家庭で簡単にできる節電方法とは?電気代を賢く節約しよう

2021年10月28日

今回は、家庭でできる節電方法について解説します。エアコンや冷蔵庫、照明、テレビなど、主な電化製品の節電術をご紹介しているので、参考にしてみてください。

電気の使い方を少し意識するだけで、節電は可能です。

ここでは、家庭でできる節電方法をご紹介します。

照明や電化製品は、使わないときでもコンセントを入れているだけで、電力を消費するものがあります。

その電力を「待機電力」と言います。

使っていないのに電気代がかかるともったいないので、使用しないときはこまめにスイッチを切ったり、コンセントからプラグを抜いて待機電力を削減しましょう。

ただ、使用頻度が低い電化製品ならともかく、頻繁に使う電化製品なら、プラグを抜き差しするのが面倒に感じるかもしれません。

そこでぜひ活用してもらいたいのが、節電タップです。

節電タップは個別にスイッチがついているので、簡単に電源を入れたり切ったりできます。

電源をオフにしておけば通電されないので、コンセントを抜いているのと同じ状態になり、消費電力を削減できます。

待機電力については、こちらの「待機電力の電気代はどれくらい?待機電力が多い家電製品や節約方法も紹介」で詳しく解説しています。

照明の節電方法は、以下の2つです。

  • 点灯時間を短くする
  • 省エネ型の照明器具を使う

まずは使っていない部屋の照明をこまめに消すよう意識しましょう。

環境省によると、蛍光ランプ1灯をつけている時間を1日1時間短くした場合、年間で4.38kWhの節電になります。

これは電気代に直すと、約136円の電気代が節約可能です。

白熱電球の場合は、19.71kWhの節電で、約611円の節約となります。

※目安単価の1kWh=31円で計算

また、節電したい場合、照明器具はインバーター式を使うのがおすすめです。

インバーター式なら、照明のオンオフだけでなく、明るさの調節もできます。

シーンに合わせて明るさを調節することで、従来型の照明器具よりも消費電力を抑えることが可能です。

さらに、白熱電球を使っているなら、LED電球に買い替えることでより節電できます。

LED照明の電気代については、こちらの「LED照明の電気代は安い!他の照明との違いやメリット・デメリット、選び方まで詳しく解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

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エアコン、冷蔵庫、テレビ、洗濯機は、家電のなかで使われる頻度が高い電化製品です。

これらの使い方を見直すことで、効果的に節電することができます。

それぞれの節電方法を見ていきましょう。

エアコン

エアコンにかかる電気代は、設定温度によって大きく左右されます。

環境省のホームページでは、夏の冷房の設定温度を1℃高くすると約13%、冬の暖房の設定温度を1℃低くすると約10%の消費電力を削減できると公表されています。

たった1℃でも大きくエアコンにかかる電気代が変動するということですから、設定温度は適切に保ちましょう。

またフィルターが目詰まりをしていると、無駄な電気を使うことになるので、定期的に掃除をしましょう。

2週間に1度のペースで掃除をすれば、冷房で約4%、暖房時で約6%の消費電力をカットできると言われています。

エアコンの節電方法については、こちらの「エアコンの電気代を安くしたい!暖房・冷房・除湿の違いと、節約方法を伝授!」で詳しく解説しています。

冷蔵庫

冷蔵庫の節電のポイントは、冷気を保ちながら、効率よく稼働させることです。

冷蔵庫に物を詰め込みすぎたり、熱いものをそのまま入れたりすると、冷やすために余分なエネルギーを消費することになります。

そのため、冷蔵庫のなかを整理して物を詰め込み過ぎない、熱い物は冷やしてから入れるなどを意識すると、節電に繋がります。

また冷蔵庫を開ける時間を短くし、開閉回数を極力を減らすことも大切です。

開閉が多かったり、開けている時間が長いと、冷蔵庫の冷気が逃げてしまい、ふたたび庫内を冷やすためのエネルギーが消費されて電気代が上がってしまいます。

冷蔵庫の節電方法については、こちらの「冷蔵庫の電気代は1ヶ月で数百円?節約する方法もご紹介」で詳しく解説しています。

テレビ

節電したいなら、テレビを消すときは、リモコンでオフにするのではなく、主電源を消すようにしましょう。

主電源を消すことで、先ほど説明した待機電力が削減できます。

また画面の明るさを調節するのも節電に繋がります。

プラズマテレビの場合、輝度を「最大」から「中央」に調節すると、年間で152kWhの節電になり、約4,700円の節約が可能です。

※目安単価の1kWh=31円で計算

明るすぎる画面は消費電力が多くなるだけでなく、目も疲れやすくなるので、ぜひ一度設定を見直してみてください。

テレビの節電方法については、こちらの「テレビの電気代は高い?サイズ・画質別の電気代や節約ポイントをご紹介」で詳しく解説しています。

洗濯機

洗濯機で節電するには、洗濯回数を減らすのが効果的です。

1日の洗濯量が少ないなら、何日分かをまとめて洗濯して、洗濯機を使う回数を減らしましょう。

ただ、洗濯物を詰めすぎるのは逆効果です。

洗濯物が多すぎると、洗濯機が回転する際に、より多くの電力が必要になります。

また、古い洗濯機を長く使っているなら、最新機種に買い換えるのもおすすめです。

洗濯機の省エネ性能は年々向上しているので、最新のものに変えるだけで、大幅な節電につながるかもしれません。

洗濯機の節電方法については、こちらの「洗濯機の電気代はどのくらい?種類別の相場・節約のコツをご紹介」で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

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節電は環境に良いエコな行動でもありますが、電気代を抑えることが目的で節電に取り組んでいる方が多いと思います。

もし電気代を節約したいなら、電力会社を切り替えるのもひとつの方法です。

電力会社を見直して、電気料金自体が下がれば、家庭全体の電気代がグッと安くなる可能性があります。

今ではたくさんの電力会社が存在し、それぞれの会社が独自の魅力的なプランを提供しています。

ご自身のスタイルに合ったプランが見つかるかもしれません。

電力会社の選び方については、こちらの「電力会社・電気料金の選び方とは?プランや比較方法を解説」で詳しく解説しています。

家庭で簡単にできる節電方法には、待機電力の削減、照明や家電の使い方の見直しなどがあります。

どれも簡単なので、ぜひこの記事でご紹介した方法を実践して電気代を抑えましょう。

また、電力会社を切り替えることも、電気代を節約するうえで有効です。

特に今まで電力会社を切り替えたことがないという場合は、電気代を大きく下げられるかもしれません。

ぜひこの機会に検討してみてください。

(出典:環境省|家庭でできる節電アクション 1.こまめにスイッチオフ!)
(出典:環境省|家庭でできる節電アクション 3.エアコンで節電!)
(出典:環境省|家庭でできる節電アクション 4.冷蔵庫で節電!)
(出典:環境省|家庭でできる節電アクション 5.照明で節電!)
(出典:環境省|家庭でできる節電アクション 6.テレビで節電!)

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