気候変動とは?原因や対策をわかりやすく紹介

2021年07月30日

気候変動と聞いてピンとこない方もいるでしょう。しかし、気候変動は私たちの暮らしに影響を与える現象で、SDGsでも改善目標に掲げられている環境問題のひとつです。そこで今回は気候変動について詳しく解説します。あわせて地球の現状と世界全体の取り組み、私たちができることもご紹介するので、気候変動について一緒に考えていきましょう。

環境に優しい、エバーグリーンの「CO₂フリープラン」

『エバーグリーン』は、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力です。

エバーグリーンの「CO₂フリープラン」に加入すると、電気を使用したときのCO₂排出量が実質ゼロになります。

CO₂フリープランの詳細はこちらからご覧いただけます。

「気候」とは、地球上の大気の状態のことを指します。 気温や湿度、降水量などが気候の構成要素です。

気候変動はその名の通り、気候を構成する気温などが変化することを言います。

気候変動が起こる要因は、大別すると以下の2つです。

  • 自然による気候変動
  • 人為的要因による気候変動

自然による気候変動

自然による気候変動は、太陽の活動変化や海洋の変動、火山が噴火したときに発生するエーロゾルの増加などが原因になっています。

このなかでも影響力が高いのが、海洋の変動です。

地球の表面を70%ほど占めている海洋は、熱や水蒸気を大気と交換しているため気候に大きな影響を与えています。

人為的要因による気候変動

人為的要因には、私たち人間が活動するうえで自ずと発生させている二酸化炭素の増加や、森林伐採・焼失などによる森林破壊などがあります。

二酸化炭素は温室効果ガスと呼ばれる気体のひとつで、地表を暖める性質があります。

メタンや一酸化二窒素、フロンガスも温室効果ガスに含まれますが、なかでも温室効果ガスの総排出量に占める割合が大きいのが二酸化炭素です。

IPCC第5次評価報告書によると、人間の行為によって排出された温室効果ガスのうち、2010年では二酸化炭素が約65%を占めています。

ここ最近、気候変動が問題視されていますが、そのなかで最も注目されているのが気温です。

地球温暖化が深刻化しているという話をよく耳にする人も多いのではないでしょうか。

気象庁が公表している「世界の年平均気温偏差の経年変化(1891〜2020年)」のデータでは、世界の年平均気温が100年で0.72℃の割合で上昇しているとされています。

また、IPCCの第5次評価報告書によると、最近30年の各10年間の気温は、1850年以降のどの10年間と比較しても高くなっており、近年の気温上昇が著しいことがわかります。

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気候変動の要因が改善されない場合、温暖化がさらに進むと予想されます。

「気候変動に関する政府間パネル」という、地球温暖化に関しての研究をしている国際的な機関の報告によると、今のまま温暖化が進むと、20世紀末と比較して、2100年ごろには地球の温度が、最も気温上昇の大きいシナリオでは6.4℃上昇するといわれているのです。

地球温暖化が進むと、下記のような影響が考えられます。

  • 作物が上手く育たない
  • 記録的な大雨や大規模な干ばつが増加する
  • 海や陸の生態系が変化する

作物が育たないことや自然災害の増加が私たちの生活に及ぼす影響は、簡単に想像できると思います。

生態系の変化はどうでしょうか。

たとえば気温の上昇によって、蚊の分布域が拡大する可能性があります。

そうなると、マラリアやデング熱などの感染症が今よりも増えることが考えられます。

どれも他人事ではありません。

私たちの生活に直結するため、真剣に向き合う必要があるでしょう。

最悪のシナリオをたどらないために、現在、世界全体でいろいろな取り組みが行われています。

その取り組みを以下でご紹介しましょう。

SDGs目標13

ここ最近、「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」という言葉をよく聞くようになりました。

SDGsとは国連が定める国際目標で、2030年までに達成すべき17の項目を掲げています。

その13番目にあるのが「気候変動に具体的な対策を」という気候変動に関する目標です。

この目標13「気候変動に具体的な対策を」では、すべての国が取り組むべき方針が5つ記載されています。

たとえば13-2を見ると、「気候変動の対策を各国が政策や戦略、計画に加える」とあります。

それぞれの国が気候変動問題を改善するために動いているのです。

温室効果ガスの排出削減を義務

温室効果ガスには地表を暖める役割がありますが、増えすぎると温暖化を促進させてしまいます。

その温室効果ガスの排出削減を目指して、2015年にパリで開催された「国連気候変動枠組条約第21回締約国会議」では、2020年以降の気候変動に関する国際的枠組みを決めました。

これをパリ協定といい、先進国だけでなく、開発途上国も気候変動対策に向けて行動をとるように義務づけたのです

その中で、世界の年平均気温の上昇は2℃に抑えることを長期目標に設定し、1.5℃に抑えるという努力目標も掲げられています。

再生可能エネルギーでまかなう

温室効果ガスの排出削減に向けて、二酸化炭素を多く排出してしまう化石燃料を使用せず、再生可能エネルギーへの移行が進んでいます

再生可能エネルギーとは、太陽光や風、バイオマスなど、温室効果ガスを排出せず(もしくは増加させず)、資源がなくならないとされているエネルギーです。

現状、大都市を含む世界617の都市が、電力をすべて自然エネルギーでまかなうという目標を掲げており、そのうち120以上の都市が2020年末時点ですでにその目標を達成しています。

気候変動の改善は、国に任せっぱなしにするのではなく、私たち一人ひとりも取り組まなければいけません。

では私たちは気候変動に対して、どんな対策ができるでしょうか?

エネルギーの削減

再生可能エネルギーへの移行が進んでいるとは言っても、まだ化石燃料に多く頼っているのが現状です。

二酸化炭素の排出量を削減するためにも、まずは家庭で不要なエネルギーを使用していないか見直してください

  • 使っていない部屋の電気を消す
  • つけっぱなしになっている家電の電源をオフにする
  • エアコンの設定温度を適正に保つ

上記のような些細なことでも、二酸化炭素の排出量を減らせます。

車の使用を控える

二酸化炭素を多く排出する車やバイクなども極力使用を控えましょう

自家用車の代わりに公共交通機関や自転車を使ったり、近場は徒歩で行くよう心がけるなど、できることから取り組んでみてください。

自転車や徒歩は健康にも良いのでおすすめです。

エコバッグを使用

買い物にはエコバッグを使用していますか?

レジ袋はプラスチックからできており、そのプラスチックを作るために多くのエネルギーが使用されています。

また、レジ袋をごみとして燃やすと二酸化炭素が排出されるため、レジ袋はできる限り使用しない方が良いのです。

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気候変動のために家庭でできる対策をいくつか紹介しましたが、環境に配慮した電気を選ぶことも立派な対策になります。

そこでおすすめなのが『エバーグリーン』「CO₂フリープラン」です。

エバーグリーンのCO₂フリープランは、家庭で電気を使うときのCO₂排出量が実質ゼロになるという地球にやさしいプランです。

具体的には、このプランに切り替えることによって1,785kg-CO₂/年ほどのCO₂排出量をカットできます。

1,785kg-CO₂というと、約130本の杉の木が年間で吸収する量です。

※ 300kWh/月×12か月×0.496kg-CO₂/kWh(平成29年度全国平均係数)より算出
※ 杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

地球のこと、未来のことを考えて、環境にやさしい電力会社を選ぼうと思った方は、ぜひエバーグリーンのCO₂フリープランをチェックしてみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

気候変動は地球全体に関わる問題で、簡単に解決することはできません。

ですが、一人ひとりの心がけによって、進行を食い止めたり改善することはできるはずです。

まずは、今地球に起こっていることを知ることから始めて、そのうえで自分達に何ができるのか考えて最良の選択をしていきましょう。

地球にやさしい電気を選ぶのも選択肢のひとつです。

『エバーグリーン』の「CO₂フリープラン」は、地球温暖化防止に貢献できます。

ぜひこの機会にご検討ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典)

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