新電力のメリット・デメリットを理解しよう!よくある質問も紹介

ライフスタイル
2021年3月13日

今回は新電力のメリット・デメリットをご紹介します。また、新電力について多くの方が気になっていることに関しても解説しています。この記事を通して新電力を正しく理解したうえで、切り替えを検討しましょう。

目次

新電力とは、2000年から段階的にスタートした「電力の小売全面自由化(電力の自由化)」によって、新たに参入した電気事業者のことを言います。

電力の自由化以前は、東京電力や関西電力など各地域の電力会社が市場を独占していました。

しかし自由化されたことによって電気事業にさまざまな企業が参加できるようになり、企業ごとに特徴あるサービスを打ち出しています。

電気代やおトクなサービスなどの競争が積極的に行われ、魅力的なサービスが数多く登場しており、ユーザー側の選択肢が広がったのも大きな変化です。

電力自由化の目的のひとつは、電気料金を最大限抑制することです。

さまざまな新電力から自分に合った電力会社を選べるようになり、これまでよりも電気代の節約を実現しやすくなっています。

【関連記事】電力自由化とは?メリット・デメリットから電力会社選びのポイントまでご紹介

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新電力について概要を理解したところで、まずはデメリットからチェックしていきましょう。

新電力のデメリットは以下の通りです。

【新電力のデメリット】

  • 電力会社やプランを見極める必要あり
  • 電力会社によっては違約金が発生する
  • 支払い方法が限定されることがある
  • マンションやアパートによっては契約できない場合もある
  • 倒産するリスクがないとは言えない

電力会社やプランを見極める必要あり

新電力といわれる電力会社は数多くあり、提供しているプランや電気代、サービスなどもさまざまです。

自分に合ったプランを選んだり、電気代を節約したりするためには、自分で電力会社やプランを検討する必要があります。

電力会社のホームページに電気料金シミュレーションが用意されていたり、電気料金比較サイトがあったりするものの、自分で比較・検討するには時間と手間がかかるのが難点です。

使用状況に合わないプランを選んでしまうと逆に高くなってしまうこともあるので、検討は慎重に行わなければいけません。

電力会社によっては違約金が発生する

新電力に切り替えることによって、電気代の節約を期待できます。

ただし、現在契約している電力会社を解約したり、切り替え先の電力会社と契約したりするなど、手続きが必要です。

電力会社によっては、解約に違約金がかかる場合もあります。

契約期間までの日数が多く残っていると、高額な解約金がかかるかもしれません

無駄なコストがかからないように、切り替えのタイミングを見極めなくてはいけません。

支払い方法が限定されることがある

大手電力会社では当たり前だった支払い方法が、新電力では使えないケースがあります。

特に多いのが、支払い方法がクレジットカード払いに限定されており、口座振替や振込用紙での支払いに対応していないパターンです。クレジットカードを持っていない方や、光熱費は口座振替で管理したい方は、契約前に支払い方法を必ず確認しましょう。

マンションやアパートによっては契約できない場合もある

マンション・アパートによっては、電力会社を自由に選択できない場合もあります。

個人で切り替えができないこともあるので、事前に住んでいるマンション・アパートのルールを確認しましょう。

倒産するリスクがないとは言えない

新電力は民間企業であり、他の企業と同じように倒産するリスクがあります。

また倒産ではなく、電気事業から撤退する可能性もあるでしょう

倒産した場合は、大手電力会社が次の電力会社と契約するまで電力の供給を継続してくれるものの、新たな電力会社と契約を結ぶ手間がかかります。

リスクを避けるためには、より安心できる電力会社を選ぶことが大切です。

なお、「もし契約している会社がなくなったら、電気が止まってしまうのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。しかし、万が一契約中の新電力が倒産しても、すぐに電気が止まることはありません。電力が安定して供給されるようセーフティネットが設けられており、新しい電力会社に切り替えるまでの間は、地域の大手電力会社から自動的に電気が供給される仕組みになっています。

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新電力のデメリットをまず解説しましたが、メリットも多くあります。

電気代の節約や環境への貢献などを実現できるので、一度切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

新電力のメリットは、以下の3つです。

【新電力のメリット】

  • 電気代が安くなる
  • ライフスタイルに合った多様な料金プランから選べる
  • セット割引やポイントサービスがおトク
  • 環境保全に貢献できる

ひとつずつ見ていきましょう。

電気代が安くなる

新電力が数多く参入したことによって、電気料金の価格競争が起き、電気代の値下げが行われたり、おトクなプランが誕生しています。

大手電力会社よりも電気代が安くなることが多く、おトクなサービスを活用すれば、さらに節約できることもあるでしょう

自分に合った新電力を選ぶことによって、大幅に電気代を抑えることが可能です。

ライフスタイルに合った多様な料金プランから選べる

電力自由化の大きな魅力は、選択肢が増えたことです。新電力各社は、さまざまなライフスタイルに合わせたユニークな料金プランを提供しています。

例えば、「夜間の電気料金が安いプラン」「オール電化住宅向けのプラン」「基本料金が0円のプラン」など、選択肢は多岐にわたります。自分の電気の使い方に最適なプランを選ぶことで、より効率的に電気代を節約できます。

セット割引やポイントサービスがおトク

電力事業には、通信会社や旅行会社など、様々な業種の企業が参入しています。

そのような会社で水道やガス、インターネット通信などと電気をセットで利用すれば、割引を受けられる場合もあり、電気代とあわせて他の生活費も節約可能です。

また、ポイントサービスを提供している電力会社もあります。

さまざまなお店で使えるポイントが電気代の支払いによって貯まるので、普段のショッピングがおトクになるのが魅力です。

セット割引やポイントサービスの有無や内容をチェックして、よりおトクな新電力を選んでみましょう。

環境保全に貢献できる

新電力の魅力は経済的な部分だけではありません。

昨今の環境問題を考慮し、様々な企業が環境に配慮したプランを出しています。

二酸化炭素が排出されない再生可能エネルギーを使ったプランなど、契約を通じて環境保全に貢献できるのが特徴です。

電気代を節約できる場合もあるので、少しでも環境に配慮したいという方は、新電力のエネルギー構成やプランを詳しくチェックしてみましょう。

【関連記事】地球温暖化防止のためにできること|身近な対策から取り組もう

新電力のメリット・デメリットが分かっても、数多くの電力会社の中からどれを選べば良いか迷ってしまうと思います。ここでは、ご自身の暮らしに最適な新電力を見つけるための4つの選び方をご紹介します。

ポイント1:料金プランで選ぶ|まずはシミュレーションを

最も重要なのは、今の電気の使い方に合った料金プランを選ぶことです。多くの新電力は、大手電力会社よりも電力量料金(電気を使った分だけかかる料金)を安く設定しています。

まずは、現在契約している電力会社の「検針票(電気ご使用量のお知らせ)」を手元に用意しましょう。その上で、気になる新電力の公式サイトにある「料金シミュレーション」を試すのが一番確実です。

毎月の電気使用量を入力するだけで、年間でどれくらい電気代が安くなるのか具体的な金額が分かります。複数の会社でシミュレーションし、比較検討するのがおすすめです。

ポイント2:ライフスタイルで選ぶ|電気をいつ・どれだけ使う?

ご自身のライフスタイルによって、最適な電力会社は変わります。

  • 一人暮らし・共働き世帯:
    日中は外出が多く、夜間に電気をよく使う傾向があります。夜間の電気料金が割安になるプランや、電気使用量が少なくてもお得になるプランがおすすめです。
  • ファミリー世帯・在宅ワーカー:
    日中も在宅していることが多く、全体的に電気使用量が多い傾向にあります。使えば使うほど単価が安くなるプランや、基本料金が0円のプランを選ぶと、節約効果が大きくなる可能性があります。

ご家庭の電気の使い方を振り返り、それに合ったプランを提供している会社を選びましょう。

ポイント3:セット割や特典で選ぶ|ガス・スマホ・ネット回線とまとめる

新電力には、さまざまな業種の企業が参入しています。そのため、電気と他のサービスをセットで契約することでお得になる「セット割」が豊富に用意されています。

ガスや携帯電話、インターネット回線など、毎月固定で支払いをしているサービスと同じ会社の新電力を選べば、トータルの通信・光熱費を大きく削減できる可能性があります。

また、電気料金の支払いでTポイントやdポイント、Pontaポイントなどが貯まる電力会社もあります。普段よく利用するポイントサービスがある場合は、そのポイントが貯まる・使える新電力を選ぶのも賢い方法です。

ポイント4:電源構成や環境への配慮で選ぶ|再生可能エネルギーを選ぶ

電気代だけでなく、環境への貢献を軸に電力会社を選ぶ方も増えています。

太陽光や風力、バイオマスといった再生可能エネルギー(再エネ)で作られた電気を積極的に供給している新電力も少なくありません。

実質的に二酸化炭素排出量がゼロになるプランを提供している会社もあります。環境問題に関心がある方は、各社の電源構成や環境への取り組みをチェックしてみましょう。

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大手電力会社と新電力会社を比べたときに、以下のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

  • 電気の品質は下がる?
  • 停電するリスクは高くなる?
  • 値上がりの可能性はある?

3つの疑問を解決して、正しく新電力を理解していきましょう。

電気の品質は下がる?

大手の電力会社に比べて、電気の品質が下がるかもしれないと不安な方も多いのではないでしょうか。

実際は、大手の電力会社も新電力も取り扱っている電気は共通であり、電気の品質は変わりません

電気の品質を気にすることなく、電気代やプランなどで比較・検討して選ぶことができます。

停電するリスクは高くなる?

電気の品質と同じく、停電するリスクもこれまでと変わりません。

新電力だから停電しやすいということはなく、同じ状況に陥れば大手電力会社でも新電力でも停電してしまいます。

もし、新電力を利用していて発電設備の不具合などで停電した場合は、大手電力会社から電力が供給されるので、新電力側のトラブルがあっても電気が途切れることはありません

値上がりの可能性はある?

現在、比較的安価な電気代を設定している新電力ですが、値上がりする可能性はゼロではありません。

値上がりの要因として主に考えられるのは、大寒波や温暖化などの影響で電気需要が増加することによる電気不足です

実際にニュースで見聞きされている方もいると思います。

電力会社に電気を売る発電所からの価格が上がる場合や、電力卸売市場の価格が上がった場合、電力会社は利益を出すために値上げを検討しなくてはいけません。

値上がりの影響を受けないためには、単価固定プランなど、市場価格と連動せずに常に電気代が一定になるプランを選ぶのがおすすめです。

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新電力への切り替え先としておすすめしたいのが、『エバーグリーン』です。

エバーグリーンは、国内有数のバイオマス発電事業者であるイーレックスと東京電力エナジーパートナーが、脱炭素社会の実現に向けて共同で設立した電力会社です。

ここでは、エバーグリーンの特徴をわかりやすくご紹介します。

料金プランを見直すなら「スマートゼロプラン」

エバーグリーンでは、月々の電気料金をシンプルでおトクにしたい方のために「スマートゼロプラン」をご用意しています。

このプランの大きな特徴は、次の2つです。

・毎月の固定費「基本料金」が0円
スマートゼロプランは、電気を使っても使わなくても発生する「基本料金」という固定費をなくしました。お支払いは、実際に使用した分の電力量料金だけなので、電気代の無駄を省けます。

・たくさん使っても単価が上がらない一律料金
一般的な電気料金プランは、使用量が増えるほど段階的に料金単価が上がります。スマートゼロプランは、料金単価が常に一定のため、使用量を気にすることなく安心して電気をお使いいただけます。

スマートゼロプランの詳細はこちら >>

切り替えるだけで家庭のCO₂排出量が実質ゼロに!

エバーグリーンは、国内有数のバイオマス発電事業者であるイーレックスと、東京電力エナジーパートナーが共同で設立した会社です。

脱炭素社会の実現という大きな目標を掲げ、提供するすべてのプランで再生可能エネルギー100%の電気を届けています。

そのため、エバーグリーンの電気に切り替えることで、家庭での電気使用によるCO₂排出量を実質ゼロにできます。

例えば、一般的なファミリー世帯の場合、1ヶ月あたりに削減できるCO₂排出量は約148kg。これは、杉の木およそ11本分の植林効果に相当します。

※CO₂排出量は令和3年度全国平均係数(0.434kg-CO₂/kWh)をもとに計算
※植林効果は「森林の二酸化炭素吸収力」(関東森林管理局/林野庁)をもとに、杉の木1本当たりの年間CO₂吸収量を14kgとして計算

便利なサービスも充実

『エバーグリーン』には、LINEで電気料金を確認できる「LINEで電気料金お知らせ」というサービスがあります。

『エバーグリーン』の公式アカウントを友達登録して簡単なフォームに回答するだけで、毎月の請求金額や使用量、口座振替日などを知らせてくれるサービスです。

お得なキャンペーン情報が配信されるのも嬉しいポイントです。

エバーグリーンへの切り替え申し込みはWebサイトからわずか5分程度で完了します。現在の電力会社への解約連絡はエバーグリーンが代行するため、手間をかけずに切り替え手続きを済ませられます。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

新電力には、自分に合った電力プランを検討する必要があること、切り替えに手続きや手間がかかることなどのデメリットがあります。

一方で、電気代の節約やおトクなサービス、環境貢献など、メリットも豊富です。

新電力のメリット・デメリットをしっかり理解し、現在の契約内容と照らし合わせながら、ぜひ電力会社の切り替えを検討してみてください。

エバーグリーンは
環境に配慮した電気を
供給することで
皆さまの暮らしを支えます

  • Point
    1

    CO₂排出量が実質ゼロの電気

    実は、家庭から排出されるCO₂の約半数は電気の使用によるもの。エバーグリーンの電気をご利用いただくと、これを実質ゼロに抑えることができます!

  • Point
    2

    安心・安全の供給体制

    エバーグリーンは、再生可能エネルギーのリーディングカンパニーであるイーレックスと、東京電力エナジーパトナーの共同出資により創設した企業です!

  • Point
    3

    充実のサポート体制

    電気のトラブル時に迅速に駆け付ける「でんきレスキュー」 サービスなど、万が一の際もご安心いただけるサポート体制を整えています。

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