一人暮らしの食費の平均ってどのくらい?節約方法もご紹介

2022年01月27日

一人暮らしの生活費のなかでも比較的大きな割合を占める食費ですが、「自分の食費が高いのか安いのかわからない」という人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、一人暮らしの食費の平均額をご紹介します。また、食費を節約する方法や自炊を長続きさせるコツも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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総務省統計局の家計調査の結果によると、2021年の一人暮らしの食費の平均額は38,410円です。

これは一人暮らし全体の食費の平均金額ですが、食費には様々な項目があり、また、年齢や性別によっても食費にかける金額は異なります。

ここではそれぞれの食費のデータもご紹介します。

2021年の一人暮らしの食費の内訳は、以下の通りです。

項目 金額(1ヶ月あたり)
穀類 2,671円
魚介類 2,220円
肉類 2,231円
乳卵類 1,697円
野菜・海藻 3,693円
果物 1,591円
油脂・調味料 1,472円
菓子類 2,881円
調理食品 7,264円
飲料 3,055円
酒類 2,186円
外食 7,324円
賄い費 124円

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号1-1 時系列-支出(実数,実質増減率)-2014年~2021年)

一人暮らしの食費の中でもっとも高くなっているのは外食費です。

食費の節約には、外食費の見直しが鍵を握っていると言えるかもしれません。

性別・年齢別で見る一人暮らしの食費の平均

下記の表は、2021年における、性別と年齢別に見た一人暮らしの食費の平均額です。

年齢 男性 女性
~34歳 39,821円 29,405円
35~59歳 46,817円 34,616円
60歳~ 39,804円 36,471円
平均 42,332円 34,981円

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号2 男女,年齢階級別)

男性と女性では、女性の食費の方が平均で7,000円以上安くなっています。

年齢別でみると、35~59歳の男性が46,817円と最も高い結果が出ています。

ご自身の性別や年齢と照らし合わせて、自分の食費が適正かどうかの判断材料にしてみてください。

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一人暮らしの食費を節約する方法は、以下の6つです。

  • 毎月の食費の予算を決めておく
  • 支出内容を定期的に確認する
  • できるだけ自炊をする
  • スーパーでなるべく安い食材を選ぶ
  • 買い物に行く回数を減らす
  • キャッシュレス決済を活用する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

毎月の食費の予算を決めておく

まずは毎月の食費の予算を決めておくことが大切です。

予算を設定すると、その金額内に収めようという意識が働き、無駄遣いが減りやすくなります。

食費の予算設定は、先ほどご紹介した平均額を使うのも良いですし、エンゲル係数を使って計算するのもおすすめです。

エンゲル係数とは、消費支出に対する食費の比率のことです。

消費支出に対して食費が多いと数値が高くなり、少ないと数値が低くなります。

政府の統計データによると、2021年の一人暮らしのエンゲル係数の平均は24.8%となっています。

たとえば1ヶ月の収入が20万円と仮定した場合、エンゲル係数が24.8%なら、食費は49,600円となります。

ぜひ一度ご自身の消費支出を確認し、エンゲル係数を使って計算してみてください。

支出内容を定期的に確認する

定期的に支出内容を確認することも、食費の節約には大切です。買い物の実態を確認すれば、節約できるポイントが見えてきます。

支出内容の把握には、家計簿がおすすめです。

家計簿といえばノートに手書きする方法が一般的でしたが、今では便利な家計簿アプリもたくさんあります。

アプリならレシートを撮影するだけで買い物の内容を記録できたり、銀行口座やクレジットカードなどを一括で管理できる便利なものがあるので、ぜひ一度試してみてください。

家計簿については、こちらの「家計簿の項目を一覧で紹介|項目の決め方も合わせて解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

できるだけ自炊をする

一人暮らしの方の中には、自分のためだけに食事を作るのが億劫で、外食が多くなっている方もいるのではないでしょうか。

外食は便利ですが、自炊に比べるとどうしてもお金がかかりがちです。

そのため、食費を節約したいなら、外食を減らしてできるだけ自炊をするように心掛けましょう。

ただ、自炊で節約するためには、継続していくことが大切です。

3日坊主で終わるようでは高い節約効果を得られません。

このあと、自炊を継続するコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

なるべく安い食材を選ぶ

買い物をする際は、なるべく安い食材を選ぶようにしましょう。

たとえば鶏肉を例にあげると、もも肉よりもむね肉やササミの方が安く売られていることが多いです。

もやしなど、安く手に入る食材を使ったレシピを考えるのも良いでしょう。

また、賞味期限が近い食材は値引きされることもあり、おトクに購入できます。

期限内に食べられるのであれば、そのような食品を優先して買うことで、食費の節約につなげることができます。

スーパーによっては店舗ごとに特売日を設定しているところもあります。

近所のスーパーの特売日を把握して、計画的に買い物をするのも良いでしょう。

買い物に行く回数を減らす

買い物に行く回数が増えると、必然的にお金を使う機会が多くなり、無駄遣いが増えやすくなります。

そのため、食材は1週間に1~2回ほどの頻度で買い物に行くのがおすすめです。

まとめて食材を購入する際は、献立を先に決めてから、必要なものだけを買いましょう。

また買い物に行く前に、家に何があるのかをしっかり確認することも大切です。

献立と家に残っている食材を把握し、買わなければいけないものだけをメモして買い物にのぞめば、無駄な出費を抑えやすくなります。

その際は、メモしたもの以外は買わないよう徹底することが重要です。

いつもより安くなっているからと不要なものを買うと、出費が増えます。

さらにそれを使わなければ、食材のロスになってしまう可能性もあるでしょう。

キャッシュレス決済を活用する

最近では、クレジットカード決済やQRコード決済など、いわゆる「キャッスレス決済」に対応しているお店が増えています。

キャッシュレス決済で買い物をすると、支払い金額に応じたポイントが還元されることが多いです。

食材の買い物は必ず定期的に発生するので、キャッシュレス決済を活用すると、継続的にポイントがたまりやすく、おすすめです。

たまったポイントは現金同様に使えるので、上手に使うことで節約につながります。

ポイントを上手に貯めるコツについては、こちらの「ポイントの上手な貯め方とは?おトクに貯めるコツや注意点を解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

電子マネーには、事前にチャージして使うタイプのものが多くあります。

そのようなタイプの場合、1ヶ月分の食費や生活費だけをあらかじめチャージしておくのも良いかもしれません。

チャージした金額の範囲内で生活するようにすれば、確実に目標を達成できるでしょう。

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自炊することで食費が節約できることはわかっていても、自炊を継続するのはなかなか難しいものです。

ただしコツを抑えることで、無理なく自炊を続けることができます。

ここでは、自炊を続ける3つのコツをご紹介します。

簡単に作れるメニューから始める

今まで料理をしてこなかった方が、はじめから凝った料理を作ったり、一気に何品も作ったりするのは難しく、3日坊主になりかねません。

そのため、簡単に作れるメニューから始めるのがおすすめです。

あらかじめカットや下処理がされている野菜、レンジで作れるレシピなどを上手に活用するのも良いでしょう。

カット食材や冷凍食品を使えば、手間がかからず、そのまま炒めたり煮たりするだけなので簡単です。

また肉じゃがやパスタなど、電子レンジで作れる料理はたくさんあります。火を使わないため簡単なので、これらを駆使すれば自炊のハードルが下がるでしょう。

休日などにまとめて作り置きをしておく

自炊の継続には、作り置きを活用するのもおすすめです。

先ほども少し触れましたが、一人暮らしの場合、料理をしても作るのは自分の分だけなので、自炊するのが面倒臭く感じてしまう人もいると思います。

しかし、料理を多めに作れば、次の日にも食べられたり、冷凍保存で別の日の食事に回すことも可能です。

そうすると、料理をする時間がない日も外食せずに済み、結果的に食費の節約につながります。

また、毎日料理することに比べると、調理時間を短縮できるため、料理を多めに作って作り置きすることは、忙しい方に特にぴったりです。

どうしても自炊できない日は無理をせずに外食をする

自炊を続けていると、仕事が忙しいときや体調を崩したときなど、どうしても自炊ができない日も出てきます。

その場合は、無理せずにたまには外食をしましょう。

無理に自炊をしようとすると、「めんどくさい」という気持ちが先に来てしまい、そのあと長続きしない可能性もあります。

ただ、外食をする際はできるだけ金額が抑えられるような店を選ぶなど、工夫することが大切です。

またテイクアウトやお惣菜などを利用することで、外食よりも食費を抑える方法もあります。

無理のない範囲で取り組むことも、自炊を長続きさせるコツです。

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一人暮らしの生活費を見直す上で、食費を節約することはとても大切です。

しかし毎月の支出には、食費以外にもさまざまなものがあります。

なかでも目をつけたいのが、固定費です。

たとえば電気代やガス代は、毎月発生する固定費であり、節約するうえでは見逃せない項目です。

電気代を節約するには、誰もいない部屋の照明をこまめに消したり、使用しない家電はコンセントからプラグを抜くなどの方法があります。

さらに効果的に電気代を下げたいなら、電力会社の切り替えがおすすめです。

電力会社の切り替えによって電気料金そのものが安くなれば、これまでと同じように電気を使っていても、電気代を大幅にカットできる可能性があります。

今ではさまざまな電力会社があり、各社それぞれが特徴のあるプランを打ち出しています。

たとえば新電力の『エバーグリーン』をご存知でしょうか?

エバーグリーンは、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績があります。

エバーグリーンの特徴は、通常のシンプルなプランの他に、下記のようなユニークなプランも揃っています。

エバーグリーンについて詳しく知りたいという方は、ぜひ一度エバーグリーンの公式ホームページを覗いてみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

今回は一人暮らしの食費について解説しました。

政府の統計データをご紹介しましたが、自身の食費と比べてみてどうでしたか?

食費を節約したいなら、あらかじめ予算を決めることや、キャッシュレス決済を活用したりすることなどがポイントとなります。

ぜひ実践してみてください。

また食費以外にも、節約できる支出はたくさんありますので、無駄な出費がないかチェックしてみましょう。

もし電気代を大幅にカットしたいなら、電力会社の切り替えがおすすめです。

この機会にぜひ検討してみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

こちらの「一人暮らしの電気代は平均どれくらい?節約方法もご紹介」で、一人暮らしの電気代について詳しく解説しています。食費だけでなく、電気代も節約したいという方は、ぜひご覧ください。

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯 年報 年次 2021年)

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