一人暮らしの食費の平均ってどのくらい?節約方法もご紹介

ライフスタイル
2022年1月27日

一人暮らしの生活費のなかでも比較的大きな割合を占める食費ですが、「自分の食費が高いのか安いのかわからない」という人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、一人暮らしの食費の平均額をご紹介します。また、食費を節約する方法や自炊を長続きさせるコツも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

一人暮らしの食費平均額を示すグラフのイメージ
ここでご紹介する食費の平均額や内訳は、政府(総務省統計局)が公表している最新の「家計調査(2023年)」に基づいています。2025年6月現在、これが最も新しい公式データとなります。

さっそく結論から言うと、一人暮らし(単身世帯)の食費の平均額は、1ヶ月あたり42,049円です。

ただし、これはあくまで全体の平均値です。食費は性別や年代、ライフスタイルによって大きく変わります。ご自身の状況と比べるために、より詳しいデータを見ていきましょう。

食費の内訳をチェック!高いのは「外食」と「調理食品」

2023年の一人暮らしの食費の内訳は、以下の通りです。

項目 金額(1ヶ月あたり)
穀類 2,821円
魚介類 2,222円
肉類 2,400円
乳卵類 1,832円
野菜・海藻 3,746円
果物 1,700円
油脂・調味料 1,587円
菓子類 3,238円
調理食品 7,618円
飲料 3,344円
酒類 1,788円
外食 9,690円
賄い費 63円

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯 年報 年次 2023年)

最新のデータを見ると、食費の中でもっとも高いのは「外食」(9,690円)で、次いで「調理食品」(7,618円)となっています。 調理食品とは、お惣菜や冷凍食品、お弁当などのことです。

この2つ、つまり「自分で調理しない食事」だけで合計17,000円以上を占めており、食費を節約するにはこの部分の見直しが大きな鍵を握っていると言えそうです。

男女・年代別の食費平均を比較!

下記の表は、2023年における、性別と年齢別に見た一人暮らしの食費の平均額です。

年齢 男性 女性
~34歳 42,747円 33,157円
35~59歳 53,035円 36,100円
60歳~ 43,997円 39,490円
平均 46,879円 37,777円

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯 年報 年次 2023年)

すべての年代で男性の方が女性より食費が高い傾向にあり、平均では9,000円以上の差があります。

年齢別では、働き盛りで外食の機会も増えやすい35~59歳の男性が53,035円と最も高くなっています。

ご自身の性別や年齢と照らし合わせて、食費を見直す際の参考にしてみてください。

【属性別】大学生・社会人の食費はどのくらい?

ライフステージによっても食費の目安は変わります。「大学生」と「社会人」の一般的な傾向も見てみましょう。

大学生の食費

大学生の食費については、全国大学生活協同組合連合会が行っている最新の学生生活実態調査(2024年10~11月実施)が参考になります。

この調査によると、親元を離れて暮らす下宿生の1ヶ月の食費は、平均で26,110円でした。

なお、実家で暮らす自宅生の食費は平均14,340円で、一人暮らしを始めると食費が1万円以上増えることがわかります。これは社会人を含む一人暮らし全体の平均額(42,049円)よりは低いものの、自炊などで工夫しないと家計を圧迫する可能性のある金額です。

(出典:全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査」)

社会人の食費

社会人の場合は、先ほど見た年代別のデータが参考になります。特に「~34歳」の平均額(男性:42,747円、女性:33,157円)は、若手社会人のひとつの目安となるでしょう。

新社会人のうちは収入がまだ少ないため、自炊中心で食費を抑える意識が大切です。

一方、収入が増えてくる30代以降は、付き合いや自分へのご褒美などで外食が増え、食費も上がる傾向にあります。

一人暮らしの食費では「月2万円」「月3万円」といった具体的な金額を目標にする方も多いでしょう。先ほどご紹介した大学生(下宿生)の平均食費が26,110円だったことを考えると、これらの目標は決して不可能な数字ではありません。

ここでは、それぞれの目標を達成するためのポイントを解説します。

ケース1:「食費2万円」を目指すなら自炊中心の徹底プラン

月2万円という目標は、1日あたり約670円、1週間あたり約4,600円の予算で生活することになります。これはかなりストイックな節約が求められますが、やり方次第で実現は可能です。

実現のためのポイント

  • 外食はほぼゼロに
    ランチは手作りのお弁当、飲み物は水筒を持参するのが基本です。飲み会や友人との食事は、特別な場合に限定する必要があるかもしれません。
  • 安い食材をフル活用する
    鶏むね肉、もやし、豆腐、卵、旬の野菜など、安くてボリュームのある食材を中心に献立を考えます。業務用スーパーやディスカウントストア、プライベートブランド(PB)商品も積極的に活用しましょう。
  • お菓子やジュースは控える
    嗜好品(お菓子、ジュース、お酒など)にかかる費用をできるだけ削る意識が重要です。

ケース2:「食費3万円」で実現する無理のない自炊&たまに外食プラン

月3万円は、多くの方にとって現実的で、無理なく続けやすい目標と言えるでしょう。1日あたり1,000円の予算で、自炊を基本としながらもある程度の余裕が生まれます。

実現のためのポイント

  • 基本は自炊、週1~2回は息抜きもOK
    平日のランチはお弁当、夜は自炊を基本とすれば、週末に友人とのランチを楽しんだり、ラーメンを食べに行ったりする余裕が生まれます。
  • 疲れた日はお惣菜や中食も活用
    仕事で疲れた日や時間がない日は、スーパーのお惣菜やお弁当(中食)を上手に活用しましょう。全て外食にするよりは費用を抑えられます。
  • 嗜好品も計画的に楽しむ
    月に数回はお酒を楽しんだり、好きなお菓子を買ったりする予算も確保できます。「週に300円まで」など、嗜好品にかける予算をあらかじめ決めておくと良いでしょう。
  • まとめ買いと作り置きを習慣に
    買い物は週1~2回にまとめ、休日に作り置き(常備菜)をしておくことで、平日の自炊の手間が省け、無駄な出費も防げます。

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一人暮らしの食費を節約する方法は、以下の6つです。

  • 毎月の食費の予算を決めておく
  • 支出内容を定期的に確認する
  • できるだけ自炊をする
  • スーパーでなるべく安い食材を選ぶ
  • 買い物に行く回数を減らす
  • キャッシュレス決済を活用する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

毎月の食費の予算を決めておく

まずは毎月の食費の予算を決めておくことが大切です。

予算を設定すると、その金額内に収めようという意識が働き、無駄遣いが減りやすくなります。

食費の予算設定は、先ほどご紹介した平均額を使うのも良いですし、エンゲル係数を使って計算するのもおすすめです。

エンゲル係数とは、消費支出に対する食費の比率のことです。

消費支出に対して食費が多いと数値が高くなり、少ないと数値が低くなります。

政府の統計データによると、2023年の一人暮らしのエンゲル係数の平均は25.1%となっています。

たとえば1ヶ月の収入が20万円と仮定した場合、エンゲル係数が25.1%なら、食費は50,200円となります。

ぜひ一度ご自身の消費支出を確認し、エンゲル係数を使って計算してみてください。

支出内容を定期的に確認する

定期的に支出内容を確認することも、食費の節約には大切です。買い物の実態を確認すれば、節約できるポイントが見えてきます。

支出内容の把握には、家計簿がおすすめです。

家計簿といえばノートに手書きする方法が一般的でしたが、今では便利な家計簿アプリもたくさんあります。

アプリならレシートを撮影するだけで買い物の内容を記録できたり、銀行口座やクレジットカードなどを一括で管理できる便利なものがあるので、ぜひ一度試してみてください。

家計簿については、こちらの「家計簿の項目を一覧で紹介|項目の決め方も合わせて解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

できるだけ自炊をする

一人暮らしの方の中には、自分のためだけに食事を作るのが億劫で、外食が多くなっている方もいるのではないでしょうか。

外食は便利ですが、自炊に比べるとどうしてもお金がかかりがちです。

そのため、食費を節約したいなら、外食を減らしてできるだけ自炊をするように心掛けましょう。

ただ、自炊で節約するためには、継続していくことが大切です。

3日坊主で終わるようでは高い節約効果を得られません。

このあと、自炊を継続するコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

なるべく安い食材を選ぶ

買い物をする際は、なるべく安い食材を選ぶようにしましょう。

たとえば鶏肉を例にあげると、もも肉よりもむね肉やササミの方が安く売られていることが多いです。

もやしなど、安く手に入る食材を使ったレシピを考えるのも良いでしょう。

また、賞味期限が近い食材は値引きされることもあり、おトクに購入できます。

期限内に食べられるのであれば、そのような食品を優先して買うことで、食費の節約につなげることができます。

スーパーによっては店舗ごとに特売日を設定しているところもあります。

近所のスーパーの特売日を把握して、計画的に買い物をするのも良いでしょう。

買い物に行く回数を減らす

買い物に行く回数が増えると、必然的にお金を使う機会が多くなり、無駄遣いが増えやすくなります。

そのため、食材は1週間に1~2回ほどの頻度で買い物に行くのがおすすめです。

まとめて食材を購入する際は、献立を先に決めてから、必要なものだけを買いましょう。

また買い物に行く前に、家に何があるのかをしっかり確認することも大切です。

献立と家に残っている食材を把握し、買わなければいけないものだけをメモして買い物にのぞめば、無駄な出費を抑えやすくなります。

その際は、メモしたもの以外は買わないよう徹底することが重要です。

いつもより安くなっているからと不要なものを買うと、出費が増えます。

さらにそれを使わなければ、食材のロスになってしまう可能性もあるでしょう。

キャッシュレス決済を活用する

最近では、クレジットカード決済やQRコード決済など、いわゆる「キャッスレス決済」に対応しているお店が増えています。

キャッシュレス決済で買い物をすると、支払い金額に応じたポイントが還元されることが多いです。

食材の買い物は必ず定期的に発生するので、キャッシュレス決済を活用すると、継続的にポイントがたまりやすく、おすすめです。

たまったポイントは現金同様に使えるので、上手に使うことで節約につながります。

ポイントを上手に貯めるコツについては、こちらの「ポイントの上手な貯め方とは?おトクに貯めるコツや注意点を解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

電子マネーには、事前にチャージして使うタイプのものが多くあります。

そのようなタイプの場合、1ヶ月分の食費や生活費だけをあらかじめチャージしておくのも良いかもしれません。

チャージした金額の範囲内で生活するようにすれば、確実に目標を達成できるでしょう。

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自炊することで食費が節約できることはわかっていても、自炊を継続するのはなかなか難しいものです。

ただしコツを抑えることで、無理なく自炊を続けることができます。

ここでは、自炊を続ける3つのコツをご紹介します。

簡単に作れるメニューから始める

今まで料理をしてこなかった方が、はじめから凝った料理を作ったり、一気に何品も作ったりするのは難しく、3日坊主になりかねません。

そのため、簡単に作れるメニューから始めるのがおすすめです。

あらかじめカットや下処理がされている野菜、レンジで作れるレシピなどを上手に活用するのも良いでしょう。

カット食材や冷凍食品を使えば、手間がかからず、そのまま炒めたり煮たりするだけなので簡単です。

また肉じゃがやパスタなど、電子レンジで作れる料理はたくさんあります。火を使わないため簡単なので、これらを駆使すれば自炊のハードルが下がるでしょう。

休日などにまとめて作り置きをしておく

自炊の継続には、作り置きを活用するのもおすすめです。

先ほども少し触れましたが、一人暮らしの場合、料理をしても作るのは自分の分だけなので、自炊するのが面倒臭く感じてしまう人もいると思います。

しかし、料理を多めに作れば、次の日にも食べられたり、冷凍保存で別の日の食事に回すことも可能です。

そうすると、料理をする時間がない日も外食せずに済み、結果的に食費の節約につながります。

また、毎日料理することに比べると、調理時間を短縮できるため、料理を多めに作って作り置きすることは、忙しい方に特にぴったりです。

どうしても自炊できない日は無理をせずに外食をする

自炊を続けていると、仕事が忙しいときや体調を崩したときなど、どうしても自炊ができない日も出てきます。

その場合は、無理せずにたまには外食をしましょう。

無理に自炊をしようとすると、「めんどくさい」という気持ちが先に来てしまい、そのあと長続きしない可能性もあります。

ただ、外食をする際はできるだけ金額が抑えられるような店を選ぶなど、工夫することが大切です。

またテイクアウトやお惣菜などを利用することで、外食よりも食費を抑える方法もあります。

無理のない範囲で取り組むことも、自炊を長続きさせるコツです。

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一人暮らしの生活費を見直す上で、食費を節約することはとても大切です。

しかし毎月の支出には、食費以外にもさまざまなものがあります。

なかでも目をつけたいのが、固定費です。

たとえば電気代やガス代は、毎月発生する固定費であり、節約するうえでは見逃せない項目です。

電気代を節約するには、誰もいない部屋の照明をこまめに消したり、使用しない家電はコンセントからプラグを抜くなどの方法があります。

さらに効果的に電気代を下げたいなら、電力会社の切り替えがおすすめです。

電力会社の切り替えによって電気料金そのものが安くなれば、これまでと同じように電気を使っていても、電気代を大幅にカットできる可能性があります。

今ではさまざまな電力会社があり、各社それぞれが特徴のあるプランを打ち出しています。

たとえば新電力の『エバーグリーン』をご存知でしょうか?

エバーグリーンは、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績があります。

エバーグリーンの特徴は、通常のシンプルなプランの他に、下記のようなユニークなプランも揃っています。

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    歩くことで電気料金が割引になる、健康志向の方におすすめのプラン。健康増進を図りつつ、環境に優しい電気を使えるのが魅力です。

エバーグリーンについて詳しく知りたいという方は、ぜひ一度エバーグリーンの公式ホームページを覗いてみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

今回は一人暮らしの食費について解説しました。

政府の統計データをご紹介しましたが、自身の食費と比べてみてどうでしたか?

食費を節約したいなら、あらかじめ予算を決めることや、キャッシュレス決済を活用したりすることなどがポイントとなります。

ぜひ実践してみてください。

また食費以外にも、節約できる支出はたくさんありますので、無駄な出費がないかチェックしてみましょう。

もし電気代を大幅にカットしたいなら、電力会社の切り替えがおすすめです。

この機会にぜひ検討してみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

こちらの「一人暮らしの電気代は平均どれくらい?節約方法もご紹介」で、一人暮らしの電気代について詳しく解説しています。食費だけでなく、電気代も節約したいという方は、ぜひご覧ください。

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