球温暖化の原因のひとつとされています。

地球温暖化の現状については、こちらの「地球温暖化の現状は?今後の予測や対策、私たちにできることまで紹介」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

新エネルギーは、二酸化炭素など温室効果ガスの排出がない(もしくは少ない)という特徴があり、地球に優しいエネルギーとして注目を集めています。

さらに、新エネルギーは基本的にどこでもつくれるエネルギーであることから、各国のエネルギー自給率の向上にもつながるメリットもあるのです。

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新エネルギーは、「燃料分野」「熱利用分野」「発電分野」の大きく3つに分かれています。

種類は、「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法施行令」第一条で定められている下記10個です。

それぞれの特徴を以下で見ていきましょう。

バイオマス燃料製造

バイオマスとは、動植物から作られた再生可能資源です。

バイオマス燃料製造とは、バイオマスから燃料を製造することを指します。

バイオマス燃料には、製材過程で生まれた端材や木くずなどから作った「木質ペレット」や、廃食油などを加工した「バイオディーゼル燃料」、サトウキビの糖液を取った後の残りかす(バガス)を加工した「バイオエタノール」などがあります。

バイオマスについては、こちらの「バイオマスとは?種類や特徴をわかりやすく解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

バイオマス熱利用

バイオマス熱利用とは、バイオマスを燃やした際に出る蒸気の熱を活用したり、バイオマスを発酵させて出るメタンガスを燃やして使うことを指します。

太陽熱利用

太陽の熱エネルギーを太陽熱集熱器などで集めて、その熱媒体を温めることによってお湯を沸かしたり、暖房に利用したりする方法です。

設置や操作が簡単なため、専門的な知識がなくても扱えるのが特徴です。

温度差熱利用

水温と気温には、夏場は水温の方が低く、冬場は水温の方が高いという特性があります。

この温度差を利用して、水が持つ熱をヒートポンプによって給湯や冷暖房のエネルギーにするのが、温度差熱利用です。

雪氷熱利用

冬に降った雪や凍らせた氷を保管し、冷熱が必要になる春や夏に、冷房や農作物の冷蔵として利用するのが、雪氷熱利用です。

一般的な電気冷房に比べて、ランニングコストが約1/4程度ですむなどのメリットがあります。

バイオマス発電

バイオマス燃料を燃やして作る蒸気でタービンを回すことで発電する方法が、バイオマス発電です。

バイオマス燃料さえあれば安定して電気を作れるため、太陽光発電などと違って、天候に左右される心配がありません。

また、燃やす際に二酸化炭素が出ますが、バイオマス燃料は成長過程で二酸化炭素を吸収しているので、トータルで見ると大気中の二酸化炭素量を増やすことにならない、というのも大きな特徴です。

地熱発電

地球内部のマグマの熱を利用して発電する方法です。

雨や雪がマグマ層まで浸透すると、マグマの熱で蒸気となるのですが、その蒸気を使ってタービンを回して電気を作ります。

地熱発電には複数の方式がありますが、新エネルギーとして認められているのは「バイナリー方式」のみです。

風力発電

風車の羽根(ブレード)を風で回転させ、そのエネルギーを電気に変える発電方法です。

風があれば夜間も発電できることや、陸上でも洋上でも発電可能なのがメリットです。

風力発電については、こちらの「風力発電の仕組みとは?メリットやデメリットも紹介」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

水力発電

水を上から下へ流し、その力で水車を回転させて電気を作る方法です。

バイオマス発電と同様に、天候に関わらず、安定してエネルギーを作り出せます。

太陽光発電

太陽から降り注ぐ光のエネルギーを電気に変える発電方法です。

太陽光パネルにあるシリコン半導体に光が当たることで電気が発生します。

屋根や壁などに設置できるため、導入しやすいのが特徴です。

太陽光発電については、こちらの「太陽光発電のデメリットとは?メリットとあわせて解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

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先ほどご紹介した新エネルギーの「発電分野」の5つですが、2020年時点での、国内の総発電量に占める割合は以下の通りです。

  • バイオマス発電:3.2%
  • 地熱発電:0.25%
  • 風力発電:0.86%
  • 水力発電:7.9%
  • 太陽光発電:8.5%

上記の通り、日本ではまだまだ新エネルギーが普及していないのが現状です。

しかし、この現状を転換しようと日本政府は考えています。

2021年10月に、経済産業省より示された「第6次エネルギー基本計画」では、再生可能エネルギーの発電割合を2030年までに36~38%まで引き上げる考えとなっています。

一方、現時点での発電方法の主力である火力発電については、現在の約75%から、2030年には41%程度まで縮小する方針です。

このような方向性が政府から提示されており、今後は新エネルギーがもっと身近なものになるでしょう。

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将来のことを考えると、新エネルギーの割合を増やしていくことはもはや必須といっても過言ではありません。

もちろん、国や企業の努力が必要ですが、新エネルギーの普及には、私たち個人の行動も鍵を握っています。

新エネルギーの普及に貢献できる方法として、新エネルギーを積極的に扱っている電力会社へ切り替えることが挙げられます。

たとえば、東証プライム市場上場企業『イーレックス』のグループ会社である『エバーグリーン』には、「CO₂フリープラン」というプランがあります。

CO₂フリープランの特徴は、電気を使うことによる二酸化炭素の排出が実質ゼロになることです。

一般的な家庭がこのプランで削減できる二酸化炭素の排出量は、約130本もの杉の木が1年に吸収する量に相当します。

※ 300kWh/月×12か月×0.496kg-CO₂/kWh(平成29年度全国平均係数)より算出
※ 杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

CO₂フリープランについてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ一度エバーグリーンの公式ホームページをご覧ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

新エネルギーは資源が枯渇せず、二酸化炭素など温室効果ガスを排出しない(もしくは少ない)、地球にやさしいエネルギーです

今後、日本だけでなく世界でも新エネルギーの普及が加速するでしょう。

もし、地球の未来のことや環境のことを考えるのならば、新エネルギーを活用した電気プランを選んでみてください。

ご興味のある方は、ぜひエバーグリーンの公式ホームページをご覧ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典)

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